【ヴェネツィア】サン・マルコ広場を歩く。時計塔とサン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿をめぐる旅

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「10日間で巡るイタリア〜ヴェネツィア・フィレンツェ・ローマ」の記事です。(12/19)

約 3 分で読めます。( 1263 文字)

はじめに

fukuhomu
ヴェネツィアの中心であるサン・マルコ広場へとやって来ました。ヴェネツィアの長い歴史を見守って来た時計塔やサン・マルコ寺院やドゥカーレ宮殿を外から楽しみます。
目次

数百年人々を見守る時計塔

時計の裏から

目指すのはヴェネツィアの中心、サン・マルコ広場です。細い路地を歩いていると、突然、目の覚めるように美しい青色をした時計が現れます。

サン・マルコ広場の時計の裏側

実は、この時計は裏側にあたる部分です。そして、この時計の下のアーチをくぐり抜けると、そこがサン・マルコ広場です。

表側はサン・マルコ広場に面する

サン・マルコ広場はとにかく人がたくさんいます。観光客を狙ったスリも多いようなので、どうぞお気をつけください。

サン・マルコ広場の時計の正面

先ほど見た時計の表側は、このような姿をしています。塔の最上部には鐘をつくブロンズ像、その下にはヴェネツィアの象徴である有翼のライオン、さらにその下には時刻を示す窓と聖母マリアと幼子イエスの像、そして文字盤が続きます。

さまざまな装飾が重なり合った、とても見応えのある時計塔です。なお、1797年にヴェネツィアがフランスに占領されるまでは、現在の聖母子像ではなく、ヴェネツィア共和国の国家元首であるドージェの像が置かれていたそうです。

時計が完成したのは1499年で、現在もメンテナンスされながら動き続けています。数百年にわたり受け継がれ、この場所で人々を見守ってきたと思うと、本当にすごいことですよね。

サン・マルコ広場の時計

文字盤は私たちが普段使っている時計とは異なり、とても特徴的です。まず、1周が24時間表記になっています。写真を撮ったのは午前11時だったため、太陽はXIを指しています。

サン・マルコ広場の時計

その内側には星座が示されていて、7月だったので牡牛座の位置にありました。これは現代の星座の区切りとは少しズレがあるようです。

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中心に地球があり、太陽が回っているので「天動説」が前提にあるデザインに見えるピヨね。

そして、そのさらに内側には月の位置と満ち欠けを表す仕組みがあります。月は球体になっており、一部が黒く塗られているため、それが回転することで満ち欠けがわかるようになっています。

TIKIKITI AI
時計塔の内部に入れるツアーもあるらしいピヨ

ヴェネツィアの中心、サン・マルコ広場

聖マルコの伝承

時計が見下ろす広場、ここが「サン・マルコ広場(Piazza San Marco)」です。

サン・マルコ広場

名前の由来となっているサン・マルコとは、新約聖書の4福音書のうち『マルコによる福音書』を記した聖マルコのことです。彼の象徴が「有翼のライオン」であり、これはヴェネツィアの紋章としても用いられています。

828年、ヴェネツィアの商人たちがアレクサンドリア(エジプトの都市)から聖マルコの遺骸を密かに持ち帰り、伝承によれば、その遺骸を運ぶ馬車がこの場所で止まったことから、ここに聖堂が建てられたといわれています。

サン・マルコ寺院

これが現在のサン・マルコ寺院の起源であり、やがてこの聖堂を中心にサン・マルコ広場が形成されました。

ドゥカーレ宮殿と鐘楼

このピンク色の建物がドゥカーレ宮殿です(カメラの設定がおかしくて白っぽいけれど)。

ドゥカーレ宮殿

そして海側には鐘楼がそびえ立っています。まさに「ヴェネツィアといえばこれ!」という景色のオンパレードです。

鐘楼

ここはかつてヴェネツィアの政治の中心地であり、現在では観光の中心としてにぎわう場所です。

「サン・マルコ寺院」「ドゥカーレ宮殿」のどちらも事前予約が必須ですので、訪れる際はどうぞお気をつけください!

fukuhomu
この後はドゥカーレ宮殿に入ります!

10日間で巡るイタリア〜ヴェネツィア・フィレンツェ・ローマ

【ヴェネツィア】リアルト橋とチステルナが語る歴史。サン・マルコ広場まで歩く街歩きの旅 【ヴェネツィア】ドゥカーレ宮殿を歩く。天井画・名画と女神像に満ちた絢爛の世界
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