大阪・関西万博現地レポ⑤|関西パビリオン・ガンダム・パソナを巡り噴水ショーおかわり

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「大阪・関西万博現地レポ」の記事です。(5/6)

約 9 分で読めます。( 5034 文字)

はじめに

fukuhomu
大阪・関西万博記事はまだまだ続きます。3回目の訪問の午後は、関西パビリオン、ガンダム、パソナなどを巡ります。夜はショーを見ます!
TIKIKITI AI
パビリオンの感想は最後に書いてあるピヨ
目次

日が暮れてきた万博会場

関西パビリオンで地域の魅力再発見

関西パビリオンは当日予約で入場することになりました。さて、今回の万博で言う「関西」とは、どこまでの府県を指すのかご存知ですか?

実は一般的に思われているよりも、少し広い範囲が対象になっています。

関西パビリオンを出展するのは「関西広域連合」という行政機構です。この団体には2府6県4政令市が参加しています。大阪府・京都府で2府、滋賀県・兵庫県・奈良県・和歌山県・鳥取県・徳島県で6県です。そしてさらに「連携団体」として、福井県と三重県も参加しています。

TIKIKITI AI
鳥取・徳島・福井・三重の4県は意外だったかもピヨ

よってこの関西パビリオンでは、大阪を除いた7つの府県がそれぞれコーナーを出しています。

鳥取はやっぱり…コナンと鬼太郎!

鳥取県のコーナー

後ろのお兄さん、誰だろう?と思ってしまいましたが、「遥かな街へ」という作品だそうです(知らなくてすみません)。

ロボットと人が協働するサステナブルなフードコート!?

小腹が空いたので、何か食べようと向かったのは「サスティナブルフードコート 大阪のれんめぐり~食と祭EXPO~」です。

こちらのフードコートは、「らぽっぽファーム」や「たこ家道頓堀くくる」で有名な白ハト食品工業が出展しています。フードコート内には、「どうとんぼり神座」や「大阪王将」など、他の企業のお店も並んでいます。

TIKIKITI AI
ちなみに「大阪のれんめぐり」は新大阪駅の新幹線改札内にもあるピヨ

こちらのフードコートの特徴は、1人550円で1時間座席を予約できることです。座席を予約すると、水、オリジナルグッズ、各店舗で並ばずに優先的に購入できるという特典もあります。

優先案内の看板

これを高いと見るか、お買い得と見るか……。

座席予約を利用しない場合は、室内であれば立ちテーブルを利用することになります。外に出れば近くにベンチとテーブルもあるので、天気が良ければそちらを利用するのもいいと思います。

館内には、2024年に青森ねぶた大賞を受賞したという作品が飾られていて、大迫力です。

フードコートを利用せずとも、こちらの作品を一目見るだけでも良いかもしれません。

そしてフードコートの名前に付いた「サスティナブル」ってどこら辺がだよ!? と思った方もいるかと思いますが、所々にロボットを活用していることがサスティナブルのようです。

くくるのロボット

あと、道頓堀くくるの容器には卵の殻が混ぜてあるという点も、サスティナブルな取り組みのひとつのようです。

くくるのたこ焼を食べる!

大阪に来たので、ベタにたこ焼きでも食べようかなと、くくるに並びます。並び列はそこそこ長く、ファストパスを持っている人が羨ましかったです。

並んでいる時に見つけた、こちらの「タコシャン」を注文しました。

ワインは、大阪の奈良寄りの地域にある「カミカタワイナリー」で作られたものだそうです。

ちなみに、「シャン」という名前がついていますが、シャンパンではないので要注意! 念のため言っておくね!!(笑)

外のベンチに座って、シュワシュワワインとたこ焼きをいただきま〜す! 外で食べるから美味しさ倍増!!

fukuhomu
これでまた、パビリオン巡りをしばらく頑張れそうです。

陽が傾いてくると、気温も下がってきます。海沿いにあるおかげで涼しい風が吹いてくるので、温度調節できる上着はぜひ持って行ったほうがよいです。

会場を散歩する

夕暮れどきの万博会場には涼しい風が吹き、絶好の散歩タイムです。

モナコパビリオンは会場の中で最もモダンな建物だと思います。このままApple Storeとして移設しても違和感なさそうですね。

モナコパビリオン

アイデアが素晴らしいタイパビリオン。まだ中に入れていなくて……絶対に行きたいです。

タイパビリオン

大屋根リングの上から見るのが、一番鏡の効果を発揮しているかもしれません(笑)

スペインパビリオンの太陽は、周りが薄暗くなってくるとより輝いて見えますね。

スペインパビリオン

この時は人があまり並んでいなかったおかげで、一層映えて見えます。

サウジアラビアパビリオンもまだ行けていないので、会期中に絶対に行かなければならないパビリオンのひとつです。レストランにはテラス席があって、気候が良い日だったら気持ち良いだろうなあ。うらやましいなあ。

サウジアラビアパビリオン

海外パビリオンを大屋根リングから眺めたあとは、EUパビリオンを見ました。

西ゲートの2大人気パビリオンへ

レベルが段違い、ガンダム!

当日予約で入場権利をゲットしたGUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONへ。1回の人数がかなり多いのと、オペレーションが最もスムーズだった気がします。

体験を終えたあとはすっかり日は暮れて、ガンダムが光っていました。

アトム達と一緒に巡るパソナ

その後は、すぐ目の前にあるPASONA NATUREVERSEに入りました。

待ち時間ゼロでラッキーでした。西ゲートの近辺にあるので、意外と、もう少し遅くなると混んできます。

噴水ショーは優先席で(ただし立ち見)

イタリア館でホットサンドを買った

本日最後のイベントは、噴水ショー「アオと夜の虹のパレード」です。鑑賞席で座って食べようと思い、列があまりできていなかったイタリアパビリオンで、トリュフが香るホットサンドを買いました。

味は、まあ、SNSで話題になるほどではなかったです。なんならトリュフ塩さえあれば、自分で作ったほうが自分好みに仕上がる気がしました…(笑)

fukuhomu
ホットサンドはもっとカリカリに焼いたほうが好みなので……

優先席立ち見で見る噴水ショー

ホットサンド片手に歩いていたのですが、すっかり暗くなった万博会場でまさかの迷子に…。噴水のあるエリアにどうすればたどり着くのか分からなくなりました(笑)

このままじゃショー間に合わない! と思って結構焦りましたが、なんとか到着しました。

しかし、優先席が当選していたにも関わらず、もう席がいっぱいということで立ち見。見た感じ、席には結構隙間あるんですよ?

ディ●ニーだったら「もっと詰めてください〜」って言ってくれると思うのだけど、こちらはそのようなことはしてくれないんですよね。残念。仕方がないので、大きな人の隙間から見ました。まあ、自分が悪いんですけどね。

東ゲートから帰る

噴水ショーの後はドローンショーを見て、東ゲートから帰ります。

駅にたどり着くまでにかなり遠回りをさせられますが、それでも電車がひっきりなしに来るので、見た目より早く帰れるのが本当にすごい。大阪メトロの本気を毎回思い知らされます。

fukuhomu
というわけで、また明日万博会場にやってきます!!
TIKIKITI AI
パビリオン・ショーの感想はこの先に書いてあるピヨ

【画像あり】パビリオン・ショーの感想

関西パビリオン

7つの府県が1つのパビリオンで、それぞれのブースを(競い合って)出展しているパビリオンです。
府県ごとに人気もバラバラで、すぐに入れる県もあれば、入場まで並ぶ県もあります。

並んでみるほどでは……という感じだったので、並ばずに入れたところをささっと見てきました。

兵庫県は「ミライバス」と名付けられた、体験型の映像展示がメインでしたが、神話の世界の話を史実と区別なく紹介する映像には、問題があると感じました。

関西パビリオンの中心には、各府県のスタンプが並べてありますが、三重県だけはそこにスタンプを置かずに、自分たちのコーナーの中に設置するという協調性の無さを発揮(笑)

三重県自慢の食材たちのブランド力の強さを、強く印象に残る展示で伝えていました。

和歌山県は、奥にバーカウンターがあり、「Wakayamaの森と恵みのペアリングセット」というメニューをいただけるのがメインのコンテンツです。桐の切り株で作られた器に載って出てくるそうです。

徳島は藍染め、そしてすだち!!!!

香りでどれがすだちかを当てるコーナーがありました。すだちはやはり徳島のアイデンティティですね。

京都は、伝統的な日本らしい展示があるのかと思いきや、予想に反して現代アートが多数ありました。

内装も最もモダンで、高級なブティック?のようでした。

GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION

1日複数回当日予約枠を開放してくれるルールのおかげで、なんとか当日予約を取得することができたガンダム。

でも、ガンダムの基礎知識ゼロですみません。しかしそんな人にも安心。このガンダムパビリオンがどんな研究開発をしているのかといった知識は、入り口で配られる冊子から学ぶことができます。

冊子には、本編には登場しなかったと思われる空間拡張技術によって景色を楽しめる「UNIVERSAL BAY HOTEL」の「広告」など、いろいろと小ネタがありました。

パビリオンはスクリーン型のものが複数あり、それを順番に体験していくのですが、とにかく没入感がすごかったです。期間限定の仮設の建物ゆえに、大掛かりな仕掛けができないという制約の中で、ここまでの体験が作れるのだということに感心しきりでした…。

例えば、軌道静止ステーション(スタージャブロー)へ行く軌道エレベーター(スペースキャビン)は、同時に複数の部屋に分かれて体験するので、回転率は犠牲にせずに小さい部屋で実現されています。

そのため、エレベーターの雰囲気もしっかり出ています。他のパビリオンで圧倒的に足りないのがこれなんですよねえ。まあ、予算上無理はあるんだと思いますけども……。

最後のシーンでは、スクリーンが前方だけでなく、前面・上・左右に広がるので、この部屋はかなりの大部屋なのですが、どの位置に立っていても楽しめます。

というわけで、今回の万博の中で、パビリオンの完成度としては圧倒的な出来になっているのがこのGUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONだと私は思っています。

PASONA NATUREVERSE

PASONA NATUREVERSEという名前ですが、他の企業もたくさん協賛企業として参加しているパビリオンです。

最初の部屋には「生命進化の樹」があります。1970年の万博に登場した太陽の塔からヒントを得た展示です。

しかしその中身は結構グロテスクで、黄色い層は「ミツバチの絶滅」、その上の卵が見える層は「すべての生命体の絶滅(卵と種だけが残る)」、そしてうっすら顔が見える層が「新しい生命の誕生」、最後の赤い層が巨大化した太陽に地球が飲み込まれる未来です。

PASONAという名前がどうしても先行して、展示のイメージがつかみにくいですが、人類滅亡の危機を救ったアトムを、ブラックジャックがヒトiPS細胞で作った心臓で治療し、ネオアトムとして再生するというストーリーになっています。なかなか無理やりなんですよw

でも、実際にこの目で見ると、iPS細胞はなかなかすごかったです。思ってたより、すごく小さかった!

会場中央では「NATUREVERSEショー」という名前で、巨大なモノリス型のディスプレイのような構造物が動いて、CGによる未来の映像を見るというイベントが定期的に開催されています。

なかなか大掛かりで面白かったのですが……。

途中途中に出てくる、あの太めのおじさんがなんか気になって集中できませんでしたw この登場人物たち、一体どういうコンセプトなんでしょうねw

最後は中央で花が開くという仕掛けも、ちょっと面白かったです。

アオと夜の虹のパレード

予約席の立ち見から見た「アオと夜の虹のパレード」。前回の自由席から見た時より、ずっと良かったです。とにかく音がよく聞こえる!

自由席の方も、もっと音量が上がればいいのになあ。

最初見た時、凱旋門みたいなこのオブジェに違和感がありましたが、ウォータースクリーンの装備としては最適なのかもと思ってきました。

あと、このショーは噴水だけじゃなく、レーザーの繊細な表現がやっぱり魅力的だと思うんですよね。本当に綺麗です。あと、大屋根リングもいい感じ。

最後の虹は、風が強かったせいかうまく映らなかったのですが、観客席からはかなり歓声が上がっていました。

正直ストーリーは謎な部分もあるんですけど、私としては楽曲がとても良いので、できればもっと前で見たい……けど、さすがにもう当選しないと思うので、今回が多分見納めです。

One World, One Planet.

「アオと夜の虹のパレード」を見た後、そのままの位置でドローンのショー「One World, One Planet.」を鑑賞。

こちらは派手さはありませんが(ドローンってだけで十分派手か?)、ドローンで描かれる絵が美しいです。

大屋根リングとの組み合わせも素敵で、大空に大きな樹が描かれるシーンなど、本当に素敵でした。

そして最後に、協賛の会社のロゴが出るところも好き(笑)

この記事は連載です!

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