@fukuhomu です。長野県・蓼科エリアに行った話を書いたブログ旅行記です。後半は
豊かな自然を満喫するルート
御泉水自然園を散歩
蓼科旅行、2日目始まりです。最初の目的地は御泉水自然園です。女神湖からゴンドラで上がるルートもあるのですが、この日はゴンドラが運休で車でここまで来ました。
御泉水というの名の通り水が湧いており、その近辺をゆったり散歩できる遊歩道が整備されています。
広くはないものの、森を感じられてとても良い散歩道。遊歩道があるからとても歩きやすい。苔がすごくてもののけ姫の世界みたいです。
木にはとろろ昆布のような草が多く絡みついていました。サルオガセというもので、厳密には植物ではない地衣類(ちいるい)という生物とのことです。
森を抜けた先には「女神のテラス1830」というスキー場を活用した展望エリアが広がります。良き眺め!
長門牧場であつあつピザランチ
お昼ご飯を食べに向かうのは長門牧場です。牧場!って感じの風景が広がる。
人がよじ登ったせいで破れているけれど、これはオブジェではありませぬ!笑
「ロールベールサイレージ」という、牛の食料である稲を包んで発酵させるものです。
さて我々人間の食料は……長門牧場内のレストランでいただきます。店内中央にある薪のピザ釜で焼いたナポリピザがいただけて…美味しい!
ピザにかけるのは辛味は、長野らしく八幡屋礒五郎の一味です。そう言えばサイゼリヤの唐辛子フレークが無くなったから今度からこれを持参するべきか?
人気メニューだという単角牛のハヤシライスもいただきました。こちらも美味しい!
せっかくなので牧場らしく、ドリンクヨーグルトをお供にします。
そして牧場に来たからには外せない、ソフトクリームがデザートです。脂肪分が多くて溶けやすいので撮影そこそこにぱぱっと食べましょう。
3つの湖
女神湖は一周してみる
女神湖は農業用の人工湖でそんなに広さもないので1周して散歩しました。
雲がなければなあ〜って感じではありました(笑)
湖巡りの途中で蓼科テディベア美術館
お次は、白樺湖の湖畔にある「蓼科テディベア美術館」を見学します。日本初、広さ世界最大のテディベアの美術館らしいです。
なかなか年季の入った雰囲気の建物。元水路と思われる場所を見つけて興奮。階段の上から流れてくる水はどのようになってたのでしょうね??
こちらが巨大なテディベアが出迎えてくれるテディベア美術館の入口です。
中に入ると嗅ぎ慣れた(笑)塩素の香りが。最初の展示がこちら、水に浮かぶ船に沢山のテディベアが乗船し、街の住人たちも見送りをするジオラマ「ベアたちの旅立ち」です。
舞台はイギリス。ビッグベンと思わしき時計台、そしてその上のある柱!!!
柱についてはこの記事をどうぞ。
テーマパーク慣れしている読者の皆さんならもう予想済みかと思いますが、テディベアたちが船に乗って旅をしたというストーリーの博物館です。公式サイトの説明文をどうぞ。
みなさんへのメッセージ
世界の大きな戦争が終わってから50年以上がたちました。私たちは平和と繁栄の中に幸せをかみしめてきました。しかしロンドン港をたち、日本に向けて航海する中で、世界はまだまだ平和ではないことを知りました。アフリカでも中東でもアジアでも部族間の対立や、宗教の違いから多くの血が流されています。私たちが住む21世紀では、生まれの違い、宗教の違い、そして肌の色の違いを乗り越えて地球に生きること、同じ生き物であることを知らなくてはなりません。
コンセプト
ディズニーランドの“イッツ・ア・スモールワールド”からかなりインスパイアされてそうな雰囲気です。
それでは世界を巡る旅へ…。イギリスの次は蓼科のジオラマです。自然豊かな景色がテディベアの世界観と馴染んでいるw
白樺湖で開催されているという「世界テディベア平和会議」も見学します。
何でか、中国だけパンダ…(笑) 同時通訳室まで整備されているという、国際会議を展示することに対しての気合いがすごい。
世界のジオラマをかい摘んでご紹介。ドイツは「技術と童話の世界」。白雪姫のワンシーンですね。そしてこっちを向いているリスとウサギは何なんだw
サウジアラビアは「砂漠と石油とロマン」。ディズニーのアラジンに明らかに影響を受けた思われる世界が広がります(笑)
そして中国は「大きな歴史の国」です。万里の長城ですね。頑なにパンダなのはなんなんだ…w
ジオラマの後は博物館のようなエリア。テディベアの歴史が紹介されています。
テディベアの歴史の1ページにしっかりとなられているダッフィー先輩もいらっしゃいました。
館内の消火栓はベアに抱かれていました。可愛い。
白樺湖は上から眺める
蓼科テディベア美術館の後はドライブしながら街へと戻ります。最初に立ち寄ったのは白樺湖展望台。
少し距離はあるものの上から白樺湖と山々を眺めることができる素敵スポット。
秋なのでススキ?が沢山ですね。
諏訪湖も上から眺める
そしてお次は立石公園。ここから眺められるのは諏訪湖です。「君の名は。」に出てくる糸守湖のモデルでは?なんて言われている場所であります。
まさにこれぞ盆地だな!という地形。諏訪湖は断層の活動によって出来た断層湖です。
ここから急な坂を降っていくと街に着きます。
旅の終わりに
片倉館でひと休み
最後に立ち寄ったのは、入浴できちゃう重要文化財!?の片倉館へ。
片倉館の「片倉」とは片倉財閥のこと。かつてこの諏訪の地で日本を支える輸出産業の1つ、製糸業を営んでいた会社の財閥です。その片倉財閥の創立50周年である1928年(昭和3年)に設立された温泉施設です。
ただ内情としては、次のような理由もあったようです。
製糸工場で働く女工への福利厚生を主要な目的にしており、また、天竜川に水車を設置していた製糸業者と水害に悩まされていた湖畔低湿地の農民に利害対立があったことから、地域住民への報恩・補償の意味合いもあったとされる。
片倉館 – Wikipedia
千人風呂を初体験
見た目は趣きある洋風建築です。本当にこの中にお風呂が!?という感じですよね。同時代の建築としては両国駅(昭和4年)、京都市京セラ美術館(現在のリニューアル前、昭和8年)などがあります。
中は土足厳禁。靴は左右のロッカーに預けます。
脱衣所はコインロッカー式(返金されます)で、お風呂へ。お風呂は見たことのないスタイルのお風呂、これが噂の千人風呂…! 写真は撮れないので例のごとくInstagramを貼っておきます。
諏訪の地らしくお湯が温泉なのは当然のこと。千人風呂と呼ばれる広々とした浴槽は深さ1.1m、底には玉砂利が敷かれ、足裏が心地よく刺激されます。
お風呂の上の階は食堂と休憩スペースです。食堂は蕎麦にラーメンなど、昔ながらの食堂という感じですね。
そして更にその上の屋上へも入れます。浴場施設らしく、煙突が近くに見えます。
ここからは諏訪湖が眺められます。良い天気!
これにて蓼科旅行はおしまいです。終わり。
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