@fukuhomu です。
夏休みを使って山陰地方(出雲・松江・玉造温泉)に行ってきた話です。まず最初は出雲のお話から。出雲そばと島根県立古代歴史博物館を楽しんだ話を書いたブログ記事です。
長年行ってみたかった出雲旅行
案外近かった島根県
実家近所の友達のお母さんが島根出身だったので、島根の話を聞くことが昔よくあったのですが、その頃の印象が「とにかく遠い所」でした(笑)
でも地図見たら九州より結構手前なんですよね、当たり前ですが。なのであっという間に出雲縁結び空港に着きました。ちなみに「縁結び」って英名にしたら何なんだろうと思ったらIzumo Enmusubi Airportで笑いました。
空港に着いたらまずはレンタカーを借りて、最初の目的地は出雲大社方面です。
宿泊先の旅館は「竹野屋旅館」なので、そこに車を停めて観光スタートです。(旅館については次記事にて)
出雲旅行までの予習
今回の出雲旅行にあたっては、事前に予習をして行きました。この漫画本です!
水木しげる氏は隣の鳥取県出身なのですが、頭の中が混乱しがちな神話を面白おかしくユーモアを交えて解説されていて、とても良い漫画でした。行く前に読むの、おススメです!
まずは出雲そばからスタート!「かねや」へ
竹野屋旅館に車を停めて、荷物を預けて観光開始。まず最初は出雲そば。
出雲大社の参道から少し中に入ったとこにあるのですが、こちらのお店でいただくことに。(色々お店があって決められなかったので食べログの点数が一番高いとこにしました…笑)
見た目は一軒家みたいなお店ですね。
出雲そばといえば、この円形の器に入ったスタイル「割子そば」が気になっていたので迷わずこれに。
本当は重ねたまま食べるのが正しいみたいなのだけど、知らずに全部開けちゃいました。すいません(笑)
そば猪口が無いのに最初戸惑ったのですが、香りの良い蕎麦で4段ペロッといただいてしまいました。美味しかった!!
参拝の前に博物館へ、そして建築探検
槇文彦先生の建築を探検
出雲そばの後は出雲大社参拝……ではなく、その隣にある「島根県立古代出雲歴史博物館」へと行きます。
何とこの施設、槇文彦先生の建築の施設なのです。モダニズムの伝道師のような方の建築が出雲大社の隣に!?というのは驚きました。
でも出雲大社、境内に昔は菊竹清訓先生の建物があったくらいだから、建築にこだわりはあるのかもしれない。(老朽化には耐えられなかったので今は無いのだけど…)
というわけで出雲大社より前に建築巡りです!(笑)
それは自然の中にある
とても大きい建物なのですが、広い土地と後ろの山々との組合わせで全然大きく感じない不思議な感じ。ガラスだけではなく、石や鉄といった素材も組み合わせているのが特徴です。
鉄が使われているのは、「出雲は鉄の精錬が始まった場所」だからというのがあるそうです。(公式ホームページより)
また、出雲は鉄の精錬が始まった場所でもあるだけに、建物の一部には思い切った長さ、高さでコールテン鋼という鉄材を表装に用いています。それがこの博物館の建物の特徴になっています。
古代出雲歴史博物館の設計者 槙文彦氏のコメント
中は長い通路があったり、歩くのがとても楽しいタイプの建築です。
奥にはこんな通路もあり、鬼ごっこができそうです。ここから外を眺めると水盤の向こうに北山山系を望むことができます。
そして私は水盤がとても大好きです。水の音が心地良い空間でした。
色んなところに入り口があり、探検が捗ります(笑) 感染症対策で片道通行になっていたけれど…(意味ある!?)
外から眺めたところ。広い芝生、遠足でシートを広げてお弁当を食べられたりするのでしょうか?
今は雑草が茂っており、自然の中に飲み込まれつつあるような建築に見えます。特徴が無いわけではないのに、景色に溶け込んでいるのが絶妙です。
気になる展示も色々
個人的には建築だけで見どころ万歳だったのですが、展示も色々あって面白いです。
こちらはかつての出雲大社の姿を予想した模型。予想した人によって姿も様々です。
しかし今の予想案では、なんと高さ48mの巨大な神殿が予想されているわけです。
それを裏付けるかのような、3つの柱を束ねて直径3mになる巨大な柱の跡が見つかったとも言われています。
高さ48mって、シンデレラ城と同じくらいですかね。タイムマシンがあったら確認しに行きたいです。
他にも、教科書で見たような銅鏡や銅鐸を沢山目にしたり…
大量の銅剣に圧倒されたり…。
上に飾られてるのは銅剣を再現したものだそうで、出土したやつは青く錆びちゃっているけど元々はピカピカだったそうです。そりゃそうか。
しかし埋められていたものをこんなにみんな出土しちゃって、バチが当たらないのだろうかと心配になります。
展示を一通り見たあと、シアターでオオクニヌシ(出雲大社の神様)のストーリーを復習し、満を辞して出雲大社へと向かいます。
つづく。
コメント