【富山旅行記】高岡でANDO建築「ミュゼふくおかカメラ館」と高岡城、高岡市美術館、瑞龍寺(早春のとやま旅 Vol.2)

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「早春のとやま旅」の記事です。(2/4)

約 6 分で読めます。( 3195 文字)

はじめに

@fukuhomu です。3月に富山県の富山市と高岡市に行った旅行を書いたブログ記事です。2日目は高岡でANDO建築の「ミュゼふくおかカメラ館」と「高岡城跡」「高岡市美術館」「瑞龍寺」に行った話です。

目次

2日目は高岡市へ

あいの風とやま鉄道に乗って

ドーミーイン富山をチェックアウトして次の目的地へ。うかうかしてたら時間ギリギリになってしまい市電の停留所まで走りました。案外ここから駅まで距離があるんですよねえ。

本来であれば富山駅で次のホテルに荷物を預けてから移動するはずでしたが、間に合わずでそのまま駅へ。あいの風とやま鉄道で高岡方面に向かいます。

ローカル電車でまったり旅行だ〜なんて考えていたら予想と全く異なる大混雑の車内。何でこんなに人が乗ってるのに本数は少ないし車両は短いの……という電車でした。

福岡駅で下車

まず向かったのは、高岡駅よりさらに向こうの福岡駅です。

福岡だけど、富山です。

駅舎はかなり立派。1日1,000人以下の利用者数なのに南関東の私鉄の小さい駅より立派です。

富山でANDO建築探訪

それは住宅街に突然現れる

福岡駅に来た理由はここに安藤忠雄設計の建築があるからです。駅から少し歩いていくとすぐ、異質な建物が民家の向こうに目に入ります。

これがそのANDO建築「ミュゼふくおかカメラ館」です。富山県唯一の安藤忠雄設計の建築です。

ミュゼふくおかカメラ館の中へ

エントランスを入ると細長い筒を切ったような建物。住宅街の隙間にこんな建物を作るなんて…。こちらにお住まいの方は毎日部屋からこの建物が見られるということですねw

この筒の中に展示スペースが…!?

反対側から見ても筒です。

筒から突き出ているこちらが入口です。では中へ。

入口に入って入場料を払って中へ。広々とした入口に作品が展示されています。

入り組んだ構造になっていて建物のなかを回りながら次から次へと展示を眺めるようになっています。展示されているのは写真です。

このスロープと若干細い通路がANDO建築ですねえ。楽しくて2周しました。

最後には珍しいカメラの展示エリア。施設の名前からすると元々はこちらがメインかもしれないですね。その一角にアイデアのラフスケッチと図面が展示されていました。

椅子や展示台も安藤忠雄デザイン。かなり力が入ってますね。

建築の図録は無かったです。建築探検としてかなり楽しめたので富山に訪れた際にはおすすめです。

高岡に移動

富山ブラックラーメン!

福岡駅に戻り再びあいの風とやま鉄道に乗り、高山駅へ。富山県第二の都市です。結構都会!

お昼は駅前のこちらのラーメン店、らぁめん次元。開店と同時に入店という素晴らしいタイムスケジュールです。

富山&高岡名物が一回で楽しめる「富山のご当地グルメセット」を注文します。富山ブラックのラーメン(黒醤油ラーメン)と高岡名物のコロッケ、それにとろろ昆布おにぎりが食べられるセットです。

富山ブラック、見た目通りなかなか味が濃い!! のでおにぎりとの相性抜群でした。開店するとあっという間に満席になったので早めに来れてよかった〜。ごちそうさまでした。

高岡市内観光

富山ブラックのあとは観光を再開します。お店の前にはドラえもんとそのお友達の像がたくさんありました。可愛い!

しずかちゃんは何を見て驚いているのか!?(笑)

駅前の大きなビルは「ウイング・ウイング高岡」という再開発ビルです。中の吹き抜けとエレベータがとっても立派。14階建てのビルで7階か12階まではなんと公立高校が入っているという! びっくりです。

高岡の街には市電がまだ残っています。知らなかった!

高岡大仏と高岡城跡

市電には乗らず歩いて観光します。最初に着いたのがこちらの高岡大仏。

奈良と鎌倉の大仏が国内で最も有名な大仏であることには異論がないと思いますが、「3大大仏」の座を狙う3つ目の大仏は色々とあるらしく、こちらの高岡大仏も3つ目の大仏に名乗りを上げているようでした。

大仏を後にして高岡城跡へと向かいます。高岡城は残っておらず、中には神社があります。

日本百名城のうちの1つであり、百名城カードの対象となっている城です。百名城カードの販売とスタンプは隣接する高岡市立博物館でゲット可能です。

手に入れた百名城カードはこちら。写真を撮っている場所が本丸があったとされる場所「本丸広場」です。

その向こうに進むと、「朝陽の滝」という滝があります。城の時代からあったものではなく「昭和6年県内で初めて完成した高岡市上下水道事業の通水記念として竣工したもの」とのことです。

滝の目の前は美しい池が広がっています。お掘を拡張して整備したものだと思います。

「朝陽橋」という橋を渡って城の外側へ。

梅林では梅が咲き始めてました。

このまま徒歩で更に観光を続けます。中々の歩行量だけど頑張る!!

高岡市美術館と瑞龍寺へ

藤子・F・不二雄の世界へ

高岡駅からひたすら歩いてやっとここまで到着、高岡市美術館です。寄り道しながら約1時間かかりました。

ダイナミックな屋根と円形の塔がかなりインパクト強め立派な建築ですね。

手掛けたのは内井昭蔵氏、1992年竣工。ポストモダニズムですねえ。入口は2階、1階部分は掘られていて「パティオ」と呼ばれる空間が広がります。

「光と水の塔」と呼ばれる建物。春になったら水が張られるのかな。雪吊りから記号化した建築です。ポストモダーン! 中は螺旋階段とエレベータになっていて、美術館の1階部分および地下駐車場と接続しています。

この「光と水の塔」を降りると高岡市美術館のシンボルマークにもなっているブロンズ彫刻「少年時代」がお出迎え。言わば美術館の顔なのに置き場所ここで良いんだ…というのはあります(笑)

手掛けたのは松永真氏。日本を代表するグラフィックデザイナーです。

美術館内部に入ります。自然光を取り入れた吹き抜け。この階段の上に「高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」があります。

「高岡市 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」は高岡出身の藤子・F・不二雄の常設ギャラリーです。中は撮影NG。展示が色々あってとっても良かったです。

頑張って来た甲斐がありました!

タクシー移動で瑞龍寺

この後ゆったり市電に乗って富山駅に戻るかなあ~と思っていたのですが、意外と時間ある!?ということで、タクシー捕まえて瑞龍寺へ!

美術館から見ると高岡駅の向こう側にあります。瑞龍寺の配置と体の部位をそれぞれマッピングしている図。入口の門から法堂まで一直線に並び、他の建物は左右対称ですね。

中に入ると石が綺麗に並べられた空間。空気がピーンとなります。

そしてその奥は芝が綺麗に整備された空間。すごい場所です。

一番奥の法堂にはお抹茶席があったので休憩しました。

落ち着きます。翌日この和菓子と思われるものが富山で売ってた。

お抹茶頂いたあとはもう少しお寺の中を散策。こちらはお茶室ですね。

前田利長・前田利家・織田信長・側室正覚院・織田信忠のお墓です。

周りを囲む建物の中はこの様に通路になっています。

魚梆(ぎょほう)といって食事のときに鳴らすものみたいです。

その食事を作る工事中のキッチンです。

瑞龍寺から高岡駅までは歩いても遠くありません。高岡駅へは徒歩で戻ります。

富山市へ戻る

高岡駅の到着です。コインロッカーに預けた荷物を忘れずに出します。

かなり圧の強い確定申告。書道部に何やらせてるんじゃ。

市電の駅にはドラえもんデザインの車体がいました。可愛い!!

帰りも激混みのあいの風とやま鉄道に乗って富山に戻ります。

富山駅の市電の駅が未来的でかっこよくてしばらく眺めていました。

ここ、駅の中なんです。

市電が通るときは赤く光ってお知らせされます。スターウォーズの世界だよね、これ。

この後、富山で2泊目に泊まるホテルにチェックインして荷物を置いたら再び観光に出発します。

つづく…

この記事は連載です!

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