【別府旅行記】名物地獄めぐりと地獄の蒸気で蒸した薬膳中華がすごく美味しかった話(温泉ぽかぽか大分旅 Vol.2)

この記事は…

実体験であることを保証します!

連載「温泉ぽかぽか大分旅」の記事です。(2/7)

約 5 分で読めます。( 2638 文字)

はじめに

@fukuhomu です。3月の週末に大分より別府と湯布院を旅行したことを書いたブログ記事です。この記事は別府名物の地獄めぐりと地獄蒸しランチの話です。

目次

別府といえば、地獄めぐり!

7つの地獄を巡る。海地獄からスタート

別府旅行2日目は名物の地獄を巡ります。別府観光の歴史は「地獄」と共にあったと言っても過言ではありません。地獄めぐりは明治時代にこの熱泉を観光施設として整備したことに始まります。(というのを、今回の観光で学んだ!)

地獄はそれぞれ私営の施設であり、それぞれに経営母体が異なるもの。数多くの地獄があるので迷っちゃう〜という方には、「別府地獄組合」に加盟している7つの地獄がセットになった共通観覧券で周るのが手っ取り早いです!

というわけで、共通観覧券を使って1番初めに向かった地獄は「海地獄」です。海地獄の青は硫酸鉄の色とのこと。温度は98℃。

海地獄

立派なお土産屋さんが整備されており、2階に登ると上から海地獄を眺めることが可能。

お土産やさんの2階から見下ろした海地獄

園内には赤池地獄もあります。近くで沸いてるのに色が全然違うの、自然ってすごいですね。

海地獄にある赤池地獄

地獄はそれぞれ観光施設としての経営努力をしており、地獄以外の見どころがあるのもポイントw 海地獄では温泉を活用した温室が整備されています。

海地獄にある温室で咲いている花

7つのうち1つ目から大満足。と同時に、1日で7つも周りきれるのかという不安が募る。

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海地獄【公式サイト】|大分・別府の観光スポット 大分・別府の観光スポットと言えば「海地獄」へお越しください。

2つ目は鬼石坊主地獄

次に向かったのはすぐ隣の鬼石坊主地獄。ここはかつては新坊主地獄(坊主地獄が別にある)と呼ばれた地獄であり、一時期は営業を休止していたものの2002年に営業を再開をしたという比較的新しい地獄です。

鬼石坊主地獄

特徴はこの粘土のような泥から湯玉がぼこぼこと出てくる熱泥地獄です。

鬼石坊主地獄で湯玉が沸いているところ

ちなみにこちらの地獄の「経営努力パート」は、地獄で蒸した小籠包といったグルメに、日帰りの温泉施設併設(別料金)となります。

鬼石坊主地獄
鬼石坊主地獄 鬼石坊主地獄の歴史は古く、文献に表れたのは、天平5年(733)頃に「口の経、丈餘、湯の 色黒く、泥常に流れず」とあり、元禄7年(1694)に訪れた貝原益軒は「豊国紀行」に「円...

3つ目はバラエティ豊かな かまど地獄

お昼ご飯までのノルマとして3つ目の地獄、かまど地獄へと向かいます。かまど地獄は7つの地獄の中でも最もバラエティ豊かな地獄。

1丁目から6丁目まで、全部で6つの地獄があります。その途中途中には面白いスポットが。2丁目には巨大なかまどと鬼のオブジェの写真撮影スポット!(この地獄ではそれぞれの地獄を丁目と呼ぶ。もちろん地獄の一丁目からスタート。)

かまど地獄の鬼

体験コーナーとして、足の岩盤浴や飲む温泉などなど。温泉はしょっぱかった!!

かまど地獄の飲む温泉

地獄のタイプも豊富で、青みがかった乳白色の5丁目の地獄や…

かまど地獄の5丁目の地獄、青みがかっている

赤い6丁目の地獄まで楽しめます。

かまど地獄の6丁目の地獄、赤い地獄

飲食コーナーやお土産物やもかなり賑わっているし、ところどころに外国語が併記されていて海外からの旅行者への対応も進んでそうでした。おそらくこの地獄のビジネスモデルとして、バスツアーでの誘客に力を入れているに違いないw

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地獄めぐり小休止、地獄蒸しのランチへ

路地を入ったそこに「蒸士茶楼」

お昼ご飯は鉄輪温泉の地獄たちからすぐ近くのお店「蒸士茶楼」さんへ。「むしちゃろう」って読むんですって。お茶目な店名の意味は公式ウェブサイトに解説がありました。

大分の言葉で「蒸してやろう」という意味の店名ですが、もちろんこれには深い意味がございます。
中国では蒸すという調理法が日本食以上に使われており、そこにはとても健康や美容にいい効果があるんです。それを最大限に高める調理法、それが50℃洗い&低温スチーム。
これをメインにお料理をご提供しているのが当店です。また器にも特別なこだわりがあり、食事を食べるだけではなく、見ても楽しんでいただけるよう心掛けております。

ぜひ今までに味わったことのない、食の世界へおいでください。

大分・別府にある蒸し料理や養生食が美味しい「蒸士茶楼」

コンセプトから熱気がすごいんです。期待が高まります。そんなお店は細い路地を入ったところにあります。車1台がギリギリ通れる幅です。

鉄輪温泉の通りを曲がった小さな通り

一軒家のようなお店。手作り看板がいい感じすぎる。看板には前日までの完全予約制の記述あり。もちろん予約して来ました。

蒸士茶楼の外観

入口脇には地獄の蒸気でもくもく蒸されてるお料理たち。この利用料って地獄の所有者にお支払いするんですかね?

蒸士茶楼の入口の隣で地獄の蒸気で蒸し料理がされているところ

ロゴも素敵。蒸気のイメージでしょうか。

蒸士茶楼の看板

「蒸し」をフル活用した楽し過ぎる薬膳のランチコース

店内入口には料理に使われているであろう多種多様の薬膳たちがスタンバイ。

蒸士茶楼の店内にディスプレイされた沢山の薬膳

頂くのは3,000円のランチコースです。本日のアミューズとして、はるかのジュース。そして美しく盛られた「50℃洗い低温スチームオードブル各種」。

蒸士茶楼のはるかのジュースと、50℃洗い低温スチームオードブル各種

はるかのジュースは甘味と苦味の濃厚な味わい。アミューズはお刺身からお野菜、お肉まで多様な食材を楽しめてこれも最高。盛り合わせ大好き。

お次は「鉄輪天然蒸気 薬膳滋養汽鍋スープ」です。調理に使う鍋「汽鍋(チーコー)」と一緒に料理の紹介をしていただきました。

蒸士茶楼の鉄輪天然蒸気 薬膳滋養汽鍋スープ

汽鍋は鍋の真ん中に穴が空いていて、下から上がってくる蒸気を使って調理する特殊な鍋。中国の雲南地方で使われる鍋のようです。お店のサイトにも写真が載ってます。

水無しで作られたスープは色々な食材の旨みのハーモニーが素晴らしかったです。ホットクックで無水のミートソースやビーフシチューを作る自分にかなり刺さりますw

本日の蒸し物飲茶ではイカシウマイなど。ミニサイズのせいろはワクワクしますよねえ。

蒸士茶楼の本日の蒸し物飲茶

そしてお肉。地獄を使ってほろほろになるまで煮込んだラフテーと、もう1つは何か忘れてしまった…。赤いのは唐辛子ではなく薬膳の実で辛くないです。

蒸士茶楼のお肉料理

50℃洗い低温スチーム野菜添えと、白身魚・海老を蒸したもの。優しい味わいの香味ソースと一緒にいただきます。

蒸士茶楼の50℃洗い低温スチーム野菜添えと、白身魚・海老を蒸したもの

食事は雑穀入り滋味おかゆ。こちらもとっても優しい味わいで、癒される。

蒸士茶楼の雑穀入り滋味おかゆ

最後はデザート。これももちろん、蒸し! ドライフルーツもオリジナルのものだそうです。

蒸士茶楼のデザート、蒸しケーキやオリジナルの製法のドライフルーツ

こちらのドライフルーツ、「スチドラ」という商品名付きでオンラインショップでも販売中です。温泉の蒸気で蒸してから作るんだって。

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コースに使われた食器たちは全て九州・沖縄のものを使っていて、料理と一緒に紹介してもらえました。最初から最後まで、見た目は美しく味も美味しい素晴らしい体験をしました。

この後は再び地獄めぐりです。つづく…

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