
十日町エリアを巡る
中里エリアを終えて
中里エリアで「清津峡トンネル」や「たくさんの失われた窓のために」を見た後、十日町エリアに移動します。





名代生そば 由屋へ
途中、蕎麦屋が多く並ぶエリアに立ち寄り、選んだのは「名代生そば 由屋」です。


大人気のお店で、かなりの人が待っていました。ここでいただくのは「妻有そば」です。
妻有そばはつなぎに「布のり」が使われているのが特徴で、そのおかげで強い弾力性があり、ノリの香りが漂うとても美味しいお蕎麦でした。


初めての味わいです。一緒に天ぷらもいただきました。





越後妻有里山現代美術館 MonET
原広司による解放的な美術館
十日町エリアで最初に向かったのは「越後妻有里山現代美術館 MonET」、通称モネです。
建築は梅田スカイビルや京都駅ビルで有名な原広司によるもので、建物の中央には大きな水盤があり、それを取り囲むように各施設が配置されています。


この水盤はレアンドロ・エルリッヒの作品で、今は芸術祭の期間中、「阿弥陀渡り」という上を歩く展示も行われています。
モネ船長と87日間の四角い冒険
大地の芸術祭では、水盤を取り囲む形で「モネ船長と87日間の四角い冒険」という特別な展示も開催されています。


その展示の1つ、「溢れる」は水風船がたくさん飾られていて、太陽の光が反射して美しかったです。


原広司が関わる展示もあり、真っ暗な部屋に入ると25個の譜面台が並んでおり、それが光る様子を楽しむことができます。


原広司+東京大学生産技術研究所 原研究室
常設作品の鑑賞
ここからは美術館の中に入ります。こちらは美術館内にある、ロシアの作家による「白い服 未来の思い出」という展示です。


遠くから見ると綺麗ですが、近くで見るとその美しさの中に少し死を感じさせるものがありました。
階段を上がると有名な作家の作品も多く展示されており、「movements」は目[mé]の作品で、8000個の時計で構成され、全体が動いているように見える不思議な作品でした。


他にも、人が中に入ると生きているように感じる作品もありました(笑)


「16本のロープ」という旧ソ連の作家 イリヤ&エミリア・カバコフによる作品もありました。


中でも一番楽しみにしていたのが、名和晃平による「Force」です。


黒いシリコンオイルが絶え間なく循環し、上から流れ落ちる様子はずっと見ていても飽きない不思議な作品でした。
水盤の上を、歩く!
美術館の外に出た後、水盤の上も歩いてみました。幅が思っていたより狭く、少し怖かったです。


実際、案内の方も落ちてしまったことがあるそうです(笑)


鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館
小学校を再利用した美術館
旅館に行く前にもう一つ美術館を訪れました。それが「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」です。


こちらも小学校を再利用して作られた美術館で、展示全体が物語のように展開されています。
もともとこの小学校に通っていた3人の子供たちが主題になっていて、体育館は圧巻の世界でした。


教室を利用したカフェもあります。


展示は2階へと続きます。


2階では自転車をこいで人形を動かし、楽器を鳴らす面白い展示がありました。


教室の中には子どもたちが。名前はユカ、ユウキ、ケンタ。





そしてこちらが学校のお化け「トペラトト」です。子どもたちの笑い声やおしゃべりを食べるお化けです。


外には水車があり、これも回すことができます。


ヤギに見送られて、本日の旅館へ
ヤギも飼われていて声をかけましたが、特に反応はありませんでした(笑)


その後、本日宿泊する旅館に向かいました。



つづく…
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