fukuhomu引き続きヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展ジャルディーニ会場のパビリオンを巡る!3/3記事目
ブラジル館/Brasile
パビリオン巡り後半戦です。まずはブラジル。テーマは「再創造((RE)INVENTION)」です。


読む系の展示が多かったのか、ほとんど見ずに出てしまったのかもしれません。全然覚えていません…。
ギリシャ館/Grecia
一際かっこいいこちらの建物はギリシャ。ネオ・ビザンチン様式というらしいです。


テーマは「歴史的知性(Intelligens Historica)」です。ギリシャのクレタ島がヴェネツィア共和国の一部だった時代に造られた造船所についての展示がされています。


ルーマニア館/Romania
入り口の目の前に巨大な木が生えているルーマニア。テーマは「ヒューマン・スケール(HUMAN SCALE)」です。


あまり見ずに出てしまった…!





ポーランド館/Polonia
すぐ隣にあったポーランド。テーマは「ラーレスとペナーテス:建築における安心感を構築(Lares and Penates: On Building a Sense of Security in Architecture)」です。
テーマに入っているラーレスとペナーテスは古代ローマの家庭を守護する神々のことです。ラーレスは家庭・家族・土地の守護神、ペナーテスは食糧庫や炉辺を守る神です。
しかし現代における安心・安全の守り神の役目を果たすのは、これです。


非常口はとんでもないことになってました(笑)


ヴェネツィア館/Padiglione di Venezia
ヴェネツィアです。イタリアの国としてのパビリオンはアルセナーレ会場にありますが、ヴェネツィア単独のパビリオンがジャルディーニ会場にあります。お庭がある立派な建物です。


テーマは「図書館――ヴェネツィアの知性を築く(Biblioteche. Costruendo l’intelligenza veneziana)」です。
そのテーマ名の通り図書館のような空間で、様々な資料を自由に閲覧できます。


エジプト館/Egitto
ヴェネツィアの隣にあるのはエジプトです。先ほどのルーマニアからポーランド、ヴェネツィア、エジプト、次のセルビアまで横長の同じ建物に収まっています。
テーマは「蜃気楼を掴む──保存と開発のバランス(Let’s Grasp the Mirage)」です。


黄色は「保存」、青は「開発」と設定されたブロックを置く場所によって水平を保つというインスタレーションです。


すでにバランスが保たれていたので、触るのはやめましたww
セルビア館/Serbia
横長の建物の一番端にあるのがセルビアです。元々ユーゴスラヴィアとしてのパビリオンだったので、入り口にはその形跡があります。


テーマは「ほどけゆく:新たな空間(Unravelling: New Spaces)」です。会場の中に吊るされた大きな布が、会期中少しずつ解かれていくというインスタレーションです。


最後には糸に戻り、別のものに活用されるという話です。
オーストリア館/Austria
オーストリアです。テーマは「みんなのためのより良い暮らしをつくる機関(Agency for Better Living)」です。


なんと…写真を1枚も撮っていませんでした。ここまで連続で見続けて、限界に近づいてきています(笑)
ベルギー館/Belgio
パビリオン巡りも終盤です。こちらはベルギー。中央にベルギー王国の紋章が掲げられています。テーマは「生物圏をつくる(Building Biospheres)」です。


館内はまるで温室のように植物が生い茂っています。


そういえば、大阪万博のベルギーパビリオンも植物がすごかったのですが、何か関係があったのでしょうか…?
スペイン館/Spagna
パビリオン巡り最後の国はスペインです。建物が蔦に覆われています。


テーマは「インターナリティーズ:領域的均衡のための建築(Internalities: Architectures for Territorial Equilibrium)」です。


スペインの各地域の事例が紹介されていました。展示スタイルが面白かったです。






ヴェネツィア・ビエンナーレを終えて次の目的地へ
ジャルディーニ会場周辺の美しい景色
これにてヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展2025の会場を後にします。ヴァポレット(水上バス)が来るまで少し周りを歩いたのですが、非常に美しい景色でした。


この橋も素敵です。


ヴェネツィアの橋は水面が近く、高さも低く、なだらかな階段になっているのが特徴かもしれません。




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