TIKIKITI.jpも盛り上がってまいりました。心なしかディズニーパーク関係の記事が増えて来たような気がしますが、僕は強かにスペインのシリーズを書き続けます(笑)。
さて、ブルゴスの街をお別れした僕たちは次の目的地、ラ・リオハ州のログローニョという街へ向かいます。
ワインの特産原産地
ワイナリーを見学するはずが・・・?
ログローニョはブルゴスの東に位置します。それほど遠くはありません。
リオハといえばスペインを代表する高級ワインの産地で、特産原産地(DOC)の認定もされています。
この街でもワイナリーを見学する予定でした。
何故ワイナリー見学ツアーへの参加を断念したか、結論から言うとズバリ相当眠かったからに他ならないのです。
旅行記を書き始めるときには特にこの旅行におけるステータスなんかには触れませんでしたが、実はこの旅行、航空券を取るだけとって、あとは全て行き当たりばったりという、かなりアドベンチャーな気分で臨んだ旅行でした。
つまり現地での宿泊先も日本にいる間に予約するのではなく、現地で次の街へ移動する前に本やネットで宿を探し、自分で電話をかけて今夜泊まれる場所を確保してから出発するというものでした。
そしてシリーズの最初の記事で書いたように、スペインの交通ダイヤはかなりいいかげんです。1本逃すと次に出発できるのは明日、なんてこともあるわけです。
要はブルゴスを出発するバスに乗るまでに、ログローニョでの宿が決まっていなかったわけです(笑)。
ここは潔くシエスタだ!
ブルゴスからバスに乗って、やってきましたログローニョ。写真は19世紀の軍人、エスパルテロ将軍の騎馬像。
お昼前ぐらいには街に着いたのですが、如何せん宿がないので電話かけたり市内の案内所行ったりしてまずは宿探し。
本に載ってる宿泊施設の方がまぁやはり安心ではあるので基本的にそこから選んでましたが、こういう時は「地球の歩き方」よりもLonly Planetのガイドブックの方が役に立ちました。
英語ですが安くてかつ安心な宿を探すことができます。
2010年当時はiPhoneも出たばかりだったし、折りたたみ式の携帯電話が主流だったので、当然僕もスマートフォンなんてまだ持っておらず、第1世代のiPod touchでWi-Fiを拾ってネットに繋ぐという必死具合でした(笑)。
何とか宿は決まるも、その時点でもう既に14:30を回っていました(笑)。
宿を探して歩き回るだけでくたびれてしまったので、高級ワインの産地という面白い地に来ておきながら、宿にチェックインするなりシエスタと称して爆睡しました。いや本当に眠かったんすよ・・・。
気を取り直して散策へ
夕方からお散歩開始
夕方、少し元気になったところで街へ出かけます。
ログローニョはリオハ州の人口の大部分が集まっているだけあってかなり都会的でした。
ブルゴスよりも街を行き交う人は多く、新市街は建物のデザインも洒落てます。上の写真、交差点のど真ん中に噴水が設置されておりますね。日本の都心の交差点にこんなものがあろうものなら邪魔でしかないでしょう・・・。
斜め撮りでアレですが、拡大すると道路の中間にY字型のポールが並んでいるのがわかると思います。
これ、街灯なんですね。何だこのイケてるデザインは・・・!!
宿は街の中心地から少し外れた場所。寂しいところなのかと思ったら結構またいい感じにお洒落。バルコニーが並ぶ建物が好きなんですよね何故か。
この日はほとんど何も食べずにここまで過ごしていたので、宿泊したオスタルの通りにあるレストランで食事。サラダだけでこのボリューム・・・!!
オリーブやタマネギがゴロゴロ入ってて、比較的小食な僕はこれだけで十分ぐらいでした。
そしてパエリア!パエリアたるものシーフードじゃなきゃ認めん!って人もいるでしょうが、どうやらここの店主いわく、この街(というか地方?)でよく食べられているのはシーフードよりも肉のパエリアらしいのです。
それが本当かどうかは別として、ここは確かに内陸部だし魚介のパエリアはどちらかというと地中海沿いの街でよく食べられている印象があったのと、特産の赤ワイン飲むならこれは肉のようなボリュームある食事がしたいよなぁ~なんて素人ながらに思いながら食べました。
シーフードもあったけどね、確か結構高かったのとウェイターのお兄さんもあまり勧めてきませんでした(笑)。
宿の近くにはサンタ・マリア・デ・ラ・レドンダ準司教座聖堂がありました。
中は一切撮影禁止だったのですが、祭壇がブルゴス大聖堂のそれと同じぐらい豪華なのと、立派な聖歌隊席があったのが印象的でした。
この聖堂、中がアランダのサンタ・マリア・ラ・レアル聖堂と同じぐらい真っ暗で、かつ声を出そうもんなら小声でもかなり響く場所だったのでやっぱり怖かったです。名前も似てるしね。(関係ないか)
新市街を歩く
ログローニョの街はかなり広く、新市街と旧市街では趣の違った雰囲気が感じられました。
新市街はエネルギッシュな活気に溢れた雰囲気、旧市街は都会なのにどこか懐かしさというか落ち着きを感じる雰囲気、それぞれ同じ街でも違った顔を見せてくれる街でした。
こんな直線のストリートにショップが並んでいる街中、ショーウィンドウを見るのもなかなか楽しいのです。
このストリートの照明も、建物から突き出る形で取り付けられているのが分かります。この街のデザインは今までに見てきた都市とは別の方向を進んでるようにさえ思えました。
Los Espantapájarosとは「カカシ」のこと。直訳すると、「鳥を驚かす」という意味になります。
スペインのカカシはこんなにも色鮮やかで、子供が思い思いに作った人形を見ているかのよう。でも何故にショーウィンドウにカカシを展示しているんでしょう?(笑)
そんなこんなで半日以上をシエスタしてしまったため、ワイナリー見学ツアーは諦めざるを得ませんでしたが、街中の散歩だけでもなかなか面白い光景に出会えたと思います。公園で地元の子供たちとボール遊びしたりしてましたしね、それはそれで現地の人たちと遊べて楽しかったです(笑)。
次の日はまたマドリードに戻るのですが、それまでは旧市街を散歩します。それはまた次の記事で写真をご紹介します。ワイナリー見学ツアー行きたかったなぁ・・・!!
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