レストラン選びは難しい
プロローグ
そうだミシュランに頼ろう
最後の夕食です。
この3日間、美食の街バルセロナでお腹がはち切れんばかりに、狂ったように食事をしてきたのですが、店に行ってからあれこれ悩んだり、ホテルに戻ってから「やっぱりあれを食べておけば…」と後悔したり、我ながら食への執着がひどすぎますね。
でも、やっぱり次いつ来れるか分からない異国の地で後悔はしたくないんです。なんというわがまま!
というわけで、最後はミシュラン星付きのお店に行けば全て解決するのでは?という安易な考えで、こちらのお店に行きました。チェルタ(Xerta)です。
チェルタの読み方に自信がないのですが、カタカナにするとチェルタで合っているはずです。
予約はウェブから
さすがに飛び込みで入れるレストランではないので、予約をして行きます。予約はThe Forkというアプリで可能です。
確かこの時は前日の予約でも問題なく行けました。
スマートカジュアルのドレスコードあり
ドレスコードはスマートカジュアルです。ディズニーシーの新しい某ホテルの某レストランにおいて、ヲタクたちの間で大きな議論を巻き起こしたスマートカジュアルです。(2回言う)
チェルタのスマートカジュアルは「ハーフパンツ、スポーツウェア、ビーチサンダルはやめてね」ということが公式ウェブサイトに明記されています。
実際にシャツを羽織り、スニーカーと長ズボンで行きましたが、皆そのような感じでしたので全く問題ありませんでした。(かえってスーツ・タイ・レザーシューズで行く方が目立ちます。なので日本から持ってこなくて大丈夫です。)
「チェルタ」でエブロ川に思いを馳せる
デルタコースをいただく
コースはいくつかありますが、安い方のコース「Delta」を選択しました。
こちらのレストランは、バルセロナより南に位置するエブロ川のデルタ地帯「デルタ・デル・エブロ」の食材や文化をベースにしています。
そのため、コース名のデルタは川の河口にできた三角州を意味する「デルタ」です。
一皿目はアペリティフ。最初の一皿はアペリティフです。「ムール貝の養殖場をイメージしたエブロ地方の伝統的なお祝いのアペリティフ」とのこと。
いきなりテーブルの上に櫓のようなものが運ばれてきたので、びっくりしました(笑)
この櫓のようなものは、デルタ・デル・エブロで行われているムール貝の養殖場をイメージしています。Googleマップで現地のレストランの写真を見ると、その様子がよくわかります。
次の一皿はトマトです。肥沃な土地で育ったトマトを、さまざまな調理法で楽しめます。
味はもちろんのこと、和風の青い皿と赤いトマトのコントラストがとても素敵です。
次にやってきたのは、なんと家!! デルタ・デル・エブロの地域に見られるタイプの建物です。
いろいろ解説があったと思うのですが、あまり聞き取れず、忘れてしまいました(笑)
中からスモークと共に出てきたのは、お米料理でした。この地域は稲作が盛んなので、お米を食べる文化があります。そもそもスペインはパエリアが有名なので驚きはないかもしれませんが…w
一口含むと、エビの香りと旨みが口いっぱいに広がります。ワインがあっという間になくなる美味しさです!
メインのお肉料理は、豚肉の3つの部位、豚バラ肉・豚足・豚耳を楽しみました。
量はあまり多くありませんが、ここまででお腹がいっぱいになっていたので、ちょうど良かったです。豚足は、言われないと豚足とはわからないような(?)ぷるぷるした不思議なお肉でした。
デザートはバニラのミルフィーユ:バニラムース、松の実のプラリネ、フラワームース添えです。
上品な甘さのデザートで最後は〆ました。そして食後にコーヒーを飲んでおしまいです。
どのお皿もプレゼンテーションから楽しませてくれ、素材を活かした味わいもとても良く、満足でした。
ただ、特別な日に東京で食べるお店のレベルの高さがよく分かった感じでもありました……(笑)
つづく…
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