
いろいろとマスコミやSNSでゴシップ的に、主に悪い方向で消費されている日々ですが、着々と準備は進んでいることでしょう。
もちろん私も万博に行く予定ですが、その過程でいろいろと思うことがあり、その準備をきちんとここに記録しておこうと思い、執筆画面を開きました……。
複雑に見える入場予約システムを整理して紐解く
ウェブサイトは2つあることを覚えておこう
今回の「大阪・関西万博」は入場予約制であり、一部のパビリオンについては事前申し込みによる抽選制度が設けられています。それらの手続きを行うのはすべてインターネット上の公式ウェブサイトですが、「大阪・関西万博」に関する公式ウェブサイトには以下の2つがあるため、混乱しやすいです。
予約に必要なサイトは後者の「ticket.expo2025.or.jp」です。Googleの検索結果には前者が表示されやすく、万博に関する情報も前者にまとめられています。しかし、チケットに関する手続きは後者のサイトのみで行われるため、前者からいちいち移動させられるのが煩わしく感じるかもしれません。そのため、最初から「ticket.expo2025」にアクセスできるよう、ブックマークに登録しておくことをおすすめします。
万博IDとチケットの関係性
ticket.expo2025を利用するには、「万博ID」が必要となります。そもそも、その名称のセンスが分かりづらく、もう少し分かりやすくできなかったのかと思いますが、要はチケットを利用するためのユーザーIDのようなものです。
※このIDは万博を一意に識別するものではないため、百歩譲って「万博来場者ID」と呼ぶべきでは?
さらに、この構造を複雑にしているのが、万博IDとチケットは紐づけるまで別々のものだという点です。万博はイベントの特性上、公式サイト以外にも各協賛企業が配布・販売するチケットが多数存在します。それらのチケットは、そのチケットのIDと万博IDをウェブサイト上で紐づけることで、初めて利用できる仕組みになっています。


この仕組みは、代表者や旅行代理店が予約した航空券を自身のアカウントに紐づけることができる仕組みに似ています。ただし、航空券の場合は最悪何もしなくても、当日空港に行けば飛行機に搭乗できますからね……。この時点で、親にこの仕組みを説明するのが難しくなってきます。
万博IDはグループ全員が作る必要なし
万博IDとチケットの紐づけの時点で、すでに疲れている方も多いかもしれませんが、ここで押さえておきたいのは「万博IDはグループ全員が作る必要はない(通期パス利用者は除く)」ということです。むしろ、一緒に行くなら作らないほうがスムーズです。


グループ全員が個別に万博IDを持ち、それぞれの万博IDに紐づけると、チケットは個人単位で管理されることになります。そうなると、入場予約や抽選予約の際、代表者が毎回チケットIDを手入力し、チケットを登録する必要が出てきます。正直、無駄な手間です。
入場予約は別々に行っても問題ありませんが、抽選予約はバラバラに申し込むと全員が一緒に当選するとは限りません。通常の1日券であれば、代表者の万博IDにまとめることで、混乱を防ぐことができます。
万博IDの厳重なセキュリティ
チケットの紐づけや各種予約に使用する「ticket.expo2025」ですが、ログインには通常のID/パスワード認証に加え、iPhoneのパスキー認証なども必要です。
最近のSNSでは、デジタル事情についていけない人を切り捨てるような風潮がありますが、これらをすべて自信を持って理解できると言えますか?w
「いつまでも自分がついていける側の人間だと思うな」……本当にそう思います。スマホを一通り問題なく使いこなしている両親ですが、これをやらせる自信はありませんw
パビリオンの事前抽選予約
そもそも、何を予約すべきなのか分からない問題
ログインして万博IDにチケットを紐づけさえできれば、日程の予約自体は難しくないため、その話は割愛します。ここからは、パビリオンの抽選予約の話です。
パビリオンの抽選は、2回のタイミングで行われます。
- 2か月前抽選
- 7日前抽選
さらに、2回の抽選で埋まらなかった予約枠は、以下の方法で予約できます。
- 空き枠の先着予約
- 当日登録
まあ、予約すれば待ち時間なしで楽しめるのではないかと期待できるため、予約しようと思うわけですが……。次にぶつかる壁は、「さて、一体何を予約すればいいのか?」という問題(笑)
予約対象のパビリオンやイベントの確認方法
まず、www.expo2025は、この件に関しては使い勝手が悪いため、期待しないほうがよさそうです。(2025年1月現在)もし有効な確認方法があるなら、ぜひ教えてほしい……。
そこで確認できた2つの方法を紹介します。
1つ目の方法:公式アプリを使う
公式アプリでは、パビリオンの一覧を表示し、「事前に予約が必要」で絞り込むことで、予約対象を確認できます。ただし、イベントは一覧には表示されないため、イベントのページで個別に確認する必要があります。


しかし、この方法では一覧画面にパビリオンの解説がなく、操作性も悪いため、おすすめしません。


2つ目の方法:ticket.expo2025の抽選予約画面を利用する
予約画面を進むと、「予約したいパビリオンとイベントを検索してください」という画面にたどり着きますが、何も入力せずに「検索」ボタンを押すと、予約対象のパビリオンとイベントがすべて表示されます。この方法では、パビリオンとイベントの概要も一覧で確認できるため便利です。


なお、4月には新たにもう1つ公式アプリがリリースされる予定です。その名も「EXPO2025 Personal Agent」。使い勝手の悪さで世界に恥をさらすことがないよう願うばかりです……。
パビリオン独自のウェブサイトの存在
そして、この方法を試して気づいたのは、「各パビリオンの情報は、それぞれのパビリオンが独自に発信している」ということです。一覧には、各パビリオンのウェブサイトへのリンクが掲載されています。
結局、万博は会場を提供しているだけで、パビリオンやイベントの内容は、出展者の裁量に委ねられています。そのため、万博の公式サイトをどれだけ探しても、各パビリオンの詳細情報は掲載されていません……。
私はとても親切なので、ここに予約画面で確認できた予約対象のパビリオンと、そのウェブサイトを掲載しておきます(笑)
パビリオン名 | 所要時間(分) | 注 | ウェブサイト |
---|---|---|---|
アラブ首長国連邦パビリオン | 15 | リンク | |
オーストラリアパビリオン 「Chasing the Sun ― 太陽の大地へ」 | 15 | リンク | |
オランダパビリオン コモングラウンド | – | ||
カナダパビリオン | 15 | ||
国際赤十字・赤新月運動館 | 30 | リンク | |
国連パビリオン | 20 | ||
セルビア共和国パビリオン | 30 | ||
タイパビリオン | 10 | リンク | |
ブラジルパビリオン | 20 | ||
ポーランドパビリオン | 40 | ※ | リンク |
ポルトガル館 | 12 | ||
日本館 | 35 | ※ | リンク |
ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier | 30 | ||
大阪ヘルスケアパビリオン | 60 | ※ | リンク |
関西パビリオン | 60 | リンク | |
NTT Pavilion | 45 | リンク | |
電力館 | 45 | リンク | |
住友館 | 65 | リンク | |
パナソニック館 「ノモの国」 | 60 | リンク | |
三菱未来館 JOURNEY TO LIFE | 60 | リンク | |
PASONA NATUREVERSE | 30 | リンク | |
ブルーオーシャンドーム | – | リンク | |
GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION | 50 | リンク | |
TECH WORLD館 | 30 | ||
ガスパビリオン・おばけワンダーランド | 40 | リンク | |
飯田グループ×大阪公立大学共同出展館 | 45 | リンク | |
シグネチャーパビリオン 宮田裕章 「Better Co-Being」 | 45 | リンク |
※体験に複数パターンがあるので想定所要時間は複数あり
結局、何を予約したのか?
試行錯誤しながら、以下のパビリオンを予約しました。今回は夜まで滞在しない予定のため、ショーなどは次回に持ち越すことにしました。
- 日本館
- オーストラリア館
- NTT Pavilion
- 住友館
- 未来の都市
- null²






万博の旅はつづく…
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