



再び難波から万博にイン!
難波のバス乗り場も慣れたし…
大阪・関西万博16回目の訪問の記録です。2日続けて難波のバスターミナル「南海なんば高速バスターミナル」から出発します。こちらのバスターミナルですが、想定外の場所にあります。
南海なんば駅と直結するバブリーでポストモダンな外観の高層ビル「南海サウスタワービル」の5階にあります。スイスホテル南海大阪が入居しているのですが、その車寄せが5階にあり、そこにバスターミナルがあるのです。


一体どういう経緯でそんな場所にバスターミナルを作ろうと思ったのかはわかりませんが、とにかく土地勘がない人には行きづらい場所にあるので、初めて行く人は時間に余裕を持っていくことをお勧めします。
不安だったらタクシーでスイスホテルの車寄せまで行ってもらうのが1番簡単かもしれません(笑)
バスに乗って、かわいい積み木トイレを眺めるのも、もう何回もないと思うと寂しいです。





今日も暑い!
何するか決まってない? とりあえずWASSE
この日も大混雑日で、当然予約は全くありません。そんな時に頼りになるのはやっぱりWASSEです。なお、WASSEはイベントをやっていない日もあるので、そういう日はその手は使えません…。
昨日、タイミングを失ってもらい損ねていた蛇口みかんジュース(物産品購入でもらえるルールだった)が、この日はアンケートに回答するだけでもらえるルールに変わっていたのでいただきました!


その後、とりあえずあまり並んでいなかったシンガポールパビリオンをさっと見てから、この日は食事を重視して回ることにしました。
ルーマニアのレストランに並ぶ
向かったのはルーマニアパビリオンのレストランです。本当はハンガリーパビリオンのレストランが気になっていたのですが、あまりの人気でご縁はありませんでした。
東京都内ならどこかでハンガリー料理を食べられると思うので、その時に再挑戦しようと思います。
ルーマニアパビリオンのレストランは朝ごはんもやっていて、朝ごはんならすぐに入れるようでしたが、この日はお昼ごはんにしました。
前から数えて4組目だったので、屋根のあるところに並ぶことができてよかったです。前日に飲めずに後悔していたオマーンのアイスコーヒー「カフワ」を片手に、2時間弱待ちました。


並んでいる間、前後の人たちと万博の話で非常に盛り上がり、楽しい時間を過ごしました。
ルーマニア料理でランチ
ルーマニアパビリオンのレストランは、アラカルトでメニューを頼みます。1皿目に出てきたのは「焼きナスのパテ バケット添え」です。


トルコやギリシャの料理に近いイメージがありますが、ルーマニアにも茄子の料理があるんですね。ナスが大好きなので、美味しくいただきました。
2皿目は「サルマーレ(ロールキャベツ)」です。


ロールキャベツにサワークリームのようなクリームが入っています。塩分がかなり少なめで薄味だったのが印象的でした。付け合わせについていた黄色いものは「ママリガ」という、とうもろこしの粉を水と合わせて火にかけながら練って作る料理です。
味はあまり強くないので、どちらかと言うとご飯のような立ち位置に感じました。
そして、3皿目に「ミティティ(皮なしソーセージ)」を食べました。


ソーセージというよりは、トルコのキョフテに近いと思いました。肉の旨味とスパイスの香りがとてもおいしかったです。というか、そもそも皮がないソーセージってソーセージとは言えない気がしますが…(笑)
デザートには「パパナシ」を食べました。


チーズを使った生地をドーナツのように揚げて、サワークリームとベリー系のソースでいただく料理です。見た目よりずっと軽くて、これはおいしかったです!
一緒に飲んだお酒は、1杯目が白ワインでした。2杯目は色付きのビールを選びました。


これ以外に赤と黄色のビールがあったので、おそらく本来はこのビールをルーマニアの国旗に合わせて青にしたかったのだろうと予想しますが、残念ながら緑になっていました(笑)



どこも人混みだ!夜まで過ごす
困った時の大阪外食パビリオン
ルーマニアのレストランでゆっくりお昼ごはんを食べた後は、再び大混雑の万博会場へと繰り出します。
WASSEの次に困ったときに頼れるパビリオンがこちら「大阪外食パビリオン」です。


しかし、この日はこちらもさすがに大混雑でした。備前のイベントが行われていました。


抽選で備前焼の箸置きが当たるというものだったので、もしかしたら当たるかもと思って挑戦したら、こちらの巾着をもらえました。


飴やグミを入れるのにちょうどいい大きさなので、今大活躍しています。
電力館、そして、パニプリ
ルーマニアのレストランで開放時間を迎えた電力館の予約が取れたので、電力館へ行きました。


本当は大阪ヘルスケアパビリオンのリボーン体験を狙っていたのですが、やはりそちらは狭き門でした。
電力館の後はバーラト(インド)パビリオンに入り、最後の食べ物売り場で大好きなパニプリを買いました。
こちらの飲食店ですが、インド料理のお店のロゴが掲げられており、3つのうち2つは東京を拠点とするインド料理店(その他は飲食店ではなさそう)で、どちらも私が好きなお店だったので嬉しかったです。


しかし、東京のインド料理店が一体どんなコネクションでここに協力することになったのかは気になります。
話を戻して、こちらのパニプリはなんと具が入っていない状態で売られている、自分で最後に仕上げるタイプでした。


お店で食べると、このボールの中に具が入っているのが普通ですが、自分でボールに入れるのは面白くて大興奮でした。
このように穴を開けて具を入れ、緑色のスパイシーな汁を注いでひと口で食べるのがパニプリです。


インド料理店でもあまりパニプリを置いているところは多くないので、万博でこのような体験ができるのは非常に面白くておすすめです。
重ねスタンプのためのコモンズ巡り
ここまででだいぶ夕方になってきましたが、最後のチャンスと思い、もう一度大阪ヘルスケアパビリオンのリボーン体験の解放時間に予約を挑戦してみたら、なんと夜の分を取得することができたので、夜までいることにしました。
何かやることはないかと考えてみたら、スタンプラリーの重ねスタンプをまだやっていなかったので、そのためにコモンズをいろいろと巡りました。


無事に重ねスタンプも完了しました。
東ゲート付近をうろうろ
夜の大阪ヘルスケアパビリオンまでの間は、東ゲート付近をウロウロと歩きました。


主要動線から少し外れたところに「JAPANマルシェ」というお店が立ち並ぶ建物があります。
その中のお店の1つに石川県の名物である芝寿しの「笹寿司」が売られています。


とても美味しいので、万博の混雑で食べ物に困ったら、こちらに立ち寄るのはおすすめです。
そしてその後、待望の大阪ヘルスケアパビリオンのリボーン体験をして、本日のパビリオン巡りは終わりです。


西ゲートから帰ろう
大阪ヘルスケアパビリオンの体験を終えた後、フードコートエリアでまだお店が営業していたので、ついまた食べ物を買ってしまいました。こちらのお店はPACK’N-TOと書いて「ぱくんと」と読むそうです。





ドコモショップや飲食店を複数経営している「オオサカムセンデンキ」社が出店した店だそうです。
その名も海賊サンド「陸ノ宝」と名付けられたポークレタスサンドをいただきました。


西ゲートからのバスを確保できていたので、東ゲート近くにいましたが、とことこ西ゲートまで歩いて帰ります。人がいない飯田パビリオンを見ていたら、右側の屋根の部分が扇子の形になっていることに今さら気づきました。


西ゲートからのバスは桜島駅まで結構な時間がかかるので、いくら東ゲートが混んでいたても、トータルで考えると東ゲートから帰るのとほとんど変わらない気がします。
しかし、それでも東ゲートであの地下鉄に乗るまでのストレスがないことを考えると、気持ち的には西ゲートの方がずっと楽に感じます。


そのような理由から、最近万博に行く友人には西ゲート利用をおすすめしていますが、いかんせんバスのキャパシティがもうないので、バスの予約が取れないそうです。
これにて万博の1日がまた終わります。また明日やってきます!



パビリオンの感想
電力館
電力館は、光る卵型デバイスを持って館内のさまざまなアクティビティをめぐるアトラクションでした。


この手のタイプのアトラクションを体験するたびに、30年近く前の池袋のナムコナンジャタウンは非常に先進的な場所だったのだということを、つい思い出してしまいます。
アクティビティは体を動かすものが多く、かつ学びの要素も兼ね備えているので非常によくできていました。


ただ、メインターゲットが明らかに子供向けなので、私のような世代の人が入ってしまったのは正直申し訳なかったなと思いました。
今回の万博では各パビリオンに情報発信が委ねられていましたが、このような子供にこそ体験してほしいパビリオンは、そのような情報の打ち出し方を協会側がした方がよかったのかもしれません。結果論ですが。
最後の部屋は、今っぽいキラキラと光るアートで、こちらもよかったです。


ホンジュラス(コモンズD)
コモンズには入ったつもりでしたが、今回重ねスタンプをやるためにコモンズDに入ったら、これまでコモンズDには入っていなかったようです。
コモンズすべての感想はまとめきれないので、気になった2つをあげます。
その1つがホンジュラスです。ディズニーシーのロストリバーデルタにある遺跡のモデルの一部になっているマヤ文明の遺跡の写真に、ピンとくる方は多いかもしれません。


その遺跡の階段上の部分の前にあるオブジェの小さな模型が展示されています。このように色とりどりに彩られていたようです。


パビリオンの入り口にはそのレプリカが置いてあります。ディズニーシーが好きな人にぜひ行ってほしいコモンズの展示でした。


パキスタン(コモンズD)
コモンズDの中で最も人気なのがパキスタンです。


パキスタンの岩塩でできた床やベンチ、オブジェなどが非常に非日常的で、人気の空間となっていました。


大阪ヘルスケアパビリオン リボーン体験
万博の中で行きたいと思っていたパビリオンの最後の1つになったのが、大阪ヘルスケアパビリオンのリボーン体験です。(本当はもう1つあるのですが、そちらは横浜花博にも建物が移設されるということを聞いたので我慢しています(笑))
本当はこのリボーン体験にあまり気が進まず、自分が老いた姿を見るのは非常に嫌だなと思っていたのですが、チェコパビリオンで相席した人に「絶対に行ったほうがいい」と言われて心を入れ替えました(笑)
最初に2本のバンドを受け取って未来的なブース「カラダ測定ポッド」に入り、体の測定をされます。


測定はかなりサクサク進み、UI(ユーザーインターフェース)としても非常にわかりやすいもので、とてもできが良いと感じました。


これならテーマパークにも売れるのではと思います。
その後、エレベーターに乗って次の階に行くのですが、このエレベーターもよくできていて、スクリーンによって未来の大阪を移動しながら次の階に進む様子は特に印象的でした。


エレベーターでこうした演出をするものは少なくないと思いますが、その中でも特に完成度が高いです。
なぜこれほどよく感じられたのかはうまく言えませんが、とても良かったです。この建物は今後も残される予定なので、このエレベーターがどうなるのかは気になりますね。
ここから先は各スポンサー企業が自社の展示を行うエリアとなっていて、体験するかしないかは自由です。体験した内容により、カラダ測定ポッドで作られた25年の私に良い影響を与えていくというストーリーになっています。
最初はセブン‐イレブンの展示を体験しました。


ここではいろいろなアンケートに答えると、本当にその回答に合わせた商品が下から出てくる仕組みになっていて、とても面白かったです。
私は森永のビフィズス菌のサプリをもらいました。


次の部屋に移るときに中央の吹き抜けから下を見下ろすと、ミャクミャク様の姿が見えました。


夜遅かったので、ほとんどの企業ブースは受付を終了していたのですが、唯一私が体験したのがミラブルのコーナーです。


ミラブルのシャワーが欲しいと思っていたので、体験できてうれしかったです。
あいにく、うちのシャワーはシャワーヘッドが外れず、ホースごと交換しないといけないタイプなので、購入には非常に手間がかかりそうなのが残念です。もしそういうシャワーでなかったら、もう買っていたと思います。
体験のフィナーレは、カラダ測定ポッドで作ったデータで作成された25年後の私たちが大阪の街で踊り狂うという映像で終わります。


NTTパビリオンでは撮影した顔を勝手に年を取らせたり、表情を変えたりする演出が少し不快に感じたのですが、こちらはとにかく元気に踊り狂うだけなので、誰も不快にさせないというやり方がとても見習うべきだと思いました。色々なものを笑いに昇華させる大阪の底力なのかもしれません。
とにかくこのパビリオンは全体的に模範となる出来栄えだったので、展示の内容のみならず、パビリオンの作り方(何に使えるかは分かりませんが(笑))の勉強にもなった気がします。
コメント