“No Pain, No Gain“という言葉があります。「何かを得るためにはそれなりの犠牲が必要」とはよく言ったもの。
今回のヨセミテ旅行記は、まさにそんな言葉通りのものとなることでしょう。
夏のヨセミテの洗礼
ソアリンのあの滝・ヨセミテフォールズへ!
さて前回の記事の最後でやっと滝が見えたはずだったのですが…
?!
水がなああああああい!!!!
そう、ヨセミテフォールズの水はなんと雪解け水。冬の間に蓄えた雪が春の訪れとともに流れ始め、5月頃は素晴らしい景色なんだとか。そして僕が行った夏の8月はもうすべての水が流れきった後。
アメリカ国内最大の落差を誇る滝の鑑賞は、また次回の訪問までおあずけに…。
気を取り直してハイキング
ヨセミテ旅行では、滝が見れないからと言って凹んでるヒマなんかありません。まだまだ雄大な自然と名所が目白押しなのでございます。
そこで今回はたくさんある中から、Mirror Lake(ミラーレイク)という湖を見に行くコースをチョイス。
アップダウンもほぼなく、ゆっくり歩いても往復で45分〜1時間くらいの簡単なコースです。
ちなみにこんな感じの道を歩き続けます。
行く道には馬の糞だらけでアナハイムのDisneylandのかほりを彷彿とさせます。
そしてうっかりしてるとバッ◯・トゥ・ザ・◯ューチャーの◯ーティみたいに馬糞を踏むことになります。
み…水!!!!!
ヨセミテの夏の気候なのですが、かいた汗も一瞬で乾く日本の夏とは真反対の湿度です。
しかし途中から気づいてしまいました。
「空気乾燥しすぎてね????」
それもそのはず、なんと湿度が16%しかない夏のヨセミテ。
乾燥していると言われている夏のロサンゼルスでも湿度は50%台ですから、どれだけ異常な気候かお分かりいただけるかと思います。
そして粘膜カラカラでようやくたどり着いたミラーレイク、それがこちら。
水ねええええええええ!!!!!!
この岩の線がついてるとこまで水があるはずなんですよ?!?!?!??!
夏のヨセミテ辛すぎないか?!?!?!?
それでもヨセミテは素晴らしかった
どでかい一枚岩、エル・キャピタン
喉カラカラでハイキング先には水の無い湖。圧倒的自然の前に折れかけていた心を癒してくれたのも、また雄大な自然でした。
またまた気を取りなおして今度はドライブで岩巡りを。まずは非常に有名なEl Capitan(エル・キャピタン)という岩。
世界最大級の一枚岩。
高さはなんと1000mを超えるそうで、白っぽい見た目の通り花崗岩だそうです。それにしても規模が大きすぎる…。
いやあ。周りの針葉樹林がまた「ヨセミテ来たああああ!!!!」という気分にさせてくれます。
ヨセミテ渓谷の有名な岩々たちに囲まれるポジ
最初に見たヨセミテ渓谷を一望できる場所は、Tunnel View Pointと呼ばれる場所。
ここで見える岩たちに地上で取り囲まれる場所がありました。それがこちら。
CGみたい。この一番上は麓から1000-1400mくらいもあるとか。
なんとあのハーフドームも。
圧巻。そしてこの岩たちがあのGrizzly Peakの岩のモデルになった場所でございます。こちらに立ち寄りたい方は帰り道がよろしいかと。
ヨセミテフォールズを見に行った帰り、公園の出口に向かう途中にこの景色に出会えますのでぜひ。
帰り道のお楽しみ
うおおおおソアリンやん!!!!
さて名残惜しくも公園を後にしようと車で走っていると見つけたもの、それがこの看板です!
あれ…これどっかで…
DCAのSoarin'の新調エリア、Grizzly Peak Airfield。エリアの入り口の看板と元ネタのYosemite National Parkの看板比較。 pic.twitter.com/jsASjPDH3e
— Pitts (@piazza_1118) August 26, 2015
ということで、この度新しくなったDCAソアリン周辺エリア・Grizzly Peak Airfieldにある看板の文字などが激似でした!!
小さな町と雄大な景色に別れを告げて
さて看板を後に、いよいよ公園を去ります。
小さな麓の町を通り抜けて。
ありがとう、また来るね。
こうして16%という殺人的な湿度に粘膜をやられながらも、雄大な景色に心打たれたヨセミテ旅を終えたのでした。乾燥で苦しんでる時に見た岩肌は非常に威圧的で、あまり写真を撮っていないのはそのせいもあるかもしれませんw
しかし観光客がピークを迎えるのは夏の期間だそうで。針葉樹林と岩肌、そして広い青空をあんな心地いい気温で楽しめる夏ヨセミテは贅沢だなと思いました。
もし夏に行かれる方はカバンと体内に水分をしっかり蓄えて、日常から思いっきり離れて、大自然に包まれてみてください。
僕は滝シーズンかつ気候も悪くないと聞く5月に再訪する気満々です!
ああ、ええとこやったなあ。
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