【神戸旅行記】安藤忠雄:兵庫県立美術館を建築探検した話

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「春の神戸一泊二日」の記事です。(1/2)

約 5 分で読めます。( 2556 文字)

はじめに

@fukuhomu です。1泊2日で神戸に行き、安藤忠雄氏の建築である兵庫県立美術館に行き「建築探検」したブログ記事です。

目次

ちょっと神戸へ1泊2日

欧風カリーから始まる神戸

東京から新幹線で新神戸へ着き、まずは三宮に移動します。新神戸は山の麓にあり、すぐ近くに川が流れているせいか少し涼しく感じますね。三宮までには地下鉄で移動です。

最初に向かったのはさんセンタープラザ。目指すはカレーのお店SAVOYさん。さんセンタープラザは商店街に連なる巨大な商業ビルなのですが、SAVOYさんは、さんセンタープラザのうち、センタープラザの地下にあります。(少し混乱w)

SAVOYの看板

タイミング良く並ばずに入店! カウンターのみの細長い店内、メニューはカレーのみです。

カウンターには福神漬けやらっきょうやピクルスなどなど。自由に取ってOK。サラダは酸っぱめなドレッシングがかかったキャベツがついてきました。

SAVOYのカウンターにある漬物

そしてあっという間にカレー到着!

SAVOYのカレー

具はほとんど溶けているであろうスタイルのカレー、思っていたよりスパイシーで汗が出てきます。トッピングに生卵があるので、マイルドになって良いかもしれません。ごちそうさまでした。

食べログ
SAVOY (神戸三宮(阪急)/カレー) ★★★☆☆3.71 ■1988年創業 たっぷり野菜と牛肉をベースに16種類のスパイスが織りなす絶妙なビーフカレー ■予算(夜):~¥999

兵庫県立美術館で安藤忠雄ワールドを全身で感じる

カエルがお出迎え

カレーを食べた後は阪神本線に乗って岩屋駅まで向かいます。岩屋駅から海の方に少し歩いて到着したのは兵庫県立美術館です。

安藤忠雄建築に巨大なカエルが鎮座しています。巨大な黄色いアヒルを池や海に浮かべる作品で有名な、フロレンティン・ホフマン氏のアートです。

兵庫県立美術館を山側から見た全景

設置当初に比べるとかなり空気が抜けてくたびれてしまっている模様…(笑)

山側から見た兵庫県立美術館

↓設置当初の様子を確認できる参考URLはこちら。

KIITO
神戸ミュージアムロード 美かえるカラフルプロジェクト | PROJECT | KIITO 神戸ミュージアムロード「美かえる」カラフルプロジェクトとは?ミュージアムロード周辺(神戸市灘区・中央区)で暮らし、働き、学ぶ人々の心や、企業、施設などの活動をさ...

それでは中へと入ります。ANDO建築あるある壁面緑化からスタート。葉が無いところと有るところの差がすごい。

兵庫県立美術館の壁面緑化の様子

中は例の如く入り組んでいて立体迷路のようになっています。特に何かある訳ではなく人がいないので静か。

兵庫県立美術館の外通路

室内に入る前に外から攻める。ということで駅から来た道とは反対側の海側です。建物としてはこちらが正面ですね。

コンクリートと青りんご

ぽっかりと大きな穴は巨大な階段。この大胆さがANDO建築の魅力ですね…。

海側から見た兵庫県立美術館

巨大な渦になっています。大迫力(?)です。

兵庫県立美術館の巨大な螺旋階段

海を向いたテラス(?)には巨大な青いりんごが鎮座しています。こちらは安藤忠雄氏本人がデザインした作品で青春のシンボルを表してるとのこと。

兵庫県立美術館の青りんご

あれ、どこかでも同じことを聞いたことがある…という方もいらっしゃるかもしれません。こちらの青い林檎、安藤忠雄氏が寄贈した「こども本の森 中之島」にも同じものがあります。もし知っていたら安藤忠雄検定3級ですかね…(笑)

兵庫県立美術館の青りんご

中に入る前にもう少し外を散策すると、謎の階段が…。

兵庫県立美術館の風のデッキに向かう階段

登ると広いスペースが…。こちらは風のデッキという場所だそうです。なるほど風通りが良さそう。

兵庫県立美術館の風のデッキ

ちなみに、さっきの青りんごがあったのは海のデッキだそうです。そしてもう1つ山のデッキとやらがあるそうです。(未訪)

館内もまた面白い

たっぷり外側を堪能してから館内に入ります。広々とした空間。コンクリートの壁。

兵庫県立美術館の館内

荷物をロッカーに預けて企画展示室へ向かいます。展示室の入り口はなんと大きな階段の上…! 大規模な公立の美術館でこれをやるのはすごいですね。建物のパワーがすごい。

兵庫県立美術館の館内の階段

企画展示室の入り口の吹き抜け、天井からは外光が入り、照らされる打ちっ放しコンクリート。

兵庫県立美術館の館内の吹き抜けと階段

一色ではなく濃淡があり、打ちっ放しコンクリートにも表情があるんだなあというのを強く感じます。

無料で入れるAndo Gallery

兵庫県立美術館にはAndo Galleryという安藤忠雄の模型や参考書が置かれた無料の部屋もあります。

天井までの高さの本棚。全部が安藤忠雄関連図書です。(こども本の森で色々論争になってましたけど、安藤忠雄氏は天井までの本棚が好きですねえ…)

兵庫県立美術館のAndo Galleryの本棚

模型も色々あります。兵庫県立美術館や淡路夢舞台、六甲の集合住宅など、兵庫の建築も揃っています。

兵庫県立美術館はAndo Gallery増築後で、青りんごもちゃんと置いてある模型。

兵庫県立美術館のAndo Galleryにある兵庫県立美術館の建築模型
兵庫県立美術館

隣に広がる「なぎさ公園」もセットになった巨大な建築模型です。

兵庫県立美術館のAndo Galleryにあるなぎさ公園の建築模型
兵庫県立美術館の隣、なぎさ公園

こちらは代表作である住吉の長屋の模型。

兵庫県立美術館のAndo Galleryにある住吉の長屋の建築模型

こちらも代表作の光の教会の模型。

兵庫県立美術館のAndo Galleryにある光の教会の建築模型

こちらはパリに最近オープンした「ブルス・ドゥ・コメルス」の模型です。18世紀の穀物取引所を活用した施設です。

兵庫県立美術館のAndo Galleryにあるブルス・ドゥ・コメルスの建築模型
ブルス・ドゥ・コメルス

行ってみたい……。

淡路島にあるお寺、本福寺水御堂の模型もありました。淡路夢舞台から歩いて行ったらそれはまあ遠かった思い出w

兵庫県立美術館のAndo Galleryにある本福寺水御堂の建築模型

そんな思い出の旅行記はこちらです。

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【淡路島旅行記】ANDO建築の代表作「本福寺水御堂」へ行った話(知らなかった関西に行く旅 Vol.4) @fukuhomu です。自然溢れる淡路島ですが、淡路夢舞台の近辺にはまたまた安藤忠雄氏の作品「本福寺 水御堂」があります。そこにも行ってみます! 本福寺 水御堂まで歩い...

隣接するなぎさ公園も安藤忠雄の世界

先ほど建築模型で見たなぎさ公園にも伺うことにします。公園入り口からこの謎の壁。普通の公園ではないことがすぐ分かります(笑)

兵庫県立美術館から入るなぎさ公園の入り口

公園にはトイレが完備。トイレの前には不思議な柱が遠くまで均等に並んでいます。

なぎさ公園のトイレの建物の外観

緑とコンクリートと空、そして海。ほとんど人がいなくて静かな公園です。

なぎさ公園の芝生

先ほどのコンクリートの柱を海側から見たところ。ANDO感、溢れる。

海側から見たなぎさ公園

美術館から見て一番奥には円形のステージがあります。円形のステージは淡路夢舞台にもあるので、本人が好きなのかもしれないですね…。

なぎさ公園の円形ステージ

神戸・三宮へ

三宮を歩いてみる

美術館を出て再び神戸に戻ります。最近建て直しが終わった神戸三宮阪急ビルがそびえます。腰巻きビルスタイルですね。

神戸三宮阪急ビル

少し歩いて生田神社へ。沢山の人で賑わっています。由緒正しい神社です。

生田神社

神戸の坂を登って、「北野工房のまち」にも行ってみます。こちらは廃校になった旧神戸市立北野小学校を活用して作られた施設。(ただ、中のお店については特に用はなかった…)

北野工房のまちの館内

そろそろチェックインの時間が近づいて来たのでホテルに向かいます。

旧居留地38番館(旧シティバンク神戸支店)を横目にひたすら歩きます。

旧居留地38番館の外観

本日の宿泊先は「神戸みなと温泉 蓮」です。というわけで次の記事に続く…。

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