



弁天町から行くよ!
最後の万博、はじまる
大阪・関西万博訪問17回目の話です。4月下旬から通った万博も、あっという間にこれが最後になりました。(訪問時はこれが最後になるかもしれないとは分かっていたものの、もしかするとまた来られるかもしれないとも考えていました)
モビリティハブ弁天町
この日は弁天町からのバスの予約が取れたので、弁天町から向かいました。弁天町のバスは「モビリティハブ弁天町」という場所から発車します。
大阪ベイタワーの一部にあり、もともとは弁天町バスターミナルでしたが、2014年に廃止されました。現在はオンデマンドバスの待合スペースという位置づけです。名前はかっこいいわりに、特筆すべき設備はありませんでした。
バスに乗る前の不安はトイレ
バスに乗るとなると、心配性の私はどうしても気になってしまうのですよ……あれが……そう、トイレです。
モビリティハブ弁天町なんていうカッコいい名前なのだから、当然モビリティのハブを名乗るにふさわしい御手洗があるかと予想したのですが、ありません。はあ〜こんなことなら弁天町駅の中で行っておけば良かったと後悔しました。
けれども気になりだすと用を足さずにバスに乗る気にもなれず、係員さんに聞いたところ、隣のタワーマンションの商業エリア2階のトイレが使えるとのこと。というわけで、お世話になりました(笑)
モビリティハブすぐ隣から階段を登ると、3階の弁天町駅とベイタワーをつなぐ連絡通路に出てしまいます。トイレがあるタワーマンションにもつながっていますが、当然3階につながります。トイレが使えるのは2階なのでお気をつけて!!
無事トイレに行きバスで出発します。もうこの清掃工場を眺めるのもしばらくないか〜。


万博に行くまでの道を楽しく彩ってくれてありがとう。
日傘ギネス世界記録が取れそう
西ゲートから入場します。東ゲートもそうですが、入場前の日傘率は「○○平方メートル以内に日傘をさしている人の密度でギネス世界一を取れるのでは」と思うほどです。


後に、日傘が老若男女問わず一般的になった歴史的な出来事として、教科書に載るのではないでしょうか。
やり残したことを終える!
バスで大屋根リングの下を走る
最後の万博は東京に帰宅する日なので、滞在できるのは夕方までです。後悔の数を1つでも減らすために、やり残したことをやり抜く日です!


まず最初のにやる「やり残したこと」は、バスで大屋根リングの下を走ること! さすがに朝イチからバスに乗る人はおらず、すぐに乗れました。


大屋根リングの下を走る時は、少年の心に戻って前の景色をかぶりつくように眺めました。そして、リング下を出たところで下車しました。







カーサブルータスでもこの場所でミャクミャクが撮影されていた写真が採用されていたので、やはり私の師匠はカーサブルータスであると確信しました。
コロンビアのごはん、工事現場みたいなトイレ…
バスを降りて向かったのは、コロンビアパビリオンの飲食コーナーです。


ここでは「レチョナ(コロンビアのローストポーク)」を食べました。


飲み物と食べ物が別の並び列になっていて、お一人様には少し厳しい仕組みだったので、コーヒーは諦めました。大屋根リングの下のベンチで食べました。
通称「工事現場トイレ」も体験していなかったので入ってみました。男子小便器もすべて個室になっているのですが、入口と出口が分かれています。


それだけならいいのですが、使用中であることを示す表示が分かりにくいんです…。使用中なのにドアをガタガタされて、ヒヤヒヤしました…。
個室を出た先(トイレの中心)は夢洲の自然を再現した庭になっています。


この近くには、渋谷からやってきたジュリアン・オピー《People 14.》も置いてあります。





トゥンクトゥンクを探して
まだまだやり残したことはいろいろあります。会期の途中から設置されるようになった、日本で次に開催される万博のマスコットキャラクター「トゥンクトゥンク」のオブジェを見ることです。
どこにあるのかもよく分からないので、とりあえず草むらっぽいところを探しながら歩きました。
SANAAのBetter Co-Beingにはいませんでした。


そういえば、近くでちゃんと見ていなかった謎の建物に近付いてみたら、まさかのアート作品だということが分かりまして!(笑)


(レアンドロ・エルリッヒ)
金沢21世紀美術館のプールで有名な、レアンドロ・エルリッヒの作品です。



静けさの森(通称:迷いの森)を通りつつ、何度お世話になったか分からない推しトイレにもお礼を言いにやってきました。


階段を上まで登って、静けさの森を眺めました。最高のトイレです!!


そんなこんなで歩いていたら、大阪ヘルスケアパビリオンの近くで見つけました、トゥンクトゥンク!


トゥンクトゥンク、ミャクミャク先輩の背中を見て頑張るんだよ。期待してるからね。
ワンハンド海苔弁を食べる
大阪ヘルスケアパビリオンの近くまで行った理由は、大阪ヘルスケアパビリオン内の飲食エリアで、ほっかほっか亭が出店しているワンハンドBENTOの海苔弁を食べるためでした。これもやり残したことの1つ。


昨日は間違えて違うものを買ってしまったからね!!w ここでビールを買うと缶ビールだったので、会場を出たところで高いクラフト生ビールを買い、大屋根リングの下で食べました。


最初のうちは「これが海苔弁かあ〜」という感じであまり感動はなかったのですが、海苔とおかかと白ご飯の組み合わせがやってきたとき、一気に海苔弁らしさを感じました(笑)
自分の中で海苔弁とは「おかか」なんだということに気付かされた、ワンハンドBENTOでした。
トイレも見逃せなかった万博
トイレの話が何度も登場しますが、今回の万博で見逃せなかったのがトイレと休憩所の建築です。
しかし、一部のトイレは都合よく情報が切り取られたことで猛烈なバッシングが起こったことも忘れてはなりません。
その標的となったのが、こちらのカラフルな積み木のようなトイレです。通称2億円トイレ。


その顛末はここでは語りませんが、利用者としてはこのトイレは良いトイレだったんです。
何が良かったかといえば、トイレの中に空気がこもらず、臭くなかったこと。他のトイレは換気の問題以外にも、床や壁に尿が染み込んでいるようで臭いがきつい場合もありました…。というわけで、こちらも私の推しトイレです。
インドの赤い飲み物
前日にパニプリを食べた時に見かけたものの買い損ねた「バジルシード入りローズとレモン水」を買うためだけに、バーラト(インド)パビリオンへ向かいました。
バーラト(インド)パビリオンの飲食コーナーに名を連ねる企業・お店のうち、2店舗「アヒリヤ」「ニルワナム」は東京のお店です。


さて、「バジルシード入りローズとレモン水」ですが、おそらくインドの「ルーファッサレモネード」のことだと思われます。先述のアヒリヤやニルワナムにも置いていない、ローカルなインドを感じられるメニューです。


肝心のその味は、甘さ控えめで飲みなれない風味。最後まで飲むのに気合いが必要でした…w
このドリンクを飲みながら歩いていた時に、WASSEの壁に描かれたアート《桃太郎》(ムネアツシ)を、誰にも邪魔されずに見ることができました。


鉄道愛強めなJR西日本のショップ
西ゲート近辺にあるJR西日本の公式ショップも、まだ行っていなかったので入店しました。鉄道愛を感じる内装です。


お会計カウンターは大阪環状線と京都線のホームを模しており、


レジ1つひとつに乗り場の番号が付いています。





いのちめぐる冒険 超時空シアターへ
奇跡的に当日予約が取れた「いのちめぐる冒険 超時空シアター」を体験しました。これが本当に最後のパビリオン体験になります。


null²を見るのもこれが最後ということで、青空に溶けるような姿を見られて良かったです。


外装は、万博サウナ「太陽のつぼみ」を手がけた太陽工業によって開発されたものとのことです。
奥地のビリヤニを求めて
かっこいいこのアートも見納めか
いよいよ万博もラストスパートに近づいてきました。まだ食べられていなかった西の奥地のフードコートにあるビリヤニを食べに向かいます。
西ゲート近辺にあるこちらのアートは、何度見てもカッコいいですよね。


西の最果てフードコート、正式名称はグランドフードコートに到着です。トルコ・イタリア・インド・バングラデシュ・日本という5か国の料理をそろえた、前代未聞のフードコートです。


国ごとにカウンターが分かれていますが、バングラデシュとインドは料理が同じような気がします…。





バングラデシュのビリヤニ?
インターネットでは壺ビリヤニがバズっていたのですが、すでに壺は品切れで、通常のお皿のビリヤニを食べることにしました。値段は正直、高い(笑)


ビリヤニと一緒にビールをいただきます! ふわっとしたビリヤニで、とても美味でした!





フードコート内に見どころ色々
フードコート内には非公式スタンプもあります。絵柄は素焼きのチャイカップです。


展示スペースもあり、なんと自由に座って写真撮影することも可能。


こちらの籠はパルキ(結婚式の籠)というもので、解説文を読む限り「バングラデシュを含むインド亜大陸の結婚式や巡礼などでも使用」と書かれていました。


バングラデシュが先頭にあることから、このフードコートはバングラデシュのメンバーが主体となっているのかもしれません…?
大阪・関西万博にありがとう
サステナドームに行ってなかった!
さて、そろそろバスの時間が近づいてきました。まだ行けていなかったサステナドームに入ります。


こちらの建物は、鹿島建設がCO2排出量の少ないコンクリートを使い、短工期・低コストで建設できるドーム施工法を採用したものです。中の展示は多くなかったので、さっと見て外に出ました。
リングに別れを
さあ帰りますか…と思ってゲートを出ようとしたのですが、急に大屋根リングが恋しくなってしまい……。


一番近い大屋根リングまで速足で向かい、柱を撫でながら「ありがとう」と何度も言いました。





伊丹から帰ります
大屋根リングに別れを告げに行ったせいで、バスの並び列が後ろの方になってしまい、補助席になってしまいましたが、無事に伊丹空港に到着です。


ミャクミャク様がたくさんいます。


万博が終わったらいなくなってしまうんですかねえ。
飛行機に乗る前の夕食は、たこ焼きとハイボール。ごちそうさまでした、大阪!!








パビリオンの感想
いのちめぐる冒険 超時空シアター「499秒 わたしの合体」
撮影は一切NGのVRシアターでした。円形のドームのような空間で、中心に向かって鑑賞者が円形に座り、それぞれがVRゴーグルをかけて楽しむシアターです。なかなか迫力があって、楽しかったです。
出たところにはアテンダント・ユニフォームの絵が飾ってありました。アイドルの衣装のようで、着ているスタッフさんに案内された時、何の人かと思いびっくりしました!


ジュニアSDGsキャンプ(サステナドーム)
サステナドームの中で行われている「ジュニアSDGsキャンプ」。複数の企業からSDGsにまつわる展示が並んでいます。


こちらは「EOCIS HAND WASHER」。コップ一杯の水で除菌物質とファインバブルを用いて、手をきれいに洗える機械です。手を入れると手に映像が映るという楽しい仕掛けも付いています。


こちらは会話AIロボットのRomi(ロミィ)です。場所が悪かったのか、音声があまり伝わらなかったようで、会話はうまくできませんでした…。










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