御船山楽園ホテルに宿泊!
建物に入った時から異世界
佐賀では御船山楽園ホテルに宿泊します。御船山楽園ホテルはチームラボと連携しており、館内にいくつかの作品が展示されています。
ホテルの入口を入ると、いきなり広がるこの空間に驚かされました。
専用の展示室があるのだろうと勝手に予想していましたが、まさかチェックインするロビー自体がこのような演出になっているとは思いませんでした。
ランプは単にランダムに光っているわけではなく、光ったランプから隣のランプへと、連続して線を描くかのように光が移動していきます。
この作品「呼応するランプの森とスパイラル:One Stroke」は、かつてお台場にあったチームラボボーダレスにも同様の作品が展示されていましたが、移転先の麻布台ヒルズには展示されていないようです。
お台場にあった時は、入場できる時間に制限があり、急いで写真を撮る必要がありましたが、こちらでは制限なくゆっくり鑑賞できるのが良いですね。
その隣には「EN TEA HOUSE-応灯楼-」という飲み物を楽しめるスペースがあり、ここでウェルカムドリンクをいただきました。
しかし、ただでさえ予定が押しており、夕食の前に庭園とお風呂に行けるかどうかの瀬戸際だったため、急いで飲んで部屋に向かいましたw
内庫所 和室
宿泊する部屋は「内庫所 和室」です。部屋はかなり広々としており、4人でも十分な広さでした。
この部屋がある建物は、第11代佐賀藩主・鍋島直大の別邸を移設したものだそうですが、ホテルの建物と完全につながっており、古い建物を移設した部分だということは、事前に説明されなければ気づかないほど自然な造りでした。
外から見ればその特徴を感じられるのかもしれませんが、どこから外に出られるのかよくわからず、最後まで実感は湧きませんでした。
洗面とお風呂はご覧の通りで、お風呂は大浴場を利用したため使いませんでした。
トイレはやや古めですが、清潔に保たれていました。
チームラボの展示「かみさまがすまう森」へ
スマートフォンアプリは必須です!
部屋で少し休憩した後、隣接する御船山楽園で毎年期間限定で行われているチームラボの展示「かみさまがすまう森」を鑑賞します。
庭園はとても広く、さらに暗い場所もあるため、手元の地図はよく見えません。チームラボのアプリを事前にインストールしてから訪れることをおすすめします。
また、足元が不安定な場所もあるため、怪我には十分お気をつけください。
古い建物を使ったスケールの大きな展示
ホテルの館内から最初に行けるのが、廃墟エリアです。このエリアは、おそらく過去に御船山楽園ホテルで使われていた建物をそのまま活用しています。
こちらの「廃墟の湯屋にあるメガリス」は、その名の通り、かつての大浴場を大胆に作品化したものです。お風呂は天井が非常に高く、広々としていて開放感のある空間になっています。
階段を降りると、お風呂と作品のすぐ近くまで行くことができます。浴槽には水が張られているため、足元に気をつけてください。
中央の壁を隔てた反対側のお風呂は、また別の作品「グラフィティネイチャー – 廃墟の湯屋に住む生き物たち、レッドリスト」になっています。
この作品では、他のチームラボ展示でも見られるように、絵を描いてスキャンすると、描いた生き物が作品内に映し出される仕組みが楽しめます。
廃墟エリアにはもう一つ作品があり、それがこちらの「忘れ去られていた地下道の朽ち果てていく場に永遠に憑依する炎」です。
暗いだけで、特に「地下道」というわけではないように思いましたが(笑)、まあそれは置いておきましょう。
暗い道が続くため、スマートフォンのライトを使っている人も多く見かけましたが、それではせっかくの雰囲気が台無しです。ぜひライトを控えて、この特別な空間を楽しみましょう。
広い庭園もカラフルに
廃墟エリアを出ると、そこは御船山楽園です。広大な会場全体を活用し、多彩なライトアップが施されています。アイコン的存在である断崖絶壁も美しくライトアップされていました。
作品は公園内に点在しており、アップダウンのある道も多いので、何度も言いますが、歩きやすい靴で来ることが必須です。
園内では、公園の岩や木を生かした独特な展示を楽しむことができました。
池は必見
数ある作品の中でも、最も印象に残ったのが、ホテルから行くと最も奥(庭園としては最も入口寄り)にある「小舟と共に踊る恋によって、描かれる水面のドローイング」でした。
水面に映し出された光の中で、アクターの方が船を操る姿が見られ、幻想的な空間が広がっていました。
サウナがとにかくすごい!お風呂
朝と夜で入れ替わり制
作品を一通り楽しんだ後、夕食前に急いでお風呂に行きました。(結局、夕食後にも行ったのですが…笑)
ここのお風呂の目玉はサウナです。「サウナシュラン」にも何度も登場しており、殿堂入りしている施設です。
お風呂は2種類ありますが、朝と夜で男女の浴場が入れ替わるため、どちらも体験するのがおすすめです。
サウナが心地良かったのはもちろんですが、ラウンジまで完備されており、全裸で暖炉を囲んでマシュマロを食べたのは初めての経験でした(笑)
サウナは巨大な薪サウナが圧巻で、そのサイズの大きさには驚きました。日帰り入浴も可能なようですが、なかなかのお値段なので、宿泊して何度も楽しめるのは非常に贅沢だと感じました。
夕食をす
見た目も楽しい品々
チームラボやお風呂を大急ぎで楽しんだ後、夕食の時間になりました。夕食の時間に遅めの20時を選べるのは、非常にありがたいポイントだと感じました(旅館では夕食の時間がもっと早いことが多く、いつも困っていたので…)。
最初に運ばれてきたのは、旬菜のすり流しと前菜の盛り合わせです。
柿は器になっているだけでなく、身の部分も食べられるので、しっかりといただきました。
続いて天ぷらが登場。
さらに白身魚のパイ包み焼きが運ばれてきました。これを見て、つい魔女の宅急便に登場するあのパイを思い出してしまいました。
蒸し料理として、A5等級佐賀牛と武雄若楠ポークのセイロ蒸しも提供されました。
鍋料理をみんなで作る
そして最後に登場したのは、キノコをたっぷり使った鍋料理です。この料理は、なぜかテーブルに置かれたコンロで自分たちで作るスタイルでした。
鍋作りに慣れているメンバーだったので全く問題ありませんでしたが、ここまで自分たちで調理するのはなかなか珍しいなと思いました。
締めの一品として登場したのは、山椒カレー。お肉は佐賀牛を使用しているそうです。
ただ、山椒の風味がほとんど感じられなかったので、少し期待とは違ったかなと思いました。
デザートは自家製緑茶アイスクリームでした。
この緑茶アイスクリームは非常に濃厚で、とても美味しくいただきました。
ロビー近辺の作品も忘れずに
夜が遅くなると、さすがに日帰り客が減り、ロビー近辺にあるチームラボの展示も少ない人数でゆっくりと鑑賞することができました。
ただし、ランタンの作品については、深夜特有の演出なのか、ランプが白色に近い光になっていて、少し物足りなく感じました。人がいる時間帯の色合いのほうが良かった気がします。
最終日スタート!
籠がかわいい朝食
佐賀旅行もいよいよ最終日です。朝からお風呂に行き、サウナも堪能してから朝食に向かいました。朝食は昨晩と同じ会場で、テーブルには籠に入ったおかずが用意されていました。
一部はビュッフェスタイルになっており、ローストポークとサラダは自分で取りに行く形式です。
お味噌汁もビュッフェスタイルで、油揚げを自分で熱していただくという珍しいものでした。
ただ、一度に焼ける数が限られているため、タイミングが悪いとかなり並ぶこともありました。
翌朝はやってなかった作品たち
チェックアウトする前に、昨日見た作品が今なら空いているかと思い、再び見に行きました
…が、電源が入っていませんでした(笑)
これはこれでまたインパクトのある風景ですが。
ロビー前のランタンはしっかり稼働していました。
昼の御船山楽園も素晴らしい
ホテルをチェックアウトした後、昨晩チームラボの作品を見た御船山楽園を散策しました。ホテルの宿泊者は無料で入ることができます。
昨晩ライトアップされていた池も、この時間帯ではまた違った趣があります。それにしても、山々が素晴らしい景観を作り出していて、非常に立派な庭園だと感じました。
池に光を映していたプロジェクターの小屋がたくさんあります。
雄大な山を背景に使った庭
庭園の奥に進むと、ツツジの庭があります。この景色も素晴らしく、季節によってはツツジや桜が咲くそうです。
今回は完全にオフシーズンのようでしたが、それでも十分に楽しめました。
つづく…
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