



大阪2日目の万博!
ホテルから会場に直行
大阪旅行2日目ももちろん万博です。入場は東ゲートからしました。御堂筋線が万博関係なく混んでいて本町駅の乗り換えが騒がしいので、東ゲート入場でも弁天町乗り換えのほうがいい気がしてきました。


大屋根リングには、数箇所このようなギネス認定のプレートがありました。会期が終わって取り壊されたら、ギネス認定は外れるのでしょうか?


こちらのネパール館はまだ完成していません。


工事をしている様子もなかったのですが、どうなるのでしょうか…。
やっぱり混んでますよねえ〜
今日は土曜日なので、やはり前日の金曜日より混んでいます。しかし、学校による遠足がないため、前日より来場者の年齢層は高めです。
海外パビリオンを中心に楽しむ
アゼルバイジャンからスタート
今日予約できているパビリオンは、午後の「未来の都市」だけなので、ぷらぷらと歩きながら目についたパビリオンに入ることにします。
そして最初に入ったのはこちらのアゼルバイジャン館。「7つの美」がテーマなのでアーチも7つあります。


タイミングが良く、ほとんど待たずに入ることができました。アゼルバイジャンは、中東に位置するイスラム教徒が多い国です。
木彫りのこの像は回転していて、美しい建物と木彫りがとても幻想的な雰囲気を醸し出していました。


アゼルバイジャン館の3階にはカフェがあります。


アゼルバイジャンのスイーツがいただけるのですが、あいにく現在は全て売り切れで、食べられなかったのでお茶だけ飲みました(笑)


それなら1階の階段の前にその旨書いておいてくれよ〜と思いましたが、万博でそのようなことを期待すること自体が野暮というものです。
モナコ、夜の地球などなど…
アゼルバイジャン館のすぐ近くにあるのがモナコ館です。モナコ館は建物と庭園に分かれていて、建物からの入場は少し並んでいましたが、途中の庭園からの入場はすぐに入ることができました。


しかし、建物の上層階にはワインバーがあるらしいので、そちらもぜひ行ってみたい…。
そしてまた、その近くにある「夜の地球」へ行きました。博覧会協会と経済産業省によるパビリオンです。元々はイランが利用予定だった建物を使っています。


こちらでは、震災でも奇跡的に無事だった輪島塗りの大きな地球儀を見ることができます。輪島塗り以外にも、日本各地の伝統芸術についても紹介されている施設です。
たくさんの「大漁」の旗とサザンオールスターズのBGMで、せっかくの黒い建物がまるで海鮮居酒屋のようになっていましたが…(笑)
まだまだ続く海外パビリオン巡り
まだまだ海外パビリオン巡りを続けます。
真っ赤な色が目立つトルコ館。展示はあまりなくて、館内の飲食スペースにリソースを割いている感じでした。さすがトルコw


タイ館は鏡張りになったファサードに左右対称のタイの建物が写るという、すごいアイデア作品です。しかし、行列が長かったのでまた今度にします!


そして、昨年行ったことがあるスペイン館に入ることに。


スペイン館は海と太陽をモチーフにした建物です。建物のファサードが斜めになっていて、全て階段です。この階段を登って、太陽をモチーフにした円形にくり抜かれた部分の先に、パビリオンの入り口があります。


これまたすごい建物ですよね。各国のアイデアの競い合い、一時的な建物だからこそできる大胆な表現…見ているだけでも楽しめます。
次はオーストラリア館です。予約はしていなかったのですが、予約なしの列もあり、並んで見ることができました。


オーストラリア館もそこそこ並んでいたのですが、隣のサウジアラビア館はさらに大人気でした。


Xでバズると、途端に人気が出やすいのがSNS時代の万博といった感じです。
この辺りにも、リングの外側に民間のパビリオンがあります。巨大な「西陣織」の建物(写真左)は、飯田グループのパビリオンです。右はガスパビリオンです。


大屋根リングがすぐ近くまで迫っているので、パビリオン前のスペースが狭く、パビリオン全体像を眺めるのが難しいのが、数少ない残念なポイントとなります。
ネットで話題になった休憩所
歩いていたら見つけたこちらは、ネットで「危険!」 と大批判にさらされた休憩所です。


当初の完成イメージでは、もう少し岩が大きかったような気がするのと、落下防止用ネットもなかった気がしたのですが……。


ちなみに休憩所といっても、隣接した建物に室内もあるので、この岩で造られた天井が日よけにならなくても、雨風を凌げる休憩できるスペースは存在しています。


すぐ近くには、まだ工事中のインド館(バーラト館)もあります。ネパールと違って、こちらは作業が進行中でした。


片方の手が青いのは、やはりヒンドゥー教を表したモニュメントなのでしょうか。
西ゲートのさらに向こうへ
遠過ぎ!未来の都市
「未来の都市」は、日立やKDDI、クボタなど複数の企業が共同で出展しているパビリオンです。西ゲートのさらに向こう側にあります。会場では特に大々的な説明は無いですが、「フューチャーライフ万博」というテーマのエリアです。しかし、とにかく遠すぎます。


遠い分、土地を広く使えるようで、建物はおそらく会場内で一番大きい(全長150mもある!)のではないかと思います。大屋根リングの近くには作れなさそうです。
この近辺には、空飛ぶ車の発着場もあります。止まっているところを見ることもできました。


「未来の都市」から、再びパビリオンが密集するエリアへと戻ります。あまりに遠いので、有料バスで帰ろうと思いましたが、行列がすごかったので諦めて歩きました。
そろそろ帰る時間だけど駆け込みで…
当日予約できたBLUE OCEAN DOMEへ入ります。建築は坂茂氏のものです。美しい。


そして、そろそろ帰る時間。あっという間!すぐに入れたカンボジア館に入りました。


そして、帰りは西ゲートから帰ります。青空を背景にした沢山の国旗が美しいです。


桜島駅までのバスの車窓からは、独創的な見た目で有名なゴミ処理施設「大阪広域環境施設組合舞洲工場」が眺められます。










【写真あり】パビリオンの感想
アゼルバイジャンパビリオン
映像を見てから展示という流れです。


建物を外から見てわかる通りアーチ部分が広いので、展示スペースはコンパクトでした。
モナコパビリオン
モナコは人口約3万人ほどの小さな国です。日本における市の要件は5万人以上とされていますが、それよりも少ない人口しかいません。



しかし、世界の中でも最も裕福な国の1つであり、立派なパビリオンを構えています。樹齢500年のオリーブの樹を用いた日本式庭園が、見どころの1つです。


庭園の最後には、海の保全をテーマにしたド派手な展示も楽しめました。


パビリオンのメインの建物の方にはワインバーがあるとのことなので、再訪を誓いました。
夜の地球 Earth at Night
パビリオンの名前にもなっている「夜の地球」が一番の見どころです。作品は石川県輪島漆芸美術館から運び出されたものです。この部屋に至るまでに、実際の製造工程の写真も見ることができます。
とても深く美しい黒の地球儀。人々の暮らす場所は明るく金色に輝いていて、美しさが際立っています。


地球儀の周りには、各都市の地図を再現した作品もあります。こちらは地球儀よりも近くで見ることができます。


トルコパビリオン
トルコパビリオンでは、中央に国旗に描かれている太陽と月を模した巨大モニュメントがあり、まずそのスケールに驚かされます。


左右には展示があり、白雪姫の鏡のような顔が話しかけてくるインタラクティブな展示などもありますが、展示内容は全体的に少なめです。
力が入っているのは奥のレストラン!


ほとんどレストランのための建物なのではと言ってもいいほどです(笑)
スペインパビリオン
正面の階段を登って入った展示室は、「黒潮」から発想された海の展示。海を通した日本とのつながりや、海におけるスペインの科学技術の紹介のコーナーです。


そして、その次のフロアはスペインの文化的な側面にスポットライトを当てて、さまざまなポストカードでスペインを知ることができます。


1つ目の部屋とは正反対の、オレンジで明るい印象です。どちらかというと、こちらの部屋の方が「みんなが思うスペイン!」といった印象にも感じますね。
最後に出たところにはお土産屋さんと、ちょっとしたアルコールがいただける売店があり、せっかくなのでスペインのスパークリングワインをいただきました。Raventós Blanc de Blancs 2022(ラベントス・ブラン・ド・ブラン)です。


お値段1,210円でした。美味しかった! 今度買おうっと。
オーストラリアパビリオン
中に入ると、オーストラリアの自然の中!


木の陰をよく見ると、オーストラリアならではの動物を見つけることができます。奥の壁は鏡張りになっているのですが、そのおかげでかなり広々とした空間に感じられて、作りとしても面白い展示でした。


2つ目の部屋は、沢山のスクリーンに囲まれた部屋です。ここでは、オーストラリアの海の自然をイメージした映像を楽しみます。


ダイビングしたことがないからわからないけれど、なかなかド派手な空間でした…(笑)


未来の都市
大阪・関西万博における「未来社会のデザイン」の6つのテーマに掲げられたうちの1つである、「フューチャーライフ万博」の核となるパビリオンが、この「未来の都市」です。


西ゲート側の最も奥に位置します。クボタやIHI、日立製作所、KDDIなど、業界を問わずさまざまな会社が出展しています。
全体としては、企業同士の展示の結びつきはなくて、幕張メッセでやるような展示会のように感じてしまいました…。


川崎重工からは、人が乗れる四足歩行のロボット「CORLEO」が出ています。


BLUE OCEAN DOME
BLUE OCEAN DOMEは企業色が薄い感じに仕上がっていますが、石鹸のサラヤと製紙・ダンボール等のレンゴーによる民間パビリオンです。


坂茂氏によるこちらの建築は、竹・カーボンファイバー・再生紙で作られています。なお、会期が終わると、別の場所で再利用される計画です。
パビリオンは3つのドームから構成されており、1つ目のドームは竹のドーム。「循環」をテーマにした水が流れる大きなインスタレーションを見学します。


2つ目のドームはカーボンファイバーのドーム。こちらでは映像を見るのですが、正直、これがちょっと気持ち悪くて……。


おそらくその気持ち悪さこそが作品としての狙いだと思うのですが、なかなかくるものがありました。集合体恐怖症の方には絶対におすすめしません。
最後は紙で作られたドーム。坂茂といえば紙(紙管)の印象がとにかく強いですよね。こちらはイベントが開催できる空間になっています。


カンボジアパビリオン
カンボジアパビリオンは船と船に乗った人形がお出迎えです。


中に入ると、稲作の再現がまず目に入ります。


そして、一番奥にはコー・ケー遺跡をモチーフにした展示があります。記念撮影にもいい感じです。





また、コー・ケー遺跡の反対側にはアンコールワットの彫刻があります。


いつか行ってみたいアンコールワット。来年あたり行こうかな…。
コメント