大地の芸術祭に行きたい!
新潟県の越後妻有エリアを舞台に開催する現代アートの祭典
東京からどう行くか?
芸術祭の開催されるエリアは、大地の芸術祭の名前が表す通り非常に広大で、東京23区の広さを超えます。その広大なエリアをどう巡るかというのが、まず大きな問題です。
エリア内の主要スポットを巡る公式のツアーも用意されていますが、今回は車で行くことにしました。
何泊で行くか?
次に何泊にするかというのが問題です。先述の通り、芸術祭の開催エリアは非常に広く、作品数も311(2024年開催)と膨大です。(なお公式アプリに搭載された、作品を巡る電子スタンプラリー機能のスタンプ総数は298でした)
ぜんぶを巡る気は全くなかったですが、それでも行ってみたい場所はいくつかあります。作品と作品の距離も離れているので、移動時間の考慮も必要です。
迷った挙句の結論は「3泊3日」です。初日は東京を夕方に出発し、途中の高崎で1泊します。
その日は作品を巡る日数には含まれないので、「3泊3日」というわけです。
3泊3日の振り返り
実際に行ってみた感想としては、満足して回ることができました。スタンプラリーの数は100/298でした。
ただし、津南エリアには1つも行くことができませんでした。人気施設は平日に訪れたので、混んでいなかったのは正解でした。
それぞれの展示が離れているため、移動の順番が重要となるので、事前に計画を立てることが必須です。
肝心のルート設計!
ルートの概要
ルートは次のように組みました。
- 1日目:AMに中里エリア、PMに十日町エリア
- 2日目:AMに松之山エリア、PMに松代エリア
- 3日目:朝に松代エリアを少し見て、川西エリアへ
エリア名だけ言われても何のことじゃい!という感じですよね。代表的な作品を紹介しながらそれぞれの日を振り返ります。
1日目:中里→十日町
1日目は中里エリアからスタートし、清津峡トンネルのTunnel of Lightsへ。
Tunnel of Lightsは数ある作品の中でも最も人気があり、混雑します。休日は予約制なので、予め準備が必要です。
その後、近隣の作品を鑑賞しました。
午後には十日町エリアに移動します。途中には、名物の妻有そばの人気店が立ち並ぶエリアがあります。
十日町エリアには拠点施設である「越後妻有里山現代美術館 MonET」があります。
京都駅ビルや梅田スカイビルで有名な原広司氏の建築で、現代美術を堪能できます。
その後、山奥にある「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」に移動しましたが、到着が閉館40分前になってしまいました(笑)
鑑賞後は、本日の宿泊先である松之山エリアの「松之山温泉 ひなの宿 ちとせ」に移動し、1日目の旅程は終了です。
2日目:松之山→松代
2日目は松之山エリアを巡ります。まず「『森の学校』キョロロ」に行きます。
そして次に、人気の「最後の教室」へ。「最後の教室」は今回の旅行で最も楽しみにしていた作品です。
その後、近辺の「家の記憶」や「32 Resting Stones/三二と休石」といった民家をそのまま活用した作品を鑑賞しました。
お昼頃から松代エリアに移動し、拠点施設である「まつだい雪国農耕文化村センター『農舞台』」へ。こちらの「越後 まつだい里山食堂」でランチを食べました。
農舞台の近隣は、最も作品が集まっているエリアです。それらの作品を見た後、「ドクターズ・ハウス」に行ってから、次の宿泊先である「まつだい芝峠温泉 雲海」に移動し、2日目は終了です。
3日目:松代→川西
3日目は最終日です。「まつだい芝峠温泉 雲海」から歩いて行ける作品を見てから、出発しました。
松代エリアでたまたま通りかかって見た「人 自然に再び入る」は想像の数倍の大きさで驚きました。
この日向かったのは川西エリアです。川西エリアの「時の回廊 十日町高倉博物館」は、3日間に巡った会場の中で最も山の奥深いところだと思います。
その後はジェームズ・タレルの「光の館」を見に行きます。
金沢21世紀美術館にも似た作品があり、有名ですね。「光の館」は「ナカゴグリーンパーク」という施設の中にありますが、施設の中の芝生広場にも作品が展開されているので、それを見た後に立ち去りました。
最後に、お昼ご飯を食べてスーパー・酒屋でお土産を買ってから新潟を出ました。
これにて、大地の芸術祭を巡る旅は終了です!
事前準備と持ち物
事前準備したもの
事前準備は次のものを用意しました。
- 公式ガイドブック
- パスポート
- パスポートケース(首から下げるやつ)
持っていったもの
そして、当日に持っておくと便利だったものは以下の通りです。
- 虫除けスプレー
- タオル(足湯があるよ!)
- ペットボトルの飲み物
- ペットボトルの保冷ホルダー
- 日傘とサングラス
大地の芸術祭は自然の中で繰り広げられるアートイベントですので、自然の中に行くことを決して忘れずにw 白い靴で行かない方がいいです!(経験者は語る)
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