ホテルに到着した私とさっとは、Pittsとの合流を果たした。いよいよ旅本番がここから始まる…。
伝説の映画館へ
今回の旅はもう一人の仲間がいる。こじぷぅだ。こじぷぅも同じホテルに滞在しており、すぐに合流ができた。
この4人は出身も住む場所も経歴も全く異なっているが、たった一つ、趣味でつながっている仲間である。いよいよ旅本番の始まりだ。
まずは明日からのD23 EXPOに備えて、チケットを発券する必要があった。ホテルからイベント会場まで徒歩で向かった。
会場の前では、ディズニー社のジョー・ロード氏を偶然見かけ、写真を撮っていただけた。旅が始まってすぐに、一番の憧れの人に会ってしまったのだ。
会場でのチケット発券は淡々と終わった。時刻は午後4時半。予め予約してあったDisney California Adventureというテーマパーク内の人気レストラン、Carthay Circle Restaurantを目指しイベント会場を後にした。
5食目:ステーキとクレームブリュレ
Carthay Circle Restaurantは、世界初の長編アニメーション映画である「白雪姫と七人の小人」を上映した映画館を再現している。その白い建物は青空に映え、とても美しい。
室内に入ると、温かみのある光に包まれる。テーマパークの賑やかなイメージとは少し違う、落ち着いた空間が魅力である。
私達が座った席からは、白雪姫の森が彩られた天井がよく見えた。落ち着いた雰囲気であっても、さりげなく演出されたディズニーらしさはとても心地がよく、気分を高めてくれた。
料理はプリフィックスメニューからいただいた。前菜はチーズがたっぷりかかったサラダだ。
野菜にかかったチーズももちろんだが、パンに載せられたクリームチーズが特に美味しかった。ワインを飲まなかったのを後悔したのはきっと私だけではなかっただろう。
メインは牛のステーキを頂いた。
牛肉の大きさにも驚いたが、牛肉にかかっているソースが初めての美味しさであった。
それはスパイシーに豆を煮込んだアメリカ南部を彷彿とさせるチリソースと、鮮やかな黄色が美しいマンゴーという組み合わせである。チリの香辛料とマンゴーの甘味を交互に味わうことができる、とても楽しい一品であった。
食後のデザートはクレームブリュレを選んだ。
クッキー生地のようなものに包まれており、想像と違うクレームブリュレのその姿に驚いた。一口食べてみると、サクッとした周りの生地と、とろけるクレームブリュレの組み合わせがとても美味しく、大満足のデザートであった。
こうして、新たな旅の始まりを“伝説の映画館”で祝ったのだ。
つづく…
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