松本でカレーを食べて、旧開智学校と松本市立博物館に行った話

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「寒がり冬の長野へ行くⅢ」の記事です。(1/3)

約 5 分で読めます。( 2272 文字)

はじめに

fukuhomu
冬の長野県・松本に行った話です。新宿から特急あずさに乗って松本へと向かい、「がねいしゃ」さんでカレーを食べ、旧開智学校や松本市立博物館に行った話を書いたブログ記事です。
目次

冬の松本へ

新宿からあずさに乗って

松本に向かうのは、なぜかいつも寒い時期です。今回も「少し距離があるけれど遠すぎない」「人がたくさんい過ぎないけれど街が発展している」という、自分にとって非常に絶妙なバランスを持つ街、松本に向かいます。

新宿からは特急あずさに乗って約2時間半。東京から大阪に行くのとほぼ同じくらいの時間ですね。

新宿駅のホームに停まるE353

そう考えると、新幹線で行く名古屋がとても近い場所に感じます。

この特急あずさですが、結構揺れます。最近iOSに搭載された「車両モーションキュー」機能を使ってみたところ、iPadで映画を観る際に乗り物酔いを防止できたような気がします。

fukuhomu
白黒の点々が動くので「草間彌生機能」と呼んでいますw

「がねいしゃ」のカレー×アジア飯

朝9時に新宿を出発して、11時39分に松本に到着しました。ちょうどお昼時です。カレーの街でもある松本で、前から行きたいと思っていた「がねいしゃ」さんに向かいます。

がねいしゃの外観

店の前には少し行列があり、入店まで20分ほど待ちました。

がねいしゃの店舗入口
TIKIKITI AI
ヒンディー語の文字みたいになってるピヨね

カレーは4種類あり、日によって異なります。Instagramアカウントで最新情報が確認できるようです。この日のラインナップは以下の通りでした。

(左)がねいしゃの店内に掲示された本日のメニュー
(右)がねいしゃの店内の壁に掛かったナンの時計
  • チキンカレー
  • 牡蠣のココナッツカレー
  • ラムキーマカレー
  • イカと里芋のカレー
fukuhomu
壁にナン!!!

こちらのお店の特徴は、カレーと「アジア飯」を1つのプレートで提供することです。その名も「がねいしゃの2種盛りプレート」。カレーとカレーの2種、アジア飯とアジア飯の2種にするのもOKです。そして、2種盛りには副菜も付いてきます。

今回は「牡蠣のココナッツカレー」と「魯肉飯」を選びました。

がねいしゃの2種盛りプレート

さらに、プチカレーとしてチキンカレーを追加。トッピングに半熟スパイス煮卵、ライスは中盛り(+50円)にしました。

プチカレーとして頼んだチキンカレー

牡蠣のココナッツカレーは、濃厚な牡蠣のエキスが汁全体に染み込んだ絶品カレーでした。そして、甘めの魯肉飯も非常に美味しく、幸せな一皿でした。定番とされるチキンカレーも香りがよく楽しめました。

全体的に辛味は控えめだったので、卓上の辛味スパイスを途中で足して味の変化を楽しみました。ごちそうさまでした! また来たいです。

松本の歴史と文化を知る旅

耐震工事が終わった旧開智学校

昼食後は観光をスタートします。向かったのは、前々回と前回の訪問時に耐震工事のため見学できなかった旧開智学校です。2024年11月から再び見学できるようになったとのこと!

旧開智学校校舎

この特徴的な校舎は、1876年(明治9年)に建設されました。もともとは松本市内の別の場所にありましたが、1963年(昭和38年)に創建当時の姿で現在の場所に移築されました。

設計と施工を行ったのは、松本出身の大工棟梁・立石清重です。洋風と和風の要素が混ざった「擬洋風建築」を代表する建物です。

建物のほぼ中心には八角堂(塔屋)がそびえ立っています。ここには授業のチャイムとして使われていた鐘が配置されていたそうです。風見には東西南北の漢字があしらわれています。

旧開智学校校舎
TIKIKITI AI
何故か天使も飛んでるピヨ

校舎内に入ると、想像以上に寒い! 風がないだけマシでしたが…。

建物の左右対称に見えるデザインは、実は左右非対称です。こちらの模型を見ると、窓の数が違うことからよく分かります。また、中心に見えるバルコニーに人が出入りするための大きな扉は無いそうです。

旧開智学校校舎の模型

廊下には角度が非常に急な螺旋階段があり、子供たちが喜んで使いそうでした(笑)

旧開智学校の校舎内にある角度が急な階段

こちらの立派な扉は「桟唐戸(さんからど)」という名前で、廃仏毀釈によって廃寺になった浄林寺から移されたものだそうです。こうした和の要素が随所に見られるのも、この建物の魅力です。

旧開智学校の校舎内にある桟唐戸

2階の広いスペースは講堂で、当時珍しかった外国製の色ガラスや、照明周りの彫刻などが施され、非常に豪華でした。

旧開智学校の校舎内の講堂にある色ガラスと彫刻

また、明治天皇が松本を視察した際に休憩用として使用された部屋(御座所)も残されています。この部屋は普通の教室を改装して作られたそうです。

旧開智学校の校舎内にある御座所

想像していた学校よりかなりコンパクトな校舎でした。当初は自動的に進級する学年制度ではなく、試験に合格しないと進級できなかったそうです。このように、建物だけでなく教育の歴史も学べる施設でした。楽しかったです!

「ラボラトリオ」で休憩

その後は「ラボラトリオ」さんへ。昭和8年に建てられた薬局の建物を利用した雑貨店兼カフェです。

ラボラトリオが入居する建物の外観

土日限定のプリンをいただきました。

ラボラトリオのプリンとコーヒー

2023年に移転した松本市立博物館

和の趣きある建築

1日目最後の観光で訪れたのは「松本市立博物館」です。

松本市立美術館の外観

こちらはもともと松本城の中にありましたが、2023年10月に市街地へ移転しました。広々とした天井の高いロビーには、松本の伝統工芸品である「松本てまり」のモビールが展示されています。

松本市立博物館の中にある松本てまりのモビール
fukuhomu
モビールは松本市民の方々が作ったそうです!

松本をもっと知る!

博物館は階段を上がって3階にあります。

松本市立博物館の館内の階段

中に入ると、まず目に飛び込んできたのは松本市街を昔の姿で再現した巨大な模型です。この模型から、松本が松本城を中心とした城下町であったことがよく分かります。

松本市立博物館の展示の松本の城下町ジオラマ

また、模型の周りには現在の松本市街の映像と比較しながら解説する展示もあり、とても分かりやすかったです。

さらにその奥には、松本の歴史や風俗、文化をさまざまな観点から学べる展示が目白押しでした。

松本市立博物館の展示の様子

特に印象的だったのは、松本がさまざまな街の交差地点であったことを示す地図です。

松本市立博物館の展示の昔の道路の地図

この地図を見ると、交差地点にある道に現在も主要な道路や鉄道が走っていることが分かりますね。

再び博物館の外へ出ました。1階のカフェスペースでは、近隣の人々と思われる方たちが作業や休憩に使っている様子が見られました。

松本市立博物館の館内に置いてある椅子

椅子は松本民藝家具のように見えましたが、特に解説はありませんでした。

fukuhomu
この後は本日宿泊するホテルへ向かいます!

つづく…

この記事は連載です!

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