太宰府天満宮に行こう
大混雑の参道
博多のホテルで朝食を食べてから、観光に出発します。最初の目的地は太宰府天満宮です。
駐車場も空きが全然なく、やっとのことで民家の敷地を利用した駐車場に止めることができました。
車を降りて参道を歩くと、そこにもものすごい人の群れが広がっていました。
韓国や台湾から来たと思われる観光客もたくさんいて、太宰府天満宮がアジアの人たちにも人気の観光地だと実感しました。
「やす武」の梅ヶ枝餅
太宰府天満宮に向かって歩いて行く途中、「やす武」の梅が枝餅を食べることにしました。
昔の建物を生かしつつ、かなりモダンに改装されていて、ひときわ目立つお店でした。
ガラス越しに、職人さんが手際よく梅が枝餅を焼いている様子が見えます。
焼き上がった餅は小さな穴を通じて売り場に供給される仕組みで、餅が出てくる様子が面白かったです。
焼きたての餅はとても熱く、舌を少し火傷してしまいましたが、とても美味しくいただきました。
あの建築家のスタバ
すぐ近くには、有名なスターバックスコーヒーの店舗があります。こちらは、有名な建築家・隈研吾氏が手がけた作品として知られています。
今しか見れない! 仮殿に驚く
緑豊かな仮殿にお参り
参道があの混雑ぶりでしたので、当然境内もものすごい人の数でした。ここまで来て気づいたのですが、季節的に七五三の家族連れが非常に多いようでした。
太宰府天満宮の本殿は、現在大規模な改修工事を行っており、手前に建設された仮殿が参拝先になっています。
この仮殿はただの仮設ではなく、建築家・藤本壮介氏の作品となっています。
天井には草木が植えられており、これまで見たことのない独特な形をしていますね。
横から見ると、その天井はかなり薄く見えるため、一体どのようにしてこの草木が植えられているのだろうと不思議に感じました。
菅公歴史館で学ぶ
奥には歴史館があり、博多人形を使って菅原道真の人生が表現された展示があります。せっかくなので、こちらも見学しました。
宝物殿では「藤本壮介展 太宰府天満宮仮殿の軌跡」が開催中
参道に戻る途中には、宝物殿もあります。宝物殿では、先ほどの仮殿を手がけた藤本壮介氏が仮殿を設計するまでの過程を紹介する展示が行われており、これも今回の旅の目的の1つでした。
展示は宝物殿の最後の部屋が使われています。現在の形が選ばれるまでに試行錯誤を重ねた様子が、多数の建築模型やCGイメージを通じて展示されています。
とんがりコーンのようなものやジャングルジムのようなものなど、ユニークな案もあり、非常に興味深かったです。
先ほど見た草木が植えられた屋根の図面も大きく拡大され、横から確認できるようになっています。
草木は季節の変化を考慮して選定されているとのことでした。
また、草木を植える前の建設途中の天井に木を植える様子を写した写真も展示されています。一見薄く見える天井ですが、草木を植える部分はしっかり深さが確保されていることがわかりました。
展示を堪能し、大満足で太宰府天満宮を後にしました。
せっかく来たならこちらも! 観世音寺へ
歴史を感じる境内
太宰府天満宮の次は、観世音寺(かんぜおんじ)に立ち寄りました。こちらは、先ほどの太宰府天満宮とは全く雰囲気が異なり、人影はまばらでしたが、歴史を感じる静かな空間です。
宝蔵がとにかくすごかった
このお寺には「宝蔵」と呼ばれる立派な施設があり、そちらを見学しました。正倉院風の建物です。
中は写真撮影が禁止されているため、文章での説明となりますが、堂内には立派な仏像が何体も安置されており、非常に見応えがありました。
太宰府天満宮を訪れた際には、ぜひこちらにも足を伸ばしてみることをおすすめします。
お昼は博多のうどんです
牧のうどん 大野城店へ
太宰府を後にして、いよいよ佐賀へ向かいます。お昼ご飯は道中で「牧のうどん」を食べることにしました。
運良く席が空いていてすぐに座ることができましたが、その後すぐに大行列ができており、福岡での人気の高さを実感しました。
甘くて濃い! 肉ごぼううどん
たくさんあるメニューの中から選んだのは、やはり名物と言われている肉ごぼううどんです。
うどんの汁の甘さに、とにかく驚きました。
そして、うどんの麺が柔らかいという事前情報は知っていましたが、あっという間に汁を吸う様子には衝撃を受けました。テーブルに置かれた追い出汁を数回足しながら楽しみました。
ごぼう天も予想とは異なり、衣が想定の3倍くらい分厚かったです(笑) せっかくなので、かやくご飯も一緒にいただきました。お腹いっぱいです。
この後は吉野ヶ里遺跡へと向かいます。
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