【軽井沢旅行記】星のや 軽井沢 宿泊記 ユカワタン編(もしもの集落で過ごす Vol.4)

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「もしもの集落で過ごす」の記事です。(4/5)

約 6 分で読めます。( 2772 文字)

はじめに

@fukuhomu です。秋の軽井沢に行き「星のや 軽井沢」に宿泊した話を書いたブログ記事です。4記事目は夕食を食べに軽井沢ホテルブレストンコートのユカワタンに行った話です。

目次

集落で迎えた夜

夕暮れ時の美しさ

集落に滞在して2回目の夜がやってきます。1回目は真っ暗になってからの到着だったので夕暮れ時のマジックアワーは初。それがなんと、美しいことです。これを作った星野リゾートはやっぱりすごい。(急な上から目線)

こちらはメディテイションバス。白い壁の中は「光の湯」です。

水面に映る集落。iPhoneのカメラ効果で誇張されていることは否めないけれど、本当に美しい場所。そして中が部屋の中が丸見えなのもお分かりいただけるかと(笑)

メディテイションバスはこの通り集落の中で一番高い位置にあるので、冒頭のような集落全体を見渡す景色を眺められます。

集いの館でお迎えを頼んで、夕食へと向かいます。

夕食はユカワタンで…

始まりから物語の世界のように

夕食は星野エリア内にある軽井沢ホテルブレストンコートのレストラン「ユカワタン」です。湯川たん!? 何かの萌えキャラか??という名前に聞こえますが、近くの川である「湯川」とフランス語の時間「temps」の造語です。

お店に着くと早速案内されたのは…外!?!?(笑) いくらあったかい日だからと言っても10月の軽井沢の夜は寒いんよお…と思ったらここは最初の前菜だけだそうです。

焚き火に加えてテーブルはなんと炬燵になっています。これなら最後までいけちゃうかも?(笑)

食前酒はこちらの香り豊かなカペリティフ。

そして見た目も楽しいフィンガーフードがいきなり3種類も出てスタートからいきなり楽しい。

前菜が終わると店内へと移動します。

美味しさが次から次へと

こちらのお店、メニューはおまかせのコース1種類のみ。滅多に来ない訳ですし料理の種類も多いから…というわけでペアリングコースを頼みました。

最初はアミューズブーシュ(2回目w)です。外で3種類頂いたのに追加で4種類!

ここは白ワインと共に。お肉に魚に雲丹に…一口食べるたびに口の中に広がる美味しさに思わず微笑んでしまう幸せ。(その中でも手前の雲丹が一番好みではあった)

お次は「鯉のコントラスト」です。ここからがアントレ。長野県は海が無い県ということもあり、鯉の養殖が盛んな地域。

何がコントラストかというと、さっきまで泳いでいた新鮮な鯉と熟成した鯉を楽しむという料理だからです。どっちも甲乙つけられない美味しさ。こちらは赤ワインと共に。

アントレ2皿目は「猪と茸のラビオリ ジビエのコンソメ仕立て」。ラビオリが美味しいのはもちろん、このコンソメが超超超美味しくてマグカップでいただきたいレベルでした。

こちらの料理へのペアリングは、無し!! コンソメを存分に味わってもらうためのシェフの熱い想いだそうです。

アントレ3皿目は「真牡蠣のポシェ グラニースミスのソルベ」。牡蠣の旨みと林檎の酸味がハーモニーを奏でるこれも素晴らしい一皿。食べ切るのがもったいなくてペース落として食べたのはここだけの秘密w

こちらにペアリングされたのは何と日本酒。微発泡の心地よいお酒でした。

アントレ4皿目は「鰻と牛肉のコンビネソン」。鰻に牛肉にちょこっとご飯。そういえばこのコース、パンが無いんです。(言えば出てきたらしいけど)料理こ種類がとにかく多いので、ここでちょこっとご飯食べれたのが嬉しかった(笑)

ペアリングされたのは赤ワイン。次から次へとワインが注がれて無事部屋に帰れるか心配になってきた頃。お水も飲んでくださいね〜とお水も沢山いただけます。

アントレ5皿目(最後!)は「豚のデクリネゾン」。見た瞬間に可愛いいいって思わず言葉が出てしまう一皿。豚をさまざまな調理法で楽しみます。

こちらはオレンジワインと共に。このワイン美味しかったから個人的に買いたいやつ。

ここからはメイン料理。メインの一皿目は「甘鯛の鱗焼き 鳥賊のナージュ」。ナージュって泳ぐって意味らしいです。このタプタプのソースも美味しくてですね…。

こちらに合わせるのは白ワイン。烏賊の旨みに負けないワインで、ここまで相当飲んでるのにまだ進む(笑)

そして、いよいよメインのお肉料理。お肉は選択式で、鴨、牛、そしてなんと小猪! 猪は滅多に獲れないそうで「運命的な出会い」と言われたので(本当か?w)猪を選びました。

ユカワタンオリジナルのこのよく切れるナイフでいただきます。

そして小猪のロティ。ギュン!!と味が詰まってるこの感じ、未知の肉。人生で小猪を食べることなんてそうそう何度もないだろう、よく味わって食べました。

合わされたワインは本日最も格の高いワイン。ウェイターさんが料理の格に合わせたワインです!!!って自信満々に持ってきてくれたので、気分ももう最高潮ですわ。

デザートの前にはチーズ。こんなチーズ達が…

こんな感じに!! かわいい! 甘口のワインと共に。

そしてお口直しに、洋梨と金木犀のシャーベット。シェフが探し求めてる金木犀の花がなかなか見つからず、結局辿り着いたのはシェフの実家の金木犀だったそうで…。やっぱりシェフになるような人は子どもの頃からの体験が違うのかもって思ってしまった(笑)

アルバムを見返すとこの時にもお酒を飲んでいるみたい。

そしてデザートは栗のスフレ。ふわふわ。急いで食べないといけないふわっふわ!!

きっと真ん中を横断しているのは湯川なんだろうとか、話したような話してないような、もう酔っ払ってしまって記憶が定かではないです。

最後にコーヒーを飲んでおしまいです。

よく食べて飲んだ。料理はもちろんのことウェイターさんの明るい接客も楽しくて、どんどん盛り上げてくれるのがすごかったです。正直、星のや軽井沢にもう1回泊まることはなかったとしてもこちらのユカワタンにはまた来たいです…。それくらい忘れられない思い出になった夜でした。

素敵な時間を供にしたワインと日本酒

  • プイィ フュメ プレリュード 2020年
  • シャトー・ド・ラ・リクイエール システュス レッド 2021年
  • 川中島ふわりん
  • オンチャ ロッソ 2020年
  • アルティザン
  • シャブリ プルミエ クリュ コート ド ルシェジャン マルク ブロカール 2008年
  • ドメーヌ・ヌダン アロース・コルトン プルミエ・クリュ クロ・ド・ラ・クーティエール
  • シャトー・ラ・トマズ ラブレイ 2011年
  • ベルナール ジラルダン シャンパーニュ ルバート ドゥー

気付けば店内は静かに

我々が終わる頃には満席だった店内も静かに。

人が少ないと急に緊張してくる感じ、ある(笑)

再びお迎えに来てもらい、星のや 軽井沢へと戻ります。本当に美味しくて楽しい時間でした。貯金してまた来ないとです。

いよいよ明日は最終日。つづく…

この記事は連載です!

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