【スペイン旅行記】青空を歩こう Vol.2 のどかな城下町、ブルゴスを歩こう!

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「青空を歩こう」の記事です。(3/4)

約 5 分で読めます。( 2163 文字)

はじめに

アランダに別れを告げ、次の街へ向かいます。

バスに乗ること2時間弱、着いた先はブルゴスという街です。

目次

どんなところ?

川のほとりの城下町、ブルゴス

ブルゴスはアランダ・デ・ドゥエロからさらに北上したところにある街で、カスティーリャ・イ・レオン州では古くから栄えてきた城下町です。

アルランソン川のほとりに位置する、中世に王国として独立した背景のある街で、丘の上にはブルゴス城があります。

バスの移動中に何気なく撮った写真ですが、街に着くまでは本当にだだっ広いだけの、何もない風景が広がっています。そんな中に突如現れるブルゴスの街はまるで砂漠のオアシスのよう。

レコンキスタの英雄の生地

ここブルゴスは、11世紀のレコンキスタの英雄であるエル・シッドゆかりの地としても有名らしいです。


レコンキスタって何じゃい、って方は調べて頂きたいのですが、ざっくり言うとスペインがイスラム勢力に占領されていた時代、その領地を奪回しようとスペインの民が起こした国土回復運動です。

この地には上の写真をはじめとした、エル・シッドにちなむモニュメントが多く設置されています。

ブルゴスの見どころ

何といってもカテドラル

最大の見どころは、ブルゴスの街の象徴とも言えるカテドラル(大聖堂)。

13世紀に着工し、16世紀に完成したという、完成までに3世紀もの歳月がかかったこのカテドラルは、セビーリャ、トレドにあるカテドラルに次いで、スペイン第3の規模と言われています。

スペイン3大ゴシック教会の一つで、内部は13もの礼拝堂があります。

ファサードはドイツの建築家がデザインしたそうです。

塔の高さは54メートルあるそうで、東京ディズニーランドのシンデレラ城より高く、オーランドのシンデレラ城より低いぐらいです。よく分かりませんがとにかくデカいです。

聖堂の正面はサンタ・マリア広場と呼ばれる憩いの場で、子供たちが遊んでいたりお婆さんがハトにエサをやったり(笑)していました。

何かの映画で見たことあるような光景でした(笑)。この写真は朝早くに撮ったものなので誰もおりません。

内部の主祭壇は圧巻。

イギリスのウェストミンスター寺院やセント・ポール大聖堂も想像を超える規模だった記憶がありますが、自らの意思で足を踏み入れたこの聖堂はやはりこの当時とても印象的でした。

主祭壇の天井はステンドグラスになっており、太陽の光が優しく射しこんできました。写真じゃ分かりづらいけどこれがいろんな色に光って綺麗なんですよ!

場所と名前はさすがに忘れてしまいましたが、階段ひとつ見ても美しいので、許されている範囲でたくさん写真を撮ってきました。

中庭も昼間に出るととっても気持ちが良いのです。

街の中を歩こう

カテドラルの中は全て紹介しきれないので、カテドラルを中心としてその周辺をいくつか。

あぁぁーノートルダムの鐘っぽいわーー・・・なんて言ったら怒られそうですが、直感的に思ったのがそんな感想だったのは今も昔も変わらず(笑)。

IMG_3837[1]

こちらはサンタ・マリア門。城下町に入る門の一つで、14世紀に作られたそうです。ちょっと分かりづらいですが、一番上のマリア像をはじめ、6人の英雄像が置かれています。右上が先述のエル・シッドとのこと。

街中は割と都会的で、オシャレなカフェや高級レストランがあったりします。これは街中にあったレストランのテラス席なんですが、パラソルの形がイカしてる!何じゃこりゃ!!って撮ったものです(笑)。

テーマパークでしか見たことのないようなバルコニー付きの集合住宅?が。植栽も整えてあって素晴らしいです。

丘を少し上ると、道端に突然門が現れます。本当に突然なのでこれが何なのかも分からなかったんですが、ご存知の方いたら教えてください・・・。

ブルゴス城の丘の上から見たブルゴスの街はこんな感じです。せっかくなのでパノラマで撮りました。

本当に何もないところに都市が現れた、というのがよく分かると思います(笑)。そしてやっぱりカテドラルの存在感はハンパない!! お城は入れなかったのですが、その前の広場が先ほどの絶景ポイントになっております。

そこには世界各都市の方角を表すモニュメントが置いてありました。

何故に日本は札幌の方角なのか・・・(笑)。

サンティアゴ巡礼の通り道

旅する巡礼者

ブルゴスはサンティアゴ巡礼の道にも当たる街で、今でも多くの旅人がスペイン北西部、ガリシア地方に位置するサンティアゴ・デ・コンポステーラを目指して歩き、この街を訪れています。

僕も何度かこの街で巡礼者を見かけましたが、彼らはみんな歩いて旅をし、巡礼の証であるホタテ貝を身に着けていました。

この旅をした2010年は、7月25日の聖ヤコブの日が日曜日の「大聖年」と言われる年にあたり、巡礼路の街では多くのお祭りが催されていたそうです。そのため、巡礼者も例年よりかなり多かったのだとか。

ブルゴスも本当に素敵な街で、旧市街の中世の歴史と共に現代の人々がのどかに暮らしている、そんな時間を感じることが出来ました。

IMG_3866[1]

本当はもっとたくさん街中を散歩したのですが、それはまた何かの機会に記事に出来ればと思います。

夜のカテドラルもとても素敵でした!

ということで、ブルゴスの街ともお別れです。中世と現代が交じり合う時間に魅せられながら、次の街へ。

この記事は連載です!

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