太宰府天満宮の神秘的な仮殿へ!/お昼は「牧のうどん」で肉ごぼううどん

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「秋の佐賀旅行」の記事です。(3/6)

約 4 分で読めます。( 1895 文字)

はじめに

福岡と佐賀に行き、美味しいものを食べ、建築やアートを鑑賞したりする旅行の話です。2日目はまず太宰府天満宮に向かいます。藤本壮介氏による太宰府天満宮の仮殿を見学し、牧のうどんでうどんを食べた話です。

太宰府天満宮に行こう

大混雑の参道

博多のホテルで朝食を食べてから、観光に出発します。最初の目的地は太宰府天満宮です。

博多から車で向かったのですが、途中の渋滞がひどく、想定よりかなり時間がかかって到着しました……。

駐車場も空きが全然なく、やっとのことで民家の敷地を利用した駐車場に止めることができました。

車を降りて参道を歩くと、そこにもものすごい人の群れが広がっていました。

太宰府天満宮の参道の人混み

韓国や台湾から来たと思われる観光客もたくさんいて、太宰府天満宮がアジアの人たちにも人気の観光地だと実感しました。

「やす武」の梅ヶ枝餅

太宰府天満宮に向かって歩いて行く途中、「やす武」の梅が枝餅を食べることにしました。

太宰府天満宮の参道にある梅ヶ枝餅のお店「やす武」の看板

昔の建物を生かしつつ、かなりモダンに改装されていて、ひときわ目立つお店でした。

太宰府天満宮の参道にある梅ヶ枝餅のお店「やす武」の外観

ガラス越しに、職人さんが手際よく梅が枝餅を焼いている様子が見えます。

太宰府天満宮の参道にある梅ヶ枝餅のお店「やす武」の店内
奥のガラス張りの部屋で従業員が梅ヶ枝餅を焼いている
手前のカウンターで従業員が梅ヶ枝餅を販売している
太宰府天満宮の参道にある梅ヶ枝餅のお店「やす武」店内のガラス張りの部屋で従業員が梅ヶ枝餅を焼いている

焼き上がった餅は小さな穴を通じて売り場に供給される仕組みで、餅が出てくる様子が面白かったです。

太宰府天満宮の参道にある梅ヶ枝餅のお店「やす武」店内のガラス張りの部屋で従業員が焼いた梅ヶ枝餅をカウンターの従業員に受け渡す

焼きたての餅はとても熱く、舌を少し火傷してしまいましたが、とても美味しくいただきました。

太宰府天満宮の参道にある梅ヶ枝餅のお店「やす武」店内で撮影した梅ヶ枝餅
参道に梅ヶ枝餅のお店は30軒以上あってどこで買おうか迷ってしまうピヨ

あの建築家のスタバ

すぐ近くには、有名なスターバックスコーヒーの店舗があります。こちらは、有名な建築家・隈研吾氏が手がけた作品として知られています。

太宰府天満宮の参道にあるスターバックスコーヒー
店の前で記念撮影をしている海外の方が多かったです!

今しか見れない! 仮殿に驚く

緑豊かな仮殿にお参り

参道があの混雑ぶりでしたので、当然境内もものすごい人の数でした。ここまで来て気づいたのですが、季節的に七五三の家族連れが非常に多いようでした。

太宰府天満宮の楼門から仮殿を見た景色

太宰府天満宮の本殿は、現在大規模な改修工事を行っており、手前に建設された仮殿が参拝先になっています。

晴れた日の太宰府天満宮の仮殿に多くの参拝客が並んでいる
良い意味で草生えるw

この仮殿はただの仮設ではなく、建築家・藤本壮介氏の作品となっています。

晴れた日の太宰府天満宮の仮殿

天井には草木が植えられており、これまで見たことのない独特な形をしていますね。

晴れた日の太宰府天満宮の仮殿を斜め横から見たところ

横から見ると、その天井はかなり薄く見えるため、一体どのようにしてこの草木が植えられているのだろうと不思議に感じました。

晴れた日の太宰府天満宮の仮殿を横から見上げたところ
3年限定の仮殿とのことですが、どうしても見たかったので訪れることができて本当に良かったです!

菅公歴史館で学ぶ

奥には歴史館があり、博多人形を使って菅原道真の人生が表現された展示があります。せっかくなので、こちらも見学しました。

太宰府天満宮の歴史館の展示
博多人形で再現された「梅の花の歌」のシーン

宝物殿では「藤本壮介展 太宰府天満宮仮殿の軌跡」が開催中

参道に戻る途中には、宝物殿もあります。宝物殿では、先ほどの仮殿を手がけた藤本壮介氏が仮殿を設計するまでの過程を紹介する展示が行われており、これも今回の旅の目的の1つでした。

太宰府天満宮の宝物殿で開催されている藤本壮介展の大きなポスター
 

展示は宝物殿の最後の部屋が使われています。現在の形が選ばれるまでに試行錯誤を重ねた様子が、多数の建築模型やCGイメージを通じて展示されています。

太宰府天満宮の宝物殿で開催されている藤本壮介展の展示の様子 手前に建築模型、奥にCG写真が飾られている

とんがりコーンのようなものやジャングルジムのようなものなど、ユニークな案もあり、非常に興味深かったです。

太宰府天満宮の宝物殿で開催されている藤本壮介展に飾られたCGイメージ

先ほど見た草木が植えられた屋根の図面も大きく拡大され、横から確認できるようになっています。

太宰府天満宮の宝物殿で開催されている藤本壮介展の展示
草木が植った屋根の断面の図面

草木は季節の変化を考慮して選定されているとのことでした。

太宰府天満宮の宝物殿で開催されている藤本壮介展の展示
屋根に植えた草木の説明

また、草木を植える前の建設途中の天井に木を植える様子を写した写真も展示されています。一見薄く見える天井ですが、草木を植える部分はしっかり深さが確保されていることがわかりました。

太宰府天満宮の宝物殿で開催されている藤本壮介展の展示
屋根に木を植える様子の写真

展示を堪能し、大満足で太宰府天満宮を後にしました。

展示は2025年8月までの開催ピヨ!

せっかく来たならこちらも! 観世音寺へ

歴史を感じる境内

太宰府天満宮の次は、観世音寺(かんぜおんじ)に立ち寄りました。こちらは、先ほどの太宰府天満宮とは全く雰囲気が異なり、人影はまばらでしたが、歴史を感じる静かな空間です。

観世音寺の講堂
講堂

宝蔵がとにかくすごかった

このお寺には「宝蔵」と呼ばれる立派な施設があり、そちらを見学しました。正倉院風の建物です。

観世音寺の宝蔵
正倉院を思わせる和風の意匠の鉄筋コンクリート造りの建物
観世音寺の宝蔵
入館料と開館時刻の案内

中は写真撮影が禁止されているため、文章での説明となりますが、堂内には立派な仏像が何体も安置されており、非常に見応えがありました。

太宰府天満宮を訪れた際には、ぜひこちらにも足を伸ばしてみることをおすすめします。

宝蔵の中に入った時、思わず声が出ました

お昼は博多のうどんです

牧のうどん 大野城店へ

太宰府を後にして、いよいよ佐賀へ向かいます。お昼ご飯は道中で「牧のうどん」を食べることにしました。

牧のうどん 大野城店の外観

運良く席が空いていてすぐに座ることができましたが、その後すぐに大行列ができており、福岡での人気の高さを実感しました。

甘くて濃い! 肉ごぼううどん

たくさんあるメニューの中から選んだのは、やはり名物と言われている肉ごぼううどんです。

牧のうどんの食事
肉ごぼううどん

うどんの汁の甘さに、とにかく驚きました。

そして、うどんの麺が柔らかいという事前情報は知っていましたが、あっという間に汁を吸う様子には衝撃を受けました。テーブルに置かれた追い出汁を数回足しながら楽しみました。

ごぼう天も予想とは異なり、衣が想定の3倍くらい分厚かったです(笑) せっかくなので、かやくご飯も一緒にいただきました。お腹いっぱいです。

牧のうどんの食事
かやくご飯
かねてから行きたかった太宰府天満宮の仮殿と牧のうどん、どちらも無事こなせて良かったです

この後は吉野ヶ里遺跡へと向かいます。

この記事は連載です!

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