9月に休みをって香川県と岡山県へ遊びに行ってきました。
現代建築とアートを巡る旅です。想像していたよりずっと広くて美しい自然に圧倒されてきました。
まずは、直島からスタートです。
空と海をこえて直島
憧れのアートの島へ
あんまりおおっぴらに言ってなかったかもしれないけど、実は学生の頃からずっと行きたかった直島。
現代アートよりも建築が目当てです。
ふと9月に休みが取れることがわかったので、思い立って直島のホテル「ベネッセハウス」を調べてみるとたまたま空室を発見。もちろんそのまま予約。
羽田から高松へ
直島へは高松港から入ることにしました。特に深い意味はなかったのだけど、うどんが美味しそうだったし…。
なので旅行の始まりは、羽田空港です。
羽田空港では「ねんりん家」のカフェでバームクーヘンのサンドウィッチをいただきました。
よくわからない味がした(笑)
高松空港から高松港へ
あっという間に高松空港。
高松空港降りると目の前に「高松行き」のバスがあり、切符を買って即乗車しました。
1時間かからないくらいでJR高松駅へ到着。JR高松駅の目の前が高松港です。
お腹が空いたので、フェリーターミナルの食堂みたいなところでうどんを食べました。
味は、まあ普通のうどんでした(笑)
フェリーで直島へ
高松から直島へ行くには交通手段が2つ。車が乗れるフェリーで行くか、人間オンリーの高速船で行くか。
ただし、そんなに便があるわけではないので選択肢はあまりありません。
このときは、フェリーがちょうどよいタイミングだったのでフェリーに。
もしかしたら、フェリーに初めて乗ったかもしれません。冒険っぽさが出てきました。
外の景色は素晴らしい眺めでした。さあ、出発です。
客席はこんな感じ。ちょっと豪華な昔のファミレスって感じ(?)
高松の街がどんどん小さくなる。
瀬戸内海には数え切れないほどの島があって、どこを見渡しても島のシルエットが海の向こうに見えます。言葉で伝えられないその美しさ。すごく良かったです。
直島へは50分ほどです。直島の玄関口「宮浦港」が見えてきました。
フェリーの窓からは、草間彌生のあの「かぼちゃ」が見えます。
さあ、ここから始まりです。
海の駅「なおしま」(SANAA)
フェリーを降りた瞬間そこに
直島にアートを観に行く人々の9割はおそらく気付いていない。フェリーターミナルである海の駅「なおしま」という建物がSANAAが手がけた有名な建築であるということを。
SANAAって何?
SANAA(サナア)とは建築家ユニットの名前であり、妹島和世と西沢立衛の2名(敬称略)から成り立つ建築ユニットです。建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を受賞したスター建築家であります。
SANAAで知っておきたいポイントが2つあります。それはこれです。
- 建築と外の世界の境界のなさ
- 浮いているような軽さ
では早速建築を見てみよう
この建築なのか、広場なのかわからない空間。軽やかな細い柱。そのリズム。
あー怒られそうだけどこんな感じで書きます・・・
これらのポイントを考えて建築を歩いてみましょう。
事務所は透明の箱のような空間。外と中を隔てるものがほとんど存在しません。
海や島の自然・外の広場と「連続した空間」と、「開放感」が、この建築の素晴らしさだと思います。広々とした屋根の下には、自然と人が集うのです。
遠くから見ると、まるで1枚の板が浮いているかのようにも見えます。びっくりするほど目立たない。そこに大きな建築があることを感じさせない。
まさに「主張しない建築」です。
直島に行ったらぜひ、この不思議な空間を味わってきてください。
フェリーターミナルまわりにもアートが
赤かぼちゃ(草間彌生)
直島といえばかぼちゃ。直島のシンボルです。
Instagram大好き女子がたくさんいるのでひとり旅にはハードルが高かった。
直島パヴィリオン(藤本壮介)
白くて大きな物体がそれ。
なんと中に入れます。
こちらの作家藤本壮介氏もまた有名な建築家で、とっても面白い建築を作っている人なので気になる人は是非調べてみてください。
おまけ:SANAAの椅子
赤いかぼちゃの前の芝生においてある椅子は、海の駅「なおしま」のSANAAデザインの椅子です。
金沢の21世紀美術館でも見ることが出来ます。
この後は、宿泊先であるベネッセハウスへ向かいます。
つづく…
コメント