【名古屋旅行記】ケンチク探検/イッツ・ア・スモール…ナゴヤ!?「名古屋市美術館」訪問

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「ケンチク探検」の記事です。(4/7)

約 5 分で読めます。( 2174 文字)

はじめに

こんにちは、@fukuhomu です。

以前、世界の建築様式が取り入れられたディズニーランドの「イッツ・ア・スモールワールド」の記事を書きましたが、伝統の建築様式を建築に取り入れるのは「イッツ・ア・スモールワールド」に限ったことではありません。本日はそんな建築として、「名古屋市美術館」をご紹介します!

名古屋の有名な建築を取り入れているそうですが、一体どんな建築なのでしょうか。

目次

ポストモダン、って言います。

地域伝統の建築様式などを意匠に取り入れる建築を建築の世界では「ポストモダン」と呼びます。

名古屋市美術館は黒川紀章さんの作品

本日ご紹介する「名古屋市美術館」もポストモダンと呼ばれる建築作品の1つであり、「黒川紀章」さんの作品です。生前、東京都知事に立候補された方と言えばわかっていただけますかね!?

関東では、六本木にある「国立新美術館」でお馴染みです。(※ちなみに、イッツ・ア・スモールワールドは作られた年代がポストモダンと呼ばれる年代よりかなり前の作品です。こちらの記事の東京都庁舎は、ポストモダンの影響を受けているとも言われています。)

それでは、名古屋市美術館を探検です!

この名古屋市美術館、公式ホームページにも西欧と日本の文化、あるいは歴史と未来の共生がこの建築の主要なテーマ」なんて書いてありますが、いったい……。

入り口からインパクト抜群!

こちらがその建築「名古屋市美術館」です!

あれ、想像と違いますか!? さすがにイッツ・ア・スモールワールドのようにカラフルとはいきません。外観を一周してみましょう。

随所に隠された和風建築のエッセンス

まず、入り口には特大の何かが突きだしています。木造建築の梁っぽくもありますがいったい何なのでしょう…。

しかし、そこをよーく見ると…

メタリック鳥居」現る!!! しかも双子! なんとも不思議な感覚に襲われます…。

そのまま進みます。これは何なんでしょう…記号化のレベルが高すぎてわからないですねえw(自分のレベルが低いだけかも?w)きっと意味があるんだと思います。

そのお隣には、不思議な形のブロック(?)が刺さってます。これは、階段の部分の採光窓でした。下の採光窓は、1階から地下階への階段に付いているのですが、このおかげで地下へ行く階段に感じませんでした。そんな理由もあって上を向いているのかもしれません。

ちょっと進むとまたまた不思議なものが…

これは…と、鳥居なんですかね……!? この「不完全鳥居(?)」の先には、併設のカフェレストランがあります。メタリック鳥居といい、こちらも不思議な気持ちに襲われますね…。

そのまま進むと、また怪しいものが。これはお稲荷さんの形に見えますが、きっと名古屋ゆかりの伝統建築かもしれませんね。下には飛び石のようなものが敷いてあって、やはり日本風。この飛び石を辿っていくと…

まさかのw飛び石合流wwww

そして、合流した飛び石の向こうを見ると…

キターーーーーーーー!!!!!!!!!!!

またもやメタリック鳥居さん。しかも今度は真ん中が切れてるwww

そして、こちらが一番奥です。トンガリ屋根の細長い建物が突きだしています。これはパッと見ゴシック建築の教会を思い浮かべてしまったんだけど、でもさっきから取り入れてる建築が日本の建築ばかりだし、やはり日本の建築なんでしょうか…。

反対側から入り口に戻ると、こちらもトンガリ屋根。ドアや窓のデザインもなかなか凝ってますねえ…。この突きだした部分は、熱田神宮に似てますね。柱の感じとかも。

写真はWikipediaより。この左右の飛び出してるところです。

800px Atsuta Shrine 01

高さを抑えるために地下フロアがありますが、中は吹き抜けになっていて全面ガラス張りのため、全く地下だと思えないです。

この中はもっとスゴイ!?

外観は勤務前の朝に撮影しましたが、館内は勤務後の夕方に行ってきました。自動ドアも面白かったのですが、撮り忘れました(泣)

不思議な造形がたくさん

早速エレベータから面白いデザイン。これ、一体何がモチーフなんでしょう…わからずorz にしてもかなり高貴ですねww

各展示室へのドアもすごい。これは和風? 紋みたいなものが付いている(笑)にしても全然元ネタがわかりませんゴメンナサイ!!!

水飲み場と、公衆電話があったであろうスペースも不思議なデザインをしています…

そして突如現れる不思議な柱。西洋風・・・?

結論:いろいろ取り入れられまくってて凄すぎて説明できませんでした

元ネタがわからなくてグダグダになってしまい申し訳ありません。

しかし、とにかくたくさんの要素が取り入れられていたことがおわかりいただけたかなと思います。ここに載ってないものもたくさんあります。どうやら「茶室」「名古屋城」、そしてなんと「木曽川」まで取り入れられているらしいのです。

この美術館が建設されたころは、こういった「ポストモダン」という作風はとても流行ったそうなのですが、今となってはかなり下火になってしまいました。しかし、こうやって歩いて探して…という謎解き要素(?)が詰まったこの名古屋市美術館はとても楽しいので、気になった方はぜひ足を運んでみてくださいね。そして、解釈を僕に教えてください!

というわけで、名古屋(と日本建築)がたくさん詰まった名古屋市美術館のご紹介でした。

この記事は連載です!

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