@fukuhomu です。ゴールデンウィークの京都旅行3日目、三十三間堂と京都国立博物館に行ったブログ記事です。
3日目は三十三間堂からスタート
ホテルのすぐ目の前、朝の三十三間堂
ハイアットリージェンシー京都をチェックアウトして3日目の観光スタートです。最初に行ったのは三十三間堂、ホテルの隣です。
三十三間堂は中学3年生の修学旅行以来なので、約20年ぶりですね…。横の長さは約120メートル、柱間が33あるので「三十三間堂」という名前です。
中には1000体の観音立像が安置されているのですが、やはり圧巻です。こんなに作るの、途方もない時間と労力がかかりますよね…。(中は撮影禁止)
京都観光では鉄板の三十三間堂なので、混み始める前にササっと観終わりました。次の場所へ。
京都国立博物館 平成知新館を建築探検
設計は谷口吉生氏
お次は三十三間堂の向かい、京都国立博物館です。こちらの自分としてのお目当ては、谷口吉生氏の美しい建築でございます。
出入り口のチケットブースのあるところから谷口吉生感120パーセントの美しい建物です。水盤ももちろんあります。
入口には博物館に入場せずとも使えるカフェ「前田珈琲 京博店」がありました。
赤レンガの堂々とした佇まいのこちらは明治古都館(旧本館)で片山東熊のフレンチルネッサンス様式の建築です。ただ、今はこちらは公開されていなくて入れないんですよね…。
いつかこちらの明治古都館も入ってみたいものです…。
美しき外観
そんな閉館中の明治古都館に代わって入れるのがこちらの平成知新館です。片山東熊氏の建築とは全く違う趣のモダニズム建築です。
谷口吉生氏の建築といえば、美しいこの水盤とスッキリとしたフォルム。こちらの平成知新館も例外ではありません。青空に映える~!
とにかく私はこの水盤が好き。水盤を見ているだけで時間がどんどん溶けていきます。笑
水盤の噴水は出たり止まったり。こういう細かい芸があるもの谷口吉生氏の建築なんですよねえ。
この水盤を綺麗に保つのもとても大変なのではと思います。
この庇の高さは隣の明治古都館に合わせて設計しているようです。
色合いやそのシンプルさから欧米的な建築に感じてしまいますが実はそれは逆で、この水平に伸びる建築、そして庇…これこそ日本の伝統的建築の要素の表現です。
だから日本の伝統を現代的に表現する、まさに京都にピッタリの建築であり京都国立博物館の「平成知新館」という名前の通りですよね。いい、すごくいい。
明るく広々とした館内
外光を取り入れる作りとなっている館内、階段や通路が全部かっこいい。
展示の合間にこの開放的で美しい空間で休憩することで、また再び展示に向き合うことができます(笑)←展示室はとても暗い
こちらは窓から見える明治古都館が庇にぴったり収まる様子。展示室内の展示だけではなく、この対照的の2つの建築の呼応を楽しむのも立派な展示なので、お見逃しなく!
吹き抜けはいいですねえ。今自分が何階にいるのかも一目瞭然です。
木目の壁、透明なガラス、ステンレスの通路、全て調和していて大好き。
展示室内は撮影できませんが、展示室も照明やガラスケースに工夫がなされていて、まさに国立、国の気合が入りまくった博物館でとても良かったです。
2つの日本らしさ
明治古都館と平成知新館を一緒に眺められるスポットからの写真。欧米に追いつくために欧米スタイルで建設した明治古都館、日本の伝統を見つめ直して表現し直した平成知新館。
どちらも「紛れもない日本」です。そんな風に思って、博物館を後にします。
庭にも少しだけ展示があったので見てから退出しました。
お昼は近くのゲストハウスで
博物館を見ていたらすっかりお昼になってしまったので、近くでお昼を…と。歩いていたら見つけたのがゲストハウス「京都 松や」さんのランチ。
家庭の味っぽいランチを美味しく頂きました。びっくりしたのが、味噌汁に山椒が入っていた! 山椒入りの味噌汁、初めてだったけど美味しくないわけがない。今度家でもやってみよ。
つづく…
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