@fukuhomu です。長野県・蓼科エリアに行った話を書いたブログ旅行記です。前半は諏訪大社上社本宮、神長官守矢史料館、フジモリ茶室の3部作などなど。
諏訪大社から始まる蓼科旅行
諏訪大社上社本宮へ
蓼科に行く!ということで茅野市から今回の旅行は始まります。最初に向かったのは、諏訪大社上社本宮(かみしゃほんみや)です。
諏訪大社は全国に約25,000社ある諏訪神社の総本社であり日本最古の神社の1つであります。
そしてこの諏訪大社、諏訪湖近辺に計4つあります。今回向かったのはその中の1つです。ちなみに、あとの3つのうち上社前宮は歩いて30分ほどですが、残りの2つは車でないと移動できない距離です。
境内へ
立派な鳥居が入口です。鳥居の向こう側に見えるのが御柱の1つ、「本宮一之御柱」です。御柱は本宮の中に計4つあります。(見には行かなかったけど)
手水の隣では、明神湯と呼ばれる、諏訪の温泉の源泉と伝わるというお湯を触ることが可能です。結構熱かった!
拝殿で参拝し、一枚皮の太鼓では日本一大きい太鼓とされる太鼓を見たりしました。
参道で食べ物の誘惑
鳥居の前にはお土産屋さんが数軒あり、こちらのお煎餅屋さんに立ち寄ってお煎餅を買いました。
買ったのは、わさび味のぬれしみせん!!
しっかりわさびの味がしたのですが、醤油とお米の味と相まってなんだか寿司を食べているような気持ちになりました。不思議!!笑
藤森建築探検!
藤森建築の初作品「神長官守矢史料館」とその背景
建築史家であり建築家としても藤森照信氏は諏訪大社の地であるここ長野県茅野市のご出身です。その藤森照信氏の建築家としてのデビュー作が「神長官守矢史料館」です。
入口のブロック塀はほぼ民家ですが…
その向こうには何だか不思議な建物が! これが「神長官守矢史料館」です。施設の名前を理解するには諏訪大社の背景を知る必要があります。
諏訪大社はかつて、生きている人を神と崇敬する(現人神)神社でした。それを担っていた大祝(おおほうり)という神職で、世襲制で諏訪氏が務めていました。
更に、その大祝という神職以外に5つの神職がありそれらをまとめて、五宮祝(ごかんほおり)と言います。その5つのうちの1つが「神長官」です。そしてその職を務めたのが「守谷氏」です。明治維新を機に神職の世襲制は廃止されており、その後の激動を経て今に至ります。
つまり、「神長官 守矢史料館」は「諏訪大社の神職の五宮祝の1つである神長官を務めた守矢氏が保存していた史料を集めた施設」ということです。
藤森照信氏はこの地の生まれであり、その守矢家と古くからの知り合いであったことから、その縁でこの資料館を手がけることになったそうです。
私の名前は、守矢家のご当主が付けてくださいました。そういった縁もあり、守矢家とはずっと親しくさせていただいており、その次の代のご当主から依頼を受け、この資料館をつくることになりました。
「神長宮守矢史料館」藤森 照信 – 自然を生かした建築のつくり方:東西アスファルト事業協同組合
もっと詳しく知りたい人は以下のページをどうぞ。信仰って何なんだろうなあ〜という気持ちになります。⬇️
史料館を見学
他の建築家とは全く違う作風のフジモリ建築。その原点とも言えるこちらの資料館は、見るからにやっぱり不思議な感じです。
正面に見える4つの柱はもしかして諏訪大社の御柱をモチーフにしているのかな?と思ったらまさにそのようです。
この地域では、御柱祭という巨木を崖から引きずり降ろし社殿の四方に建てて神木とするお祭りが有名です。そのお祭りを司っていたのも守矢家であり、御柱のイメージから南東側の入口に四本柱を立てました。
「神長宮守矢史料館」藤森 照信 – 自然を生かした建築のつくり方:東西アスファルト事業協同組合
中は吹き抜けの大きな空間。このホールに飾られているのは「御頭祭(おんとうさい)」の展示です。
縄文時代から続いている祭事であり、75頭の鹿の首をお供えとして使うとのこと。
鹿以外の動物たちもお供物になったそうで、日本の遥か古来の信仰の様子が垣間見れます。そして、その奥の部屋には武田信玄の古文書が中心に展示されています。
展示を見たら再び外へ。外壁に貼ってあるのはノコギリではなく手で割って作った板だそうです。
建築について詳しく知りたい人は以下のページをどうぞ。信仰って何なんだろうなあ〜という気持ちになります。⬇️
この後は徒歩で次の目的地へと向かいます。
フジモリ茶室3部作、空飛ぶ泥舟から
雨天時コースで「空飛ぶ泥舟」へ向かいます。道の向こうに…何かが見える……
そして現れる「空飛ぶ泥舟」。先程の神長官守矢史料館と同じ藤森照信氏の作品です。空飛ぶ、の名の通り宙に浮いています。何だかさっぱりの見た目ですが、茶室です(笑)
どうやって中に入るの!?という感じてすよね。すぐ隣には中に入るための梯子が置いてあります。(もちろん、勝手に入ることはできません)
梯子で入るにしても結構な高さがあるのでかなり怖そうです…(笑) お茶を点てる最中、揺れたりしないんでしょうかね。いや、さすがに揺れますよね。
こちらの茶室が建つ場所は、藤森照信氏の実家の畑とのことで、この他にもあと2つ茶室があり、フジモリ茶室3部作となっています。
高過庵と低過庵(ひくすぎあん)
フジモリ茶室3部作の残りの2つは、空飛ぶ泥舟のすぐ後ろにあります。ツリーハウスのような見た目のこちらが高過庵。たかすぎあん、と読みます。名前からして面白い。
こちらももちろん茶室。空飛ぶ泥舟よりは安定性は高そうです(笑)
そしてもう1つは低過庵。高過庵の反対で、ひくすぎあんです。
縄文時代の竪穴式住居のような見た目で、高所恐怖症で先の2つがダメな人でも大丈夫です。面白い建築を4つも見れて大満足でした。
信州の食を楽しむ
お昼は蕎麦
3つの「庵」を楽しんだあとは、こちらの「田毎庵」さんで蕎麦をいただきます。
広くて綺麗なこちらのお店で、鴨せいろを頂きます。
出汁の風味が強くて美味い!! 長葱たっぷりで野菜も摂取!!
ごちそうさまでした。
外せないツルヤ!
お昼ご飯の後は、長野と言えば!のスーパーマーケット、ツルヤ。広くてまだ新しそうなピカピカな店舗でした。
購入したものをご紹介。部屋で飲む用に、缶ビール「信州高原地ビール」を。こちらはツルヤのオリジナルのビールです。
そしてそば茶のコンビ。リピートです。
そして日持ちがするもの色々。デリシャスしディップソースは買ったことない味「信州わさびマヨ風」を購入。ジャムは「信州市田柿」、こちらも初購入。「つるつる雪んこそばGOLD」はリピート購入で、せっかくなのでツルヤオリジナルの「信州八割そば」も買ってみました。
そして丸山珈琲のツルヤオリジナルマイルドブレンドを豆で購入〜!!
⬇️前回のツルヤ記事はこちらです
変わった建物のカフェ
今日の宿泊先に行く前にカフェで休憩します。伺ったのは変わった建物が特徴のcafe sabotさん。
中に入ると高い天井に天窓からの光がいい感じの空間。建物を貫く柱の立派なこと!
コーヒー色々、フードメニューはビーガンが充実しています。
窓際の席に座ってコーヒー、禁断の深煎りを頂きました。
ここまでで1日目の観光は終了です。この後は宿泊先へと向かいます。つづく…
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