



本日もまたパビリオンを巡る
人気のパビリオン、ブラジルとクウェート
万博訪問7回目のスタートです。本日はブラジル館を起点に、その周辺のパビリオンを回っていきます。最初に向かったのはブラジル館で、それほど長く待たずに入場できました。


続いてお隣のクウェート館に並びました。建築デザインが非常に特徴的で、今回の万博では中東諸国の力の入れようが強く感じられます。


こちらは非常に人気のあるパビリオンで、しかも並び列が炎天下にさらされるため、過酷なパビリオンの一つだと思います。


それでも案内されている時間よりも早く入場できたように思います。



ポルトガルパビリオンで青空ランチ!
ここまででお昼の時間になったので、昼食はポルトガル館のレストランに行くことにしました。


店内はすでに満席で、案内も終了していましたが、運良く屋外席に案内してもらえました!
とても暑いものの、外で飲むビールは最高です。ここではさまざまな種類のポルトガル料理を味わえます。


1皿目は「タコのサラダ」です。タコを中心に、玉ねぎとパセリ、ニンニク、パプリカをオリーブオイル、ワインビネガー、塩だけで味付けしたシンプルなサラダです。


2皿目はアルガルヴェ風ガスパッチョでした。スペインのガスパッチョと何が違うのだろうと気になり、後から調べてみたところ、野菜を完全に液体にせず角切りのままにするのがポルトガルのアルガルヴェ風なのだそうです。


ただ、写真は具がわからない感じで撮ってしまったので、本当にそうだったかは覚えていません(笑)
メイン料理は「豚とアサリのアレンテージョ風」にしました。豚肉とアサリを一緒に味わうという珍しい料理ですが、おいしかったです。


デザートは「パォンデロー(半熟カステラ)のオーガニックオリーブオイルと塩がけ」でした。中がとろとろのカステラで、オリーブオイルと塩をかけることで甘みと塩味が絶妙に混ざり合い、とてもおいしかったです。


食後はポルトガル館に並んで見学しました。
午後のパビリオン巡り
飯田ホールディングス、タイ…
この後は、事前予約に当選していた飯田グループ×大阪公立大学共同出展館へ行きました。西陣織で作られた建物は、何度見ても圧巻です。


これまで何度も前を通って写真だけ撮っていたタイ館にも、ようやく入ることができました。


日曜日は東京に帰らないといけない(早めの撤退)
この日は日曜日だったので、そろそろ帰る時間となりました。
帰り際にNTTパビリオンに立ち寄ってみると、パビリオンの見学コースとは別のエリアが自由に入場できていて、触ると音が鳴るワイヤーなど、


さまざまな仕掛けがあり、こちらもなかなかよくできていました。


子供たちが喜びそうな内容で、オススメです。



パビリオンの感想
ブラジルパビリオン
ブラジル館は、他の海外パビリオンと一線を画しており、入った瞬間にアートの世界が広がります。


空気で膨らんだ彫刻は、「呼吸している」と表現されているそうです。


壁から放たれるレーザーや、展示と通路の境界線のなさなど、ここまで圧の強い現代アート作品を目にする機会はあまりないのに、それが毎日数千人規模の来場者が訪れる万博会場で、国を代表するパビリオンとして行われているのが信じられません(笑)


その奥の部屋では、一般的な海外パビリオンと同じように、その国の文化や名所を紹介するコーナーも設けられていました。




タイミングが良いと、特製のポンチョがもらえるらしいです。
クウェートパビリオン
今回、気合の入ったパビリオンが目立つ中東諸国の一つ、クウェートパビリオン。主要産業は石油です。
最初の部屋は、アルミホイルのような内装に包まれたシアタールームで、中央の白い球体は、おそらくかつてクウェートの産業を支えた天然真珠をイメージしているのだと思います。


その真珠には、最初は涼しげな海の映像が映し出されていましたが、途中からオレンジ色の砂漠の映像に変わり、何だか部屋まで熱く感じられるぞ…!?


よく見ると、天井には電熱ストーブのようなものが取り付けられていて、思いっきりこちらを暖めているではないですか。熱さを演出してくるパビリオンは初めてです(笑) しかも、この灼熱の大阪万博でw


クウェートパビリオンが人気の理由は、実際の砂漠の砂に触れて楽しめる展示が大きな要因の一つです。(砂漠の砂が本物かどうかについては諸説あるようですが、日経新聞が「実際の砂漠の砂」と記していたので、それを信じることにします)


少しひんやりとしていて、気持ちよかったです。子供たちは夢中になっていました。


海でつながるクウェートと日本を表現した展示。この航路は日本にとって生命線です。ちなみに、航路の中で一番細い部分にあたるのがマラッカ・シンガポール海峡(マレーシア・インドネシア・シンガポールにまたがる国際海峡)です。


日本はこの航路沿いの国々と、何としてでも友好関係を維持しなければなりません。
その奥には滑り台や映像を使ったゲームのような展示があり、こちらも大盛況でした。盛況ぶりのあまり、「滑り台は普通の滑り台です」とアナウンスされるほどでした。


そして体験の最後は、「ドーム」と呼ばれる空間で、寝そべりながら天井に映る美しい映像を眺めるひとときでした。


おそらく夜の砂漠をイメージしているのだと思います。この部屋には、願いを言うマイクのようなものもあった気がします…(よく覚えていません)




ポルトガルパビリオン
ポルトガルパビリオンで食事をした後に訪れたのですが、次の予定が迫っていたため、大急ぎで出てしまいました。


映像中心の展示で、自分に刺さるものはあまりなかったように思います…。
飯田グループ× 大阪公立大学共同出展館
戸建住宅の日本最大手グループである飯田グループホールディングスと、大阪公立大学が共同で出展するこちらのパビリオン。
建物は建築家・高松伸によるもので、ドームのような構造も特徴的ですが、それ以上に目を奪われるのは建物全体を覆う赤い模様です。


建物には、京都の西陣織を特殊な膜で加工した素材が使われており、このために西陣織の老舗企業・細尾社が横幅150㎝の西陣織を織れる織機を開発したそうです。
展示スペース中央にある巨大なジオラマは、飯田グループが描く未来「ウェルネススマートシティ」です。


このタイプの未来都市系の展示はよくありますが、建築家の発想に多いSF色の強い未来像ではなく、比較的現実感があるように見えるのが、飯田グループらしいなと感じました。(個人の感想です。両方とも必要。)
このジオラマにはミャクミャクが隠されていて、それを探すのも楽しかったです。


昔、東武ワールドスクウェアでキャイ〜ンの人形が隠されていたのを思い出しましたw
ジオラマ周辺には「人工光合成技術」の展示がありました。そして一番奥にあるのが「ウェルネススマートハウス」です。
ちなみに、「ウェルネススマートシティ」「ウェルネススマートハウス」はいずれも飯田グループホールディングスの登録商標です。
ウェルネススマートハウスは体験も用意されていましたが、多くの人が並んでいたので見るだけにしました。
中には四角い形状の「メディカルトイレ」が展示されており、このトイレは「自動糞便採取システム」によって自動で診断ができる仕組みになっています。


近い将来、当たり前に使う日が来るのでしょうか?
パビリオンは二階部分もあり、大部分はレストランですが、そこから見下ろすジオラマは壮観でおすすめです。


タイパビリオン
最初のホールで前座があった後、キューブ型スクリーンによる展示がスタートしました。




このパビリオンに限らず、最近はキューブ型スクリーンが増えた気がします。テーマソングは耳に残るものでした。(ただ、途中から変わって違う映像になったらしいです)
その後は展示コーナーへ。


タイと聞いて予想する観光イメージとは異なり、「免疫」をテーマに、医療分野に注力した展示となっていました。


最後にタイ各地の料理が紹介されていましたが、こちらも「ヘルシーなフードメニュー」という文脈で紹介されていました。


パビリオンを出た後にも、健康を重視した食事の展示が用意されていました。


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