【アナハイム旅行記】D23 Expo 2015に参加したらガチで「合宿」だった件

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実体験であることを保証します!

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はじめに

(※以下、全てネタです。あしからず。)

このお話は今から3ヶ月前、まだ猛暑とも言える気候の中での実際の出来事である。

2年に1度開かれる本家D23 Expo 2015に参加した私は、TIKIKITIでお馴染みのfukuhomuさっとの2人と4晩あまり部屋を共にすることになった。

この時、Expo2日目の朝にあんな大事件が起ころうとは、誰も予期できないのであった。

目次

Expoと書いて合宿と読む

Expoは忙しい

本家のD23 Expoと言えば、皆さんは一体何を想像するだろうか。

The Walt Disney Companyには映画、パークやリゾート、TV、マーチャンダイズストア、オンライン事業など様々な部門がある。Expoではその全てが一堂に会し、2年に1度しかない多種多様なイベントを同時多発的に行うのだ。

つまり「何かを選べば、何かを捨てなければならない」そんな取捨選択の連続であり、ディズニーのシナジー効果を浴びれば浴びるほどに、このD23 Expoの3日間は忙しいものとなるのだ。

2013年のスケジュール。これが1日分なのだ。

なぜExpoを「合宿」と呼ぶのか

今年から大きく変わった点の一つは、徹夜で翌日の会場入りを待つゲストに地下を解放したことだ。

事実、2年に1度のイベントであるからこそ現地・海外問わずファンは皆 “本気” なのである。7000人程度収容できるホールであっても人気の講演は早くにラインカットになってしまう。そんな中で良い席を確保するとなると徹夜も辞さない…という考えは万国共通なのであろう。

これが徹夜ゲスト用案内板である。

実際にExpo期間に夜を地下で明かし、累計15時間地蔵した人の話はこちらを参考にしていただきたい。

このイベントはまさにサバイバルであり、体育会陸上部出身の私にとっては「トレーニング合宿」を彷彿とさせたのであった。

限定グッズや貴重な講演より大切なもの

欲張ってなんぼの世界

我々は欲張りであった。

翌日のプレゼンやマーチャンダイズのために徹夜をする人が現れる中、1日目のExpo終了後にBlue Bayou Restaurantを訪れ、その後Fantasmic!を見てから日付が回るまでパークを存分に楽しんだのだから。しかしそれこそがアナハイムの醍醐味ではないか。

そうして日付を大きく回って帰宅した我々一行だが、まだまだExpoは続く。

さっとは翌日午前中の実写映画の講演にて、大好きなキャプテンアメリカことクリス・エヴァンスが登場するか否かを心待ちにしていた

そのためにも翌朝は7:45AMに我らが謎の美人スパイ・こじぷぅと合流してExpo会場に向かうと決めていたので、一刻も早く眠りにつくのが我々の命題であった。

人生の中での労働の割合

さて、現代社会では人生を80年と捉えるのが一般的だ。

そして大体は高校や大学を卒業する20歳前後から定年退職の60歳までを主に労働に充てるライフサイクルが主流である。その内週休2日に祝日、たまの長期休暇があるとはいえ、人生の中で仕事に割く時間はかなり大きいと言ってよいだろう。

会社の選択もキャリアの重要な要素だ。

その際に重要になってくるもの、それは「仕事観」である。どんな会社で何を生きがいに働くのか。

さっと氏と僕はそんな重い話題を自ら選んで話し合い、さらに夜は更けていった。そう。翌日の限定グッズや貴重な講演よりも大切なディスカッションがそこにはあった。ちなみにこの時すでに4:00AMであったことは述べておくべきであろう。

よって今から思えばfukuhomuの「こんな時間に何の話してんの?!」というツッコミは非常に的を射ていたように思う。

焦らない心の重要性

ハウスキーピング

翌朝最初に聞こえてきたのはノックの音だった。それに続く「House Keeping」の声。眠い目をこすりながら応答する。部屋の清掃をしてもらえる状態ではなかったので、とりあえず新しいタオルだけを受け取った。

「いま何時??」そうfukuhomuが言った。僕が見た時計は午前10:50を指していた。

笑うしかなかった。そして昨夜あんなにさっとが楽しみにしていた実写映画のプレゼンはもう始まっていたのだ。一方で彼が起きるまでには更にあと数十分必要なのであった。

プリングルスとマスタード

起きてから身支度をこなす我々の中に一人、唯我独尊な男・さっとがいた。彼はベッドでプリングルスを食べながらTwitterを確認して一言「クリエヴァ来たんだ〜」と放った。

昨夜あれほど楽しみにしていた男の姿が、翌朝このようなものになるとは思ってもみなかった。そして気づけば、僕が付属品であるマスタードを外し忘れたことで真っ黄色になったサンドウィッチが、レンジの中に佇んでいた。

やはりそれは「合宿」であった

冒頭にExpoは忙しいと言った。

確かにこの寝坊をしなければ更に基調講演を聞け、限定グッズももっと手に入ったであろう。

しかし思い思いの過ごし方をすること自体が幸せではなかろうか。方やソーサラーパッケージに2000ドル以上を費やしてVIP待遇を受けた(?)ものも居れば、地下室に閉じこもったものもいる。そして11:00AMまで眠りについた者もいるこの人間ドラマ自体がExpoだったのかもしれない。

まさに、今回のExpoは徹夜も辞さない厳しい環境、修学旅行のワクワク感、苦楽を共に生活し仲間の輪が広がることなどを包括して「合宿」であった。

きっと今後も僕は「Expo」を「合宿」と訳し続けるであろう。

さて2年後はどんなD23合宿になるのであろうか、今から楽しみで仕方ない。

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