【直島旅行記】地中美術館でアートと建築と対峙する。それは想像を遥かに超える。(海と建築に出会うひとり旅 Vol.3)

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「海と建築に出会うひとり旅」の記事です。(3/14)

約 3 分で読めます。( 1467 文字)

はじめに

ベネッセハウスの宿泊部屋で一息ついた後は、地中美術館へと向かいます。

目次

直島にある美術館は、普通じゃない

まずは地中美術館へ

直島で最も有名なアートスポットが草間彌生の「かぼちゃ」とこの地中美術館です。こちらもベネッセハウスでお馴染みの安藤忠雄氏の建築です。

地中美術館へはベネッセハウス宿泊者専用バスで行きました。歩くと辛い坂道ですが、あっという間です。

バスで降りたのは「地中美術館チケットセンター」

「チケットセンター??? 美術館どこ???」と思いながらもまずはチケットを購入。美術館はここから坂を登ったところにあるんだってさ。

バスで来た人も、車で来た人も、自転車で来た人も、みんなここから歩いて美術館へ。美術体験はここから始まってるとでも言うのだろうか。

坂を登っていると、道端に大きな睡蓮の池が。

いやいやこんな島に睡蓮の池が自然にあるわけがない。人が作ったものだとすぐわかったけど、地中美術館といえばモネの睡蓮です。

その体験前に、本当の陽の光できらきらと輝く睡蓮の庭を見れるとはなんて粋な計らいでしょう。

坂を登りきりるとそこには打ちっぱなしコンクリートが。

これが地中美術館の入り口です。

しかも、ここから一切の撮影が禁止。

緊張感のある空間にただただ驚くばかり

ここからはテキストオンリーです(笑)

先程の入り口を抜けると、さらにその先に坂があり、一枚の打ちっぱなしコンクリートがあります。そこが建物の入口です。

外側から見える美術館の姿は、その一枚の打ちっぱなしコンクリートだけです。その打ちっぱなしコンクリートに、ドアくらいの大きさの長方形の穴があり、そこから美術館の中へ。

さっきまで自然がいっぱいだった場所が、一変して打ちっぱなしのコンクリートの薄暗い空間へ。でも薄暗いだけじゃない。何なんだろうこれは。

建築全体が、自分自身に迫ってくるこの感じ。

ふと、思わず、涙が出ました。(盛ってないです)

細い廊下を抜けて、四角形のスロープを抜けて、突然現れる中庭を見て、もう自分がどこにいるかがわからない。陶酔感がすごい。夢の中で終わらない迷路にいるような、そんな不思議な気分です。

建築そのものが芸術作品です。一度は絶対に見てほしい。

そんな建築でした。

3人のアーティストの作品を展示

地中美術館は恒久的に作品を展示している美術館です。大きくわけて3つの展示があります。

1人目はジェームズ・タレル。

タレルの作品は3つ展示されています。光を感じたり、光の中に自分が入ってみたり…。ちょっと不思議な気分が味わえる作品です。

2人目はウォルター・デ・マリア。

建築と一体化したアートで、入ったときものすごい緊張感だった。言葉で言い表せないから気になる人はウェブサイト見て(笑)

そして3人目はモネ。

睡蓮が5点も置いてあります。しかも、その部屋が普通じゃない。天井も壁も床も真っ白で、なんと照明は自然光。床の大理石はタイルで、靴を脱いで上がります。

真っ白な部屋で柔らかく照らされたモネの睡蓮。これらの絵画が、光とともにあるものだということを、強く感じることが出来ました。(パリのオランジュリー美術館より数倍豪華ですw)

想像を超える美術館

ベネッセハウスで散々楽しんだ後に見た建築がこれですから、ただただ圧倒されるばかりです。建築の力はすごい。本当にすごい。

館内は写真が撮れないですが、それは自分の目で見て感じてほしいからだとも思います。

というか、写真じゃ伝わらない! 自分は何度も雑誌でこの美術館を見てきたけど、全く思っていたのと違いました。

想像を超える体験でした。

つづく…

この記事は連載です!

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