fukuhomuムラーノ島へ
ヴェネツィア本島から近いガラスアートの島
ブラーノ島から船に乗って、本日2つ目の島であるムラーノ島へとやって来ました。


ヴェネツィア本島からかなり近い島ということもあって、島内は先ほどのブラーノ島より人が多く賑わっている印象です。


運河のある美しい街並み
島の中にはヴェネツィアらしい風景が広がりますが、ヴェネツィア本島の運河よりは広々としている印象で、似て非なる雰囲気があります。


運河沿いに建つこちらの一際美しい建物は「パラッツォ・ダ・ムーラ(Palazzo da Mula)」です。


元々は貴族の邸宅で、ムラーノ島に残る数少ないゴシック建築の1つです。モネがヴェネツィアを訪れた際、この建物をモチーフに絵を描き、作品として残しています。



お昼ご飯を食べる
地元民からも観光客からも愛されるラ・ペルラ・アイ・ビザテイ(La Perla Ai Bisatei)
船着場から足早に向かったお店はこちら、「ラ・ペルラ・アイ・ビザテイ(La Perla Ai Bisatei)」です。


ペルラとは真珠(パール)、アイは英語のatにあたる言葉です。つまり「ビザテイの真珠」=名店という意味になります。
ビザテイは、ヴェネツィア語でウナギを意味するbisàto(ビサート)の複数形らしいのですが、それ以上を裏付ける確かな情報は見つけられませんでした。
これが素晴らしきイタリア食堂
足早に向かったおかげで開店すぐに入店でき、この日最初のお客さんになりました。出る頃には行列ができていたので良かったです。
あれこれ悩みながらも、早速注文をしてワインと食前酒からスタート。


ワインのデキャンタのフォルム……これは……サイゼリヤだ……。


もう1つは、イタリアの定番食前酒であるアペロールです。アペロールはまだサイゼリヤにはありませんね。
英語メニューを見せてもらったのですが、他のお店でも注文できるよう、推定したイタリア語メニュー名を併記します。
前菜(アンティパスト/Antipasto)からはこちらの「イワシの玉ねぎ&酢漬け(サルデ・イン・サオール/Sarde in saor)」を。


ヴェネツィアの郷土料理で、おそらく南蛮漬けの祖先のような料理です。油が乗っていて柔らかいイワシが美味しかったです。
プリモピアット(Primo piatto)からは「アサリとムール貝のソースのマッケローニ(マッケローニ・アッレ・コッツェ・エ・ヴォンゴレ/Maccheroni alle cozze e vongole)」を。


ヴェネツィアらしく海の幸を中心に攻めます。パスタはおそらくリガトーニです。隣のテーブルには自由に取れる粉チーズが置かれていて、これがまさにサイゼリヤで100円で頼めるやつ!!


ちなみに海鮮系の料理にはかけないのが常識らしいです。かけちゃったけど(笑)
そしてセコンドピアット(Secondo piatto)から「魚介ミックスフライ(フリット・ミスト・ディ・ペーシェ/Fritto misto di pesce)」を。


前日夜に食べたフリット・ミストが残念な仕上がりだったので、こちらで再挑戦です。揚げたてサクサクでとても良かったです。
最後は「自家製ティラミス(ティラミス・ファット・イン・カーザ/Tiramisù fatto in casa)」で締めます!


来れて良かった! サイゼリヤがイメージしている“楽しいイタリアの食卓”に触れられた気がしました。美味しかった!!


ちなみに周りのお客さんは、近辺で働く50代以上くらいの男性が中心でした。肉料理を頼む人が多く、昼から赤ワインを飲んでいました。
赤ワインの飲み方としては、ジャバジャバと水を入れて薄めて飲んでいる人がかなり多かったです。今度サイゼリヤでもやってみようっと。
大満足!
この近くにはガラス職人が多いようで、観光客向けのお土産屋さんも点在していました。この通りは人の姿がほとんど無かったのですが、ガラス工房のエリアだったのでしょうか。


ヴェネツィア本島とはまた違う街並みが広がっていました。



つづく…

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