@fukuhomu です。
直島旅行記、ベネッセハウスに泊まった翌日2日目は「家プロジェクト」を歩いて巡りました。とにかく、この旅行記は書くのが大変!という愚痴は置いといて、家プロジェクトもなかなか面白かったので、ご紹介します!
家プロジェクトを歩いて巡ろう
家プロジェクトって何!?
チケットに書いてある説明を引用しますね。
「家プロジェクト」は、直島・本村地区において展開するアートプロジェクトです。本村は戦国時代から現代に至るまでの島の政治的宗教的役割を担う地区であり、古い家屋には400年を超えるものもあります。ここに点在していた空き家を改修しアーティストが空間そのものを作品化しました。現在も生活が営まれる地域を歩きながら、歴史や文化、人々などとのさまざまな出会いをお楽しみください。
つまり! 住宅地の空き家を活用して現代アート作ったよ★というわけ。
「本村ラウンジ&アーカイブ」に荷物を預けて出発します。
家プロジェクトは全部で7軒あるのですが、1つは事前予約をしないと入れません。今回事前予約をしなかったので6軒を周ります。
家プロジェクトがあるエリア、本当に住宅地…です。
1つめは「角屋」
住宅地に溶け込みすぎてて何度か通り過ぎた「角屋」。
中は撮影禁止なので紹介できないのですが、これはすごい良かった。中は真っ暗なのですが、いろいろ仕掛けがありました。やるなあ、家プロジェクト!!
家なのでそんなに展示は多くないのですぐ見終わります。次へGO。
2つめは「護王神社」
家プロジェクトとか言いつついきなり家じゃないんかい!
江戸時代からの神社の再建です。パンフレットに書いてある地図が大雑把すぎて全然分からないんだけどそれっぽい入り口を発見。
いや、ちょっと怖いでしょ…。「護王神社はこちら」とか案内看板すら出てないけど、まあとりあえず鳥居をくぐったよね。
登る…
ひたすら登る…
すると・・・・・・
護王神社。神秘的だ。
このガラスの階段が、下の石室とつながっているのです。
石室も入れます。懐中電灯を持って中にはいると、そこはとても神秘的な世界がありました。例えるとすると、映画「君の名は。」で出てきた祠みたいな感じです。
3つめは「碁会所」
その名の通り碁を楽しんでいたところらしいです。
木で作った椿や庭を楽しみます。
少し脱線 ANDO MUSIUMへ
家プロジェクトのエリアには安藤忠雄の建築プロジェクトを紹介するその名も「ANDO MUSIUM」があります。こちらは家プロジェクトの共通チケットでは入れません。
が、やってることは古民家を活用した家プロジェクトと同じです。
しかし、中の空間がとんでもなくすごかったです(笑)
一歩中に入ると、打ちっぱなしコンクリートで作られたANDO世界が広がります。「建物の中に建物を作っちゃった」お得意の手法を全身で堪能できる…最高…。地下の部屋もあり、迷路のような楽しさも満点。
これは、絶対行ってほしい施設の1つです。
4つめは「南寺」
これは家プロジェクトといいつつ、新築です(笑)
中は旅行記に何度も出てきているジェームズ・タレルの作品。そして建築は安藤忠雄です。この展示もとにかくすごかった…。全身の感覚が無くなる、未体験ゾーンでした。多くは語らないので、是非体験してほしいです。
5つめは「はいしゃ」
コンプリートまであと少しだよ! スタートから2時間ほど、ようやく5つめです。こちらはその名の通り「歯科医院」と「住居」だった建物を活用しています。
中に入ると、それはもうカオス空間(笑) 自由の女神が中にいたり、とにかくすごいです。ジェームズ・タレルのような極限までシンプルな芸術がある一方で、ここまでカオスな芸術もあるのが芸術のすごいところ…。
お昼休憩
疲れたのでお昼休憩にお店に入ってみました。入ったら店員が店主以外全員外人という謎なお店でした(笑)
頼んだのは、このあたりの郷土料理らしい「茶粥」。結構量が多かったかな(笑)
ごちそうさまでした!
7つめは「石橋」
この展示だけ少し距離が離れていて、行くのが大変でした。(迷ったし)
中は「襖絵」が飾られているんですが、それをなんと自然光で楽しむという…。結構すごかった。薄暗い光の中で、絵が動いて見えそうでした。
これにて、家プロジェクト6軒とANDO MUSIUM制覇! おつかれさまでした。
高松へ帰ろう
フェリーで高松へ
時間に余裕があったら他の島も行きたかったですが、時間も体力も限界だったので高松へ帰ります。この日の宿は高松です。
フェリーターミナル「海の駅なおしま」の近くには有名な銭湯「I♡湯」があったので外観だけ楽しみました。
海の駅なおしまはなんど見ても素敵な建築です…。
そこにあることを感じさせない…空と一体化しているようです。
さあ、出港! 赤い南瓜にさよならを告げて。
また来ます、直島!
ぼーっとみてても飽きない景色。
連なる島々が、とにかく素敵なのでした。
そして、高松港へ到着。
船旅の虜になっていました。
つづく…。
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