



遂に熱中症に…
あくびが止まらない
アイルランドパビリオンとアンゴラパビリオンを楽しんだ万博15回目の訪問の話の続きです。
大屋根リングのベンチの下で休憩していたのですが、おかしいくらいにあくびが止まらないことに気づきました。


おそらく熱中症の症状で、体が酸素をうまく取り入れられない状態になっていたのです。このままでは倒れてしまうといけないので、急遽休憩をすることにしました。
かき氷を食べて休憩
韓国パビリオンの向かいにあるリングサイドマーケットプレイス東に出店している、その名も「インドカレーの店」に入ります。
ただ、いただいたのはインドカレーではなくかき氷です!


かき氷を食べてしばらく休憩していたら、みるみる元気になりあくびも止まりました。



回復してまたウロウロ…
復活していた文明の森
体調が回復したので、再び万博会場を歩きます。まだ行けていなかったベトナムパビリオンを見学し、こちらの黒い木が並んだエリア「文明の森」に向かいます。
こちらは、チェコを拠点とする団体が古代オークと呼ばれる特別な木材を用いたインスタレーションを展開しており、実際に中に入って歩くことができます。


もともと別の国のパビリオンが配置される予定だった場所なので、リングの内側の大きなスペースを使って展示されています。


隣のバーレーンパビリオンとの木材の質感のコントラストも楽しめる、不思議な空間でした。一時期は地震対策などの懸念から入場できなかった時期もあったそうですが、入ることができてよかったです。
オマーンでまた餅を食べる
どのパビリオンも大行列なので、こういう時はとにかく飲食に行きがちです。
前に飲んだオマーンのコーヒー「カフワ」と、その時に食べたハルワ餅の美味しさが忘れられなくて、再びオマーンパビリオンへ行きました。


前回はカフワ(カルダモンが香るブラックコーヒー)だったので、今回はオマーン・デーツ・ラテにしてみたのですが、あまりデーツ感を感じることができず、やはりカフワにするべきだったと後悔しました(笑)
ポーランド定食
まだ早いですが、夕食を食べることにします。ポーランドパビリオンのレストランに並びます。ちょうど夕食に良い時間に順番が回ってくるだろうと思っていたら、15分ほどで入れてしまいました。


こんなことなら先ほどハルワ餅を食べなければよかったと後悔しました(笑)
店内はポーランドの食器(マヌファクトゥラ・ヴ・ボレスワヴィエツという工房のもの)がたくさん飾られていて、見ているだけで楽しいです。


もちろん料理をいただく際の食器もポーランドの食器です。










ポーランド料理に合わせるのは当然ワインかビールだろうと思っていたのですが、なんとこちらのお店はウォッカしか置いていません。
こちらはウォッカのソーダ割りとりんごジュース割りです。


おいしかったのですが、ウォッカらしさを味わうにはロックで飲んだほうがよかったと思いました。
メニューはポーランド料理がセットになった定食のみで、肉料理かベジタリアン料理かを選ぶだけです。そのおかげで、こちらのレストランは料理がすぐに出てきて回転も早いようです。


左上から時計回りに、メニューはこちらです。
- トマトスープ
- サワードウブレッドとハーブクリームチーズ
- レモンヨーグルトケーキ
- ビゴス(ポーランド風キャベツ煮込み)
- 緑レンズ豆ときのこのピエロギ
- キャロットサラダ
こちらでお値段が4,900円なのは、なかなかの驚きですが、ネタとして楽しみました!



またWASSEに避難!
食後は、何度目かわからないほどWASSEに行きます。信州の人気者アルクマさんにご挨拶。


エプソンが提供するシアターにも3回目くらいですが入りました。こちらの日本酒の写真は、おそらく諏訪大社のものだと思われます…。







夜の大屋根リングを楽しむ
赤と白の大きな球体
やることがあまりないなら、さっさとホテルに戻ればいいと思う方も多いでしょうが、この日は帰りの足が確保済みなので、それまでは万博会場にいなければなりません(笑)
日も暮れてきて大屋根リングに登ります。赤と白の大きな球体が、わざと隣に配置されているような感じさえありますよね。


赤いのがシンガポールで、白いのがオランダです。さらに奥に見える小さな白い球体は、デンマークのパビリオンです。
大屋根リングの上から花火
大屋根リングに上って、海の方まで歩きます。


この辺にいれば噴水ショーも見られるのではという算段です。事前の調査はほとんどできておらず、花火はてっきり大屋根リングと一緒に見られると思っていたのですが、まさかの背中側から打ち上がりました(笑)


考えてみれば、海の上から打ち上げるのは当然ですよね。リングと一緒に花火を見ることができなかったのは少し残念ではありましたが、花火の音でリングが振動するほどの大迫力で、それはそれでよかったです。
噴水ショーも上から眺める
噴水ショー「アオと夜の虹のパレード」は前に下からは見ましたが、大屋根リングの上から見るのは初めてです。


ここからだとスピーカーが遠いため、音があまり聞こえない時もありますが、私のカメラのレンズの画角的には、この距離から見るのがベストです。
ショーの途中で、万博とは関係なさそうな花火がちょうどいいタイミングで上がりました。どこの花火だったのでしょうか…。


噴水がメインではありますが、炎の演出シーンも好きです。


上から全景を眺める形で見るのも良かったので、もともと予定していたわけではないのですが、リングの上に上がって正解でした。
大屋根リング空中散歩
そのままリングの上を歩き、上から万博会場を眺めて楽しみます。ひときわ明るく目立つのはトルクメニスタンのパビリオンです。


パビリオンに高さの制限はあったそうなのですが、明るさについてはルールはなかったのでしょうか(笑)
大屋根リングは2段になっているのは、実際に行ってみないとわからない魅力の一つだと思っていて、その姿を残そうと写真に収めようと頑張るのですが、規模がかなり大きいので、私の技量と単焦点レンズの組み合わせでは、その迫力を伝えるのが難しいと感じました。


意図的なのか偶然なのか、日本館も大屋根リングと同じように木を使った円形の建物なのですが、上から見ると大屋根リングの子どものようで、可愛らしく見えます。


日本館のプロデュースは佐藤オオキ氏が手掛けています。
大屋根リングはどこから見ても見ごたえのある建物ですが、私のお気に入りは階段の踊り場から眺める大屋根リングです。


柱の迫力とスケールの大きさがわかるのが、この場所の魅力です。
船で帰るよ
西ゲートからバスに乗って
この日の帰りの足は、西ゲートからの船です。一度乗ってみたいと思っていたので、値下げのタイミングでチケットを取ることができてよかったです。


船が発着する夢洲浮き桟橋へはバスで向かいます。バスに着いたときにはほとんど人がいなかったのですが、最終的にはほぼ満員になって出発しました。


この場所に乗っている人全員が、同じ船に乗ることになります。
夢洲浮き桟橋は仮設の施設だと思いますが、赤と青のパーツが使われ、万博らしさを演出していました。


この赤と青は、デザインがどうであれ万博らしさを表現できる非常に優れたアイデアだったのだと、ここで改めて実感しました。


ミャクミャクカラーの船
船も白をベースに赤と青で塗られています。万博のために特別に色をつけたのでしょうか。


床もベンチも万博カラーで統一されています。


出発後の照明も青に染まり、万博らしさが漂っていて、気分を盛り上げてくれました。


景色を楽しみながら中之島へ
目的地は中之島です。中之島までの道中では、さまざまなスポットを眺めながら、ゆっくりと進みます。
こちらの橋は、舞洲と夢洲の間にかかる「夢舞大橋」です。


この「夢舞大橋」は、世界初の旋回式浮体橋という異名を持ち、緊急時には大型船舶が通れるように、橋の片側を外し、タグボートで引っ張ることで橋を開けられるようになっています!
そのため橋は浮いた状態になっており、「浮体橋」と呼ばれているのですね。西ゲート発着のバスが通る橋なので、橋を渡るときには、そんな仕組みを思い出してもらえたらと思います。
ユニバーサルスタジオジャパンの園内からもよく見えるこちらの橋は「天保山大橋」です。


かっこいい橋ですよね。向こう側には天保山の観覧車が見えます。
まだまだ土木巡りは続きます。こちらの巨大なアーチは、橋ではなく、アートでもなく水門です。「安治川水門」といいます。


閉鎖時にはこのアーチが回転し、水門の役割を果たします。非常にダイナミックな水門です。
そして、最終到着地がこちらの中之島です。この写真に写る白いビルが立っている場所が中之島で、両側には川が流れています。


船はこの手前で下船することになり、正確には中之島そのものに着岸するわけではありません。最終目的地は、手前にある「中之島ノースゲート」という船着き場です。


夜風が心地よい、素敵な船旅でした。ありがとうございました!



パビリオンの感想
ベトナムパビリオン
数年前にベトナムのダナンに行ったことがあるので、親近感のある国です。入場列がまったく動かなかったので、何かおかしいと思ったら、中では人形劇が行われていたようで、人が全然動きませんでした。やっと入れたときには人形劇はほとんど終わっていた上、そもそも会場が狭いため、ほとんど何も見られませんでした(笑)
もともと人形劇目当てではなく展示が目的だったので、まぁ良いのですが。ベトナムらしい楽器や伝統的な服装が展示されています。


その先には発展するベトナムの大企業のエリアがありました。車や遊園地などさまざまな事業を手がけるヴィングループや、


IT企業のFPTなど、


ベトナムの発展を先導する企業の展示が多く展示されていました。
天井から吊るされたホイアンの提灯を見て、楽しかったベトナム旅行を思い出し、懐かしい気持ちになりました。


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