@fukuhomu です。12月のとある日、熱海でゆったりしてきた話を書いたブログ記事です。來宮神社に行き、かんぽの湯に宿泊してきました。まま、たまたま日程があったので、ネット上で話題になっていた「ニューアカオ」を使った現代アート展にも行きましたでそのお話も。
ちょっとそこまで、熱海
踊り子で到着し、お昼ご飯
新宿から90分、踊り子で静岡県の熱海へ。今年2回目の踊り子ですが、前回の伊東に比べるとかなり近く感じる熱海です。
駅は青のモザイクカラー?が美しい駅ビル。平塚発祥の「ラスカ」です。ラスカといえば凝りまくったトイレが特徴的なのですが、ここは普通でした。
11時ごろの到着でしたが、混みそうなので早々にお昼ご飯に向かいます。
向かったのは「囲炉茶屋(いろりちゃや)」です。囲炉裏の裏が無いけど、囲炉と読んでいいみたい。
11:30開店なのに行列ができていて、少し前から店内に入れてくれました。タイミング良くて良かった。
豪華な海鮮丼など色々な種類があったのですが、頼んだのは「名物 あじのまご茶漬け」です。刺身も干物も一緒に楽しめちゃう!
映え映えの神社、來宮(きのみや)神社へ
お昼ご飯を食べた後は來宮(きのみや)神社に向かいます。美しい景色と映える撮影スポットで大人気の神社です。
鳥居がある参道はなんと、竹林! おそらく竹に植え替えたんでしょうね…。おしゃれです。
本殿のあるところにはベンチが沢山、なんとお洒落なカフェまである!!!というすごい神社です。
更に奥に進むと樹齢2100年を超えるというご神木の楠の木がそびえます。
しかもなんと展望台付き。ご神木の間近に寄ることができます。
凄すぎる神社です。とても賑わっていました。
かんぽの宿 熱海 本館に宿泊
山の上のホテルで良い景色
本日の宿泊先は「かんぽの宿 熱海 本館」です。2022年4月5日から郵便局の手を離れてホテルマイステイズの運営になるということで、その前に一度泊まってみたかったんですよね。
ちなみにホテルマイステイズ(株式会社マイステイズ・ホテル・マネジメント)はソフトバンクグループの投資会社(フォートレス・インベストメント・グループ)の傘下にあります。
入口は広〜い吹き抜けで豪華な作り! 竣工は1998年で、当時の名前は熱海簡易保険加入者ホーム本館棟とのことです。(90年代後半なのでバブル建築ではないですね)
裏手の山には星野リゾートのリゾナーレ熱海が見えます。こちらは元々は「あたみ百万石」という施設で石川県の「ホテル百万石(旧名称)」の静岡進出案件でした。※倒産したので過去形です
リゾナーレ熱海(あたみ百万石)は1992年竣工らしいので、バブル建築さんですね…!
別館でお風呂と食事
夕食は別館でバイキングをいただきます。別館はすぐ近くなのですが急な坂の上なので、フロントに言うといつでもバスで送ってくれます。
お風呂は別館にもあり、食事を別館でいただく場合は追加料金無しで利用できる!とのことです。
なので、別館のお風呂に入ってから食事をいただくことにしました。別館のお風呂はインフィニティエッジの半露天風呂(というより外気浴?)がとても景色が良く◎でした。
バイキングは海鮮丼をはじめ、和食中心で揃えられていました。その中でも一番の美味しさだったのは手作りと思われるこのシュウマイ。
部屋からは熱海を一望できました。
2日目の朝
2日目は熱海の朝焼けを見てからのスタートです。早速お風呂へ。昨日は別館だったので今日は本館です。本館には、景色は無いけど露天があります。
朝ご飯もバイキングでしたがその中で一番良かったのはこの小分けのわさび漬けですね!! 初めて見た!! ただ、要冷蔵なので買って帰れず…。
ニューアカオ全館を使った展示「Standing Ovation / 四肢の向かう先」へ
長い入場列
ATAMI ART GRANTというイベントの展示の1つ、ニューアカオ全館を使った「Standing Ovation / 四肢の向かう先」へ向かいます。
11:00受付開始だと知らずに10:00過ぎに向かってしまったのですが、ロイヤルウイング入口のドアマンにブロックされました(当然)。
何処か行く時間もないので近くをうろうろしていたら10:45頃になったのですが、気付かないうちに受付に待ち列が!! よく分からないけど行列する仕組みだった模様で…。
かなり早く着いていたのに大分後ろに並ぶことになってしまいました。中に入れたのは11:30頃です。
薄暗い館内をアートで巡る……
全員分の住所と氏名を受付に書いて、さあ館内へ。立派な冊子が配られるのですが、そこに書いてあるのは館内を巡るための「指示」です。
エレベーターに乗ると全てのボタンの数字・画面が隠されています。エレベーターのボタンの数を数えてから、指示通りの位置のボタンを押さなければならないという中々大変なものでございます…。
ボタンを押した感じがあまりせず、今エレベーターが上がってるか下がってるかも分からず、体の感覚に頼って推測するというスリリングな経験でした。(そして案の定、何度か誤って違う階に着いた)
これももちろん演出のうちで、冊子にはこんな文章が書いてあります。
恐らく、来訪者自身がどこにいるのか、何に立っているのかがわからなくなるどろう。そして自らの存在を規定するのは、極めて人工的なアカオという建築物とガイドブック、窓外の自然物、そして7名のアーティスト達による作品との邂逅である。
Standing Ovation / 四肢の向かう先 ガイドブック
その演出の通り、帰れなくなったらどうしようwと少し恐怖を感じたのは秘密(笑)
アカオ館内はどこを切り取っても、「場の強さ」がすごく、圧倒的。よくこんな所に建てようと思ったなと…。(何千万回と同じこと言われたでしょう)
掻い摘んで振り返ります。2階のメインダイニング錦。他に形容するものがない大空間。
巨大なドリームキャッチャー、その向こうに見えるのは錦ヶ浦。海底の火山が噴火により隆起して出来た土地とのこと…。
メインダイニング錦は高層のニューアカオの建物とは離れたところに作ってあるので屋上にも上がれます。自然の景色と自然によって壊れていく人工物のコントラストがすごい。
メインダイニング錦とニューアカオのビルをつなぐ通路。ここはどこ、という感じで良い。
インペリアルスイートも作品に使われていてお邪魔しましたが、なんと吹き抜け2階建ての部屋…!
しかしベッドルームは結構普通。作品もこっそりと置いてありますね。
2階部分にはちゃんとした茶室を完備。にじり口とかもちゃんとあるやつです。
スイートを楽しむためには茶道の知見も無いといけないのか。
一番下の階にあるカパルアプールは、2018年には既に閉鎖していた模様。2018年まで営業してたとは思えない雰囲気でしたが。
海と空と青のカーテン、青の大理石が豪華なサロン・ド・錦鱗は圧巻でした。写真じゃ伝わらない…。
Standing Ovation / 四肢の向かう先の展示以外にも展示があるので、そこでは豪華な和食レストラン「錦鯉」を見ることもできました。ここには水が張ってあって、錦鯉が泳いでいたらしい…。
煌びやかなロビーは静かでした。シャンデリアがすごい。
ロビーには隈研吾氏設計のCOEDA HOUSEの模型が。ホテルが営業終了した時のままここに放置されているのだろうか!?
ロビーから外に出ると、熱海市街地からも見えるこのニューアカオの文字を間近に見ることができます。そして改めてすごいところに建ってるのだなと実感します。
今回たまたま熱海旅行とこの展示の会期が重なり、来れてよかったです。
アートのその後に
カツカレーと海の散歩
2時間ほどのアカオのアート巡りの後は遅めのお昼ご飯。行こうと思っていた店が休業していたりして、やっと決まったのがこちらの「宝亭」。
名物らしいカツカレーです!
少し量多いかもとも思ったですがぺろっと食べれてしまって、美味しかったです。ごちそうさまでした。
その後、海沿いでユリカモメを観察したりして熱海駅へ戻ります。
熱海駅からは再び踊り子で帰ります。20年以上ぶりの熱海、楽しく過ごせました。また何か見たいものが有れば来たいですね、近いし。
おしまい。
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