@fukuhomu です。竹野屋旅館をチェックアウトした後は島根をドライブしつつ観光します。(といっても私は助手席ですけど!) 立久恵峡・松江城・ろんぢんに行った話を書いたブログの旅行記です。
いろいろ島根を観光して周ります!
最初の目的地は立久恵峡(たちくえきょう)
出雲市の山のほうにある立久恵峡に奇岩の景色と散歩コースがあるとのことで向かってみます。
駐車場が良くわからなかったので「立久恵峡わかあゆの里キャンプ場」に車を停めさせてもらったのですが夏休みなのに一台も停まっていなくて…。どうやら数日前までの豪雨でキャンプ場閉鎖していたのかな? 敷地に沿って流れる川は濁流になっていて、河原は消え去っていました。
赤いつり橋を渡って散歩してみます。
黒いトンボが沢山いる道をしばらく進むと最初に合ったスポットが「立久恵薬師」です。
誰もいない森の中に仏像が沢山いらっしゃって、ジブリ映画のシーンのような世界観です…(そんな映画無いか)。一人だったら絶対怖くなって引き返しています。
せっかく来たのでということで更に先に進み、坂を上るとあったのが「霊光寺」。誰もいません。古いお寺です。階段がかなり急なので本当に気を付けてください。(これで私は翌日ひどい筋肉痛になりました。運動不足酷い)
そして、階段を降りて少し行くとそこにあるのが「五百羅漢」です。岩肌にびっしり仏像が並ぶ姿は圧巻です。言葉と写真では伝えられないこの感覚。正直、ちょっと怖かった(笑)
出雲大社とは全く別のベクトルで神秘的さを感じました。通常時はもっと人がいるのでしょうか…。この日は誰ともすれ違うことがありませんでした。
その先にあるつり橋(見た目は同じだけど違うつり橋)を渡るとそこに渓谷の岩肌が良く見えました。天気が良かったらもっと綺麗に見えたのかもしれない。
下を流れる川は濁流です。落ちたら確実に、死ぬ。
この後遊歩道を歩いていたら想像以上に蜘蛛の巣が多くて、蜘蛛の巣をくぐりながら歩いたのですが、そういえばとなりのトトロの「さんぽ」ってそういう曲だったよねと…。子供のころは楽しく歌っていましたが、蜘蛛の巣をくぐるのはもう御免です。
お次は松江城! の前に興雲閣
数年分の蜘蛛の巣に出会った後は、松江市内へ向かいます。目指すは松江城!
松江城の目の前の駐車場に車を停めて城の中へ。と、思いきや隣にあった「興雲閣」という疑洋風建築があったのでそちらに入りました。元々は明治天皇行幸時の御宿所として建てられた建物とのことです。(明治天皇が来ることは実現しなかったが大正天皇が来られたそうです)
中はとても広々としている空間でした。大広間では食事会とかが出来たのでしょうか…。
現存している疑洋風建築を周ってみたいなと思いました。今でいうポストモダン建築みたいなものにキャラクター的には近いのかなとも思いました。
現存天守、国宝、松江城
現存する天守は今12しかないのですが、その内の1つが松江城です。黒くてカッコイイ見た目。
石垣の中から入ります。どうやって作ったんだって感じですよねえ。凄い。
1階は石垣に囲まれてるので地下フロアのようなものです。井戸があったりもします。
間のフロアの写真は省略し、天守の最上階からの景色です。この最上階、窓が開け放ってあるんですが何故かスズメバチが一匹飛び続けていて、怖くてすぐ降りちゃいました(笑) なんでスズメバチがいるんだよ、何してんだ。
松江城の天守閣の近くにあったトイレサインは「松の絵」でした。でも分かってもらえないらしくて「男性」と貼ってあります。
現存天守に入るのが楽しすぎたので、日本の全ての現存天守を周りたいですね! あと10個、数年かければ行けるかな!?
ランチはお城すぐの「ろんぢん 松江本店」
ランチは色々迷った挙句、凄い綺麗なお店「ろんぢん」へ向かいました。
沢山メニューがありましたが選んだのはミックスフライ。パセリの量にビックリしましたが、美味しかったです。和食続きだったので洋食っぽいメニューがとても嬉しかったですね。
庭が圧巻の足立美術館へ
とてつもない労力がかかった庭がスゴすぎる
観光はまだまだ続きます。今日のメインイベントである「足立美術館」です。ここはとにかく日本庭園が有名なところで、写真では見たことあったのですがこの目で見てみたいということで行きます!!
入場料は2,300円なのでちょっとお高め…と思うのですが、手入れされた日本庭園を見たらその気持ちは消え失せます(笑)大きく分けて庭は4つ。こちらは「枯山水庭」です。
枯山水庭の向こう側には滝が見えます。横山大観の「那智乃瀧」という作品をイメージして作った、人口の滝とのこと。いやいや、人工の滝を作るなんてディズニーのテーマパークでしょうか…。
拡大するとこんな感じ。あれが人工だなんて信じられない。そんなこと想像したりもしない(笑)
この借景、どういう仕組みになってるのかと思ってGoogleマップで調べたら、あの山と滝、幹線道路の向こう側にあるんですよ。下↓の地図で言う万松院というお寺の左斜め下のところに滝があるわけです。
道路の向こう側の山に滝を作ったのはビックリですけど、それ以前にこの日本庭園のすぐ裏に幹線道路があることが考えられません…。いやこれ、本当にウォルト・ディズニーが見たらビビると思います。
庭が広いので切り取る場所が違えば全く違う景色が広がります。
切り取りもカメラで撮るだけではなく窓を額縁にして絵画風にしたり、工夫を凝らした展示が様々あり、飽きません。
こちらは生の掛け軸。実際の家でやったらプライバシー問題&家が陽射しで焼けちゃいますが、こちらでは美しい日本庭園を見ることが出来ます。
茶室で休憩しましょう
茶室にも「生の掛軸」がかかっていて(?)、景色を楽しめる空間です。
お抹茶代はお菓子付きで1,000円です。ほっとしますね。
次の機会までに作法を勉強しようと毎回思うのに、勉強しないままこの機会を迎えてしまいます。
庭の写真ばっかりでしたが、絵画やお皿などの展示も沢山あって、じっくり見るとかなり時間のかかる施設でした。(庭以外は写真撮影は出来ません)
季節が変われば庭の景色も様変わりすると思うので、また行きたいですね。
この後は本日の宿泊先である玉造温泉へと向かいます。つづく…
コメント