時は2015年2月、まだまだ寒い朝6:00AMのナパバレーにて。
ハチャメチャな集合場所までの旅を経て、いよいよ気球ツアーのスタート!
気球でソアるまで
気球の膨らませ方
当然ながら気球は最初から膨らんでおりません。最初はこのように寝かされた状態から。
大きなガスバーナーのようなもので中の空気を温め、徐々に徐々に膨らませてゆきます。
そしてついに完成!
見た感じかなり時間がかかりそうでしたので、本当スタッフの方々何時からやってくれててたのだろう…と思って見ていました。僕なんか寝坊して6時集合ですら遅刻したというのにw
大事な大事な「ベンド・ニー」
飛行機が離陸や着陸態勢に入るように、気球にも離着陸時の態勢というものがあります。
しかしながら機械が自動やってくれるわけではございませんので、乗っているみんなで離着陸態勢を作るのです。
…と言ってもやり方は簡単、「ベンド・ニー」です。つまり軽く膝を曲げるのです。
これは気球が万が一傾いた時、また着陸時には非常に重要で、衝撃から自らの関節を守るのにも役立ちます。きっと地球上のどこで気球に乗る際にも必要なスキルですので頭の片隅にでも覚えておきましょう。
一人気球旅のリスクとは
僕は一人旅を好みます。
そして2月といえば…バレンタインですね。ここアメリカでは男性から女性を食事などに誘ったり、何かをプレゼントをすることが多いのです。
そう、気球ツアーなんかをね。ということで見事にチュッチュするカップルたちに挟まれての美しい空中遊覧が始まろうとしていたのでした。(ちなみにカップル皆めっさ優しかった)
We’re ready for TAKE-OFF!
いよいよ離陸!
周りの気球がどんどん旅立ち、ついに我々の番。陽気な気球の操縦士さんの「Are you ready??」の掛け声に応えてツアーのスタート!
実際にその時の映像で見ていただきましょう!!!
なんとあんなえらい高さまで!!!!!
そして気づかれた方もいらっしゃるかと思いますが、やはり朝が早いので朝焼けが非常に綺麗なのです。
徐々に変わる空の色のグラデーションがたまらん。これは早起きする価値あるわ。
「冬サンフランのすゝめ」①
さて引っ張りましたが、ついに冬サンフランをオススメする理由をば。
まず1つ目はもちろん、この澄んだ空気と景色!
こちら奥に海が見える辺りはサンフランシスコです。
ナパバレーも一望。
澄んだ空気は景色を綺麗にしてくれるのはもちろん、吸う空気がおいしくなるなあと改めて実感。
「冬サンフランのすゝめ」②
しかしそれだけではありません。それがこちら。
気球はこのガスバーナーのようなもので中の空気をどちらにむけて温めるかによって操縦をしているわけです。
実はそのガスバーナー、まさに我々の頭上にあるのです。これがとにかく暑いんですね。つまり夏に来ちゃうと更に大変。操縦している方も「気球は冬がベストだよ!夏は火で炙られて暑いのなんの。」とおっしゃってました。
以下はハイライトの最上点にて。
ここで少し高度を一定に保ちながらみんなでお話タイム。「日本から来たよ!」というとみんな「?!?!?!」って感じでしたwww
でも操縦士のおっちゃんは何人も日本人の方を乗せたんだってさ。「みんなすごく喜んでこの地を離れたくないって言ってくれたから印象に残ってる」とな。うん、俺も離れたくないよ!ってかもはや住みたいよ??? …ということでぜひ冬に赤い橋を超え、優雅なドライブを楽しみ、気球に乗りに来てみては。
下降するのも、またいとをかし。
美しき葡萄畑
高度を落とす気球に少し寂しくなりますが、逆に低くなるにつれて美しくなるのが葡萄畑の景色。
そして徐々に足並みを揃える気球たち。
ベンド・ニーを忘れず!!!
久々の地面
「たまに激しい揺れを伴うからね!覚悟しろよー???」という操縦士さんの脅しに一同ガヤガヤ。そして、、、
しかし特に激しい揺れもなく着陸!いやああああああ大満足だった!!!!
そして降りた後も美しい地表からのナパバレーの景色。
まだあんなに気球が。
この後は専用の車でピックアップしてもらい、元のワイナリーに帰ったのでした。
ありがとう、ナパバレー。
ウェルカムドリンクの誘惑
さて、胸いっぱいでワイナリーに帰ってくるやいなや「Welcome Baaaaaack!!!」と言われ渡されたのはスパークリングワイン。
最高じゃん?????? ん?????
そうだ俺、遅刻したんだった。
そうだ俺、車で来たんだった。
とりあえず写真だけ撮ろう…
このまま召し上がりたい。
この後、無事に隣にいた上機嫌なおじさんにミモザカクテルを引き渡し、オレンジジュースで乾杯したのでした。
ブランチビュッフェで元を取ろうと無駄に張る食い意地が虚しい… ということでナパバレーでの気球の旅が終了。
いや本当に良かったんですよこのツアー。
ぜひとも冬にお酒を飲める環境を整えて行ってみてください。
では帰りの車で気球の操縦士さんと話した際の、シンプルでかっこいい一言で締めくくりましょう。
さて次回の【実際にソアってみた】④はガラリと変わって、また違う意味でカリフォルニアらしい雄大な景色をお届けいたします。
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