






大阪・関西万博に行くぞ
万博への憧れ
自分にとっての最初の博覧会との出会いは、横浜のみなとみらいで開催された「横浜博覧会」です。
とはいえ、その頃はちょうど生まれた頃だったので、実際に博覧会を知ったのは小学生の頃でした。家に置いてあった横浜博覧会のガイドブックをたまたま見つけて、「なんて面白そうなイベントがあったのだろう」と驚いたのを覚えています。
その後、愛知万博が開催されましたが、当時はまだ自力で旅行できる年齢ではなかったため、結局行かずに終わってしまいました。大人になってからはドバイ万博にぜひ行きたいと思っていたものの、コロナの影響によりその夢は叶いませんでした。
そしていよいよ、待ちに待った2025年大阪・関西万博です。入場券は昨年の秋ごろに、すでに通期入場パスを購入済みです。
私は大阪在住ではないため、何度も行けるわけではありませんが、1日券を買うよりはお得に楽しめるのではないかと思っています。
予約システムとの戦い
今回の大阪・関西万博のチケットやパビリオンの予約はデジタル化されているものの、お世辞にも使い勝手が良いとは言えませんでした。
いろいろと苦戦したため、詳しくは別の記事にまとめています。


東京から早朝移動で現地へ
東ゲートから入場
いよいよ、万博会場に向かいます。東京で朝早い新幹線に乗って、大阪のホテルに荷物を預けてから、会場へと向かいました。


東ゲートから入場しましたが、タイミングが良かったのか、荷物検査もそれほど待たずにスムーズに会場へ入れました。すぐに見えてきた大屋根リングの存在感には、度肝を抜かれました。


正座でお辞儀をするミャクミャクの像は大人気でした。


ゲートを入ってリングへ向かう途中には、国内の民間パビリオンが並んでおり、どの建物も凝っていて素敵でした。





大屋根リングに圧倒される
大屋根リングは、想像していたよりもかなり高さがあり、迫力がすごかったです。


清水寺に代表される懸造(かけづくり)をモチーフにしつつ、ここまで大きな建造物ができるものなのかと、とても感心しました。


下から見上げても、リングの中に入っても、見たことのない空間が広がっており、非常に感動しました。


特に面白いのが、リングの上に登って階段の踊り場から見た景色です。ぜひおすすめです。





大混雑の会場内
リングを抜けると、目の前にはフランス館とアメリカ館があります。立地の良さもあって、非常に混雑していました。


すぐ目の前には、竹に包まれたような外観のマレーシア館がありました。こちらは、隈研吾氏の作品によるものです。


リングの中央は、万博のテーマを象徴するエリアになっており、国ではなく日本の有名なプロデューサーが手がけるパビリオンが広がっています(シグネチャーパビリオン)。
その中の1つは、小山薫堂氏がプロデュースしています。建築設計は、やはり隈研吾氏が担当しています。





早速パビリオンを巡る
行列に怯んで…とりあえず歩いてみる
会場に入ったものの、あまりの人混みでどこも行列になっていたため、とりあえず歩いてみることにしました。
パビリオンには、独立した建物のタイプと、幕張メッセのような巨大な会場を区切って使用するタイプの2種類があります。後者の会場には、「コモンズ」という名前が付けられています。
「コモンズ」は広いため、独立したタイプのパビリオンよりも入りやすく、とりあえず入ってみました。
オセアニアの国・トンガでは、某映画で見たことがあるようなものが展示されていました。


パビリオンは、すべてが派手で煌びやかなものというわけではなく、このように奈良県や京都府の廃校を活用したパビリオンもありました。どれも個性豊かです。


大屋根リングの上に登ってみると、下からではわからなかったのですが、屋根は単純に平坦な道ではなく、芝生や花壇があったり、2段構造になっていたりするなど、起伏に富んだ構造になっています。


1周するにはかなり時間がかかりそうだったので、再び下に降りました。
イギリス館では、アフタヌーンティーが提供されていることもあり、かなりの行列ができていました。


オーストリア館は、楽譜をモチーフにした建物です。


外には軽食を販売するブースが出ていて、ケーキなどが販売されていました。私が購入したのは、カイザーシュマーレンとアップルコンポートです。


海外のお菓子なので、さぞかし甘いのかと思いきや、それほど甘くなくて驚きました。
隈研吾にすぐぶつかる
万博は、建築家が大活躍する場でもありますが、現代の日本建築界の存在感を象徴するように、建築家別に見ると隈研吾氏の建築が最も多いと思います。
ポルトガル館も隈研吾氏の設計です。


カタール館も同様です。


カタール館を上から眺めると、幽霊のようにも見えましたが、これは「ダウ船」と呼ばれるカタールの伝統的な帆船をヒントにしているとのことです。





最初の「タイプA」はUAE
すぐ隣にはアラブ首長国連邦(UAE)のパビリオンがあり、こちらは自由入場だったため、すぐに入場することができました。


シャインハットとポケモン
万博の開会式が行われた、こちらの金色の蓋をかぶせたような印象的な建物は、伊藤豊雄氏の設計「シャインハット」です。夜にはプロジェクションマッピングが行われます。


会場内の所々にはポケモンの姿も見られました。ポケモンは、懐かしい世代のもので、私にもわかるキャラクターでした。


当選していた日本館へ
この日、当選していた日本館へと向かいました。随所に木が用いられた印象的な建物でした。


入場時間ごとに順番に案内していたため、少し待ち時間がありました。日本館の展示はとても興味深く、建築にも圧倒されました。


中央の水盤など、歩くたびに景色がどんどん変わっていくのが楽しかったです。


日本館の天井を出たところにある、NTTの装置は関西国際空港と接続されていて、この両手の部分にタッチすると、その振動が双方に伝わるという仕組みになっていました。


実際に関西国際空港の方がハイタッチしてくれたのですが、本当に目の前にいるような感覚があり、驚きました。
NTTパビリオンで前半戦終了
この日、もう1つ当選していたのがNTTパビリオンです。建物は、風によって揺れることを意識して設計されたものでした。


キラキラしているようなものを想像していましたが、実際は思っていたよりも控えめな印象でした。


NTTパビリオンのコンテンツを体験した後は、ホテルに戻りました。



つづく…
【写真あり】パビリオンの感想
日本館
日本館は、無印良品のような雰囲気の展示でした。内容はかなり真面目で、部屋ごとに異なる内容が展示されていました。


こちらは、微生物や藻類に関する展示です。




壁一面に展示された、藻類で描かれたキティちゃんはとてもユニークでした。





このインスタレーションでは、チューブの中で実際にスピルリナが育成されていました。




藻類を混ぜたバイオプラスチックからスツールを作る様子も見学できます。これらのスツールは、日本館の中に多数設置されており、自由に使うことができます。


日本のものづくりの考え方の1つである「柔らかさ」をテーマにした展示で、ドラえもんが案内してくれます。かなりかわいいです。




珪藻土の上に水をかけて作るアートなどもありました。


NTTパビリオン
NTTパビリオンは、1回あたりに鑑賞できる人数が少なく見えるため、必ず予約をして行かないと見られなさそうです。


最初の部屋はいい感じでした。2部屋目では、Perfumeのライブパフォーマンスを3Dメガネで鑑賞しましたが、こちらもとてもよかったです。ただし、部屋に高低差がないため、場所によっては見えづらいかもしれません。
最後の部屋では少し待ち時間が気になりましたが、こちらも面白かったです。(内容は秘密)
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