トランジットでカタール市内観光「ディスカバー・カタール」体験記

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「夏のカタルーニャ・バルセロナ旅行記」の記事です。(23/24)

約 6 分で読めます。( 2978 文字)

はじめに

fukuhomu
バルセロナ旅行の帰り道です。日本との直行便はないのでカタール経由で帰ります。ドーハでは、カタール航空のツアー「ディスカバー・カタール」を使ってドーハ市内の観光をします。この記事では、「ディスカバー・カタール」のカタール市内観光ツアーの様子をお伝えします。
目次

カタール市内を巡るツアー

窓口でチェックイン

バルセロナから成田へ帰る途中に、トランジット地点としてドーハにやってきました。ドーハでは、トランジットの待ち時間を使ってカタール航空が提供するドーハの市内ツアー「ディスカバー・カタール」に参加します。(トランジット時間が6時間以上だと利用可能です。)

市内ツアー(TRANSIT EXCLUSIVE – DISCOVER DOHA)は、事前にウェブから予約をする必要があります。飛行機でハマド国際空港に着いたら、そのままターミナルの中にあるこちらのカウンター「ディスカバー・カタール・トランジットツアーデスク」でチェックインをします。

すると次の集合時刻の案内がされるので、しばらく経った後、再びこちらのカウンターに戻ってきます。

カタールに入国し、バスで移動

カウンターに戻ってくると係員の方から説明があり、集団で入国審査カウンターまで移動して手続きを行います。この時、案内は結構適当なので、はぐれないように気をつけてください。

入国審査は想像していたよりも厳しく、入国理由などを問われます。このため、カタール航空の市内ツアーの予約申込書をプリントして持参していく方が無難です。

入国を済ませるとツアーの人が見当たらず、どこに行けばいいか彷徨いましたが、無事に入国審査エリアを出た先に再びカウンターがあり、その近辺にツアー参加者が集まっていました。

ここからは、先程の係員から交代し、おそらくカタール航空の客室乗務員の方が案内してくれます。この時点で少し休憩時間があり、近くのベンチで待機しました。

ベンチの前にあった木

再び集合時間になると、空港の外に出てバスツアーのバスに乗り込みます。

バスの座席は自由席です。

この市内観光では、ドーハの主要なスポットを巡ります。すでに夜でしたが、それでも外の気温は体験したことのない暑さで、ここの国で暮らすのは自分には到底無理だと感じました。

ドーハの名所をコンパクトに観光

スタジアム974 ※車窓観光

バスが出発し、最初に訪れたのはスタジアム974です。ドーハのワールドカップで使われた会場の1つで、車窓からの観光は一瞬でした。

イスラム美術館と夜景

次に訪れたのはイスラム美術館で、こちらは実際に外に降りて見学できましたが、10分程度でした。写真を撮って終わります。

一緒のツアーだったインド人に、もっと遠くまで行こうと言われましたが、このツアーは遅刻すると容赦なく置いていくとのことだったので、断ってバスに戻りました(笑)

ドーハのこの辺りの街は、どこもかしこもピカピカで、街全体が洗練された雰囲気でした。街灯がヤシの木の葉のようなデザインになっていて、面白かったです。

遠くに見えたセントレジス・ドーハは、まさに王宮のような壮麗さでした。

鳩の塔とカタラ・モスク

次にバスから降りて観光したのは、鳩の塔とカタラモスクがある、カタラ文化村です。

まず最初に見たのが鳩の塔です。

鳩の塔は、鳩をここに住まわせることによって、鳩の糞を集めて肥料とし、農業に活用するためのものだそうです。さすがに今のドーハではそのようなことはやっていないと思いますが……。

TIKIKITI AI
……

その鳩の塔の向かいにあるのがカタラモスクです。

ツアーのメンバー誰1人としてモスクの中に入らなかったので外から眺めることにしましたが、中は空調がものすごく効いていて、入り口の近くに立つだけで快適でした。

モスク前にはトイレがあり、こちらのトイレを使って良いとのことでした。

モスクの後は徒歩で移動します。

カタラ円形劇場

向かったのはカタラ円形劇場です。こちらはイスラムの建築要素が取り込まれた円形劇場です。

こんなに暑い国なので、外で公演ができるのかは心配になりました。

ツアーで一緒だったインド人がローマのコロセウムのようだと言っていましたが、まさにその通りだと思いました。しかし、海側には噴水もあり、カタールらしく豪華な作りです。

TIKIKITI AI
気温も湿度も高くて外にいるのもつらい気候だったけど前日よりはマシだったらしいピヨ…

ショッピングモール「21 High Street」※車窓観光

円形劇場の後はバスに戻って再び移動します。ここからはしばらく車窓観光が続きます。車窓から見えた明るい建物は「21 High Street」というショッピングモールです。

ザ・パール ※車窓観光

この後、「ザ・パール」という人工の島を走ります。この人工の島は上から見ると特徴的な形をしているのですが、バスで走るだけだとその形が全くわからず、少々残念でした。

ザ・パールの中は特に見るものもないので、ただ車が走るだけで終わりました(笑)

ただ、ドーハ市内にはモスクがたくさんありましたが、ザ・パールの入り口付近にあった「ハマド・ビン・ジャシム・ビン・ジャバー・ビン・モハメド・アル・サーニー・モスク(Hamad Bin Jassim Bin Jaber Bin Mohamed Al Thani Mosque)」は一際豪華で美しかったです。

ツアーの目玉、スーク・ワーキフ

スーク・ワーキフ(市場)を散策

そして最後の目的地がこちらの「スーク・ワーキフ(Souq Waqif)」です。

スークはアラビア語で市場という意味です。カタールでは最も古い市場ですが、今の場所に移転してきたのは1960年頃とのことです。

その後、2003年に大規模な火災が起こり、今の市場の建物はすべて2006年以降に建てられたものです。しかし、建築は19世紀のカタールの伝統的な様式を用いています。

こちらの立ち寄りが、ツアーの一番のメインイベントで、約40分ほど自由行動となりました。

前述の通り、建物はここ20年以内に建てられた上に、カタールという国の特性上、どの建物も豪華なため、想像していたアラブの市場とはだいぶ異なる印象でした。とてもキラキラしています。

市場の中には、突然巨大な現代アート(親指の彫刻)があり、やはりここはカタールだと感じました。

ふらっと入ったアートギャラリーの照明は美しかったです。強引なセールスなどは全く無いので、安心して見て回れます。

絶品のチーズクナファ!

スーク・ワーキフではアラブの雑貨やスパイスをお土産に買う人が多いようですが、どちらも特に買うつもりはなかったので、アラブのスイーツと飲み物を買って食べることにしました。

こちらのお店で買ったのは、チーズクナファとバクラヴァです。

チーズクナファとバクラヴァは注文方法がわからず、適当に頼んでみたらお皿いっぱいに盛られてしまいましたw

バスが停まった広場にはベンチがあったので、そこで食べました。チーズクナファは初めて食べたのですが、出来立ては温かくてトロトロしていて、とても美味しかったです。

チーズクナファ

中東のお菓子は甘すぎる印象がありますが、チーズクナファはちょうど良い甘さで、ぜひ日本でも食べたい味でした。

バクラヴァは複数の種類を食べましたが(それぞれの名前は不明)、こちらも美味しかったです。こっちはとっても甘かったですがw

バクラヴァたち

あまりの量にカタールでは食べきれず、日本に持ち帰って数日かけて食べました(笑)

これにてドーハ市内のバスツアーは終了です。チーズクナファとバクラヴァを片手に空港に戻ります。

空港へ無事到着

空港へ到着した後は、出国審査を受けて再び空港のセキュリティエリア内へ戻り、飛行機の便の時刻まで過ごします。

fukuhomu
バスツアーに置いてかれずに無事に空港に戻って来られて良かったです。この後はラウンジで休憩してから、成田便に乗って帰国します。

つづく…

この記事は連載です!

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