@fukuhomu です。道東旅行最後の目的地は網走監獄とオホーツク流氷館。旅の最後を締めくくります。
あの作品の聖地、博物館 網走監獄へ
緊張する博物館は初めて
網走に来た最大の目的はこちら「博物館 網走監獄」です。当時の建物が残された施設ではありますが、元々あった場所ではなく移設されているとのこと。
平日にも関わらず駐車場に沢山車が停まっており、今回の旅行で最も賑わっている施設です。博物館と分かっていつつも「監獄」なので妙な緊張を感じながら入館します。
ひいっ! 人がいる!!!って思ってびっくりしたけど人形なので安心してください。こちらは網走刑務所正門。両側の2つの部屋は、片方は看守の部屋、もう1つは家族が面会を申込む部屋です。
見学は庁舎からスタート。中には北海道の開拓と刑務所の歴史やお土産コーナー等があります。ゴールデンカムイの作者、野田サトル氏の直筆の絵もあった。白石ィーーー!
煉瓦で作られた裏門を抜けて見学に進みます。
釧路地方裁判所網走支部法廷復元棟
塀の外に出て最初に向かうのはこちら。外観は明治33年から昭和27年まで使われた旧網走区裁判所の再現、中は昭和27年から平成3年まで使用された法廷が移築されている2世代の裁判所を味わう施設。
こちらの法廷は裁判官が3人いるので「合議法廷」、つまり重罪事件の裁判です。
他にも留置室や単独法廷等、裁判所のいろいろな部屋を見ることが出来ます。
監獄歴史館で現代の刑務所まで学ぶ
いきなり刑務所じゃない施設から始まったのでびっくりしましたが、次の施設は「監獄歴史館」。こちらは過去の網走監獄の話だけでなく、現代の監獄を見学できます。
実際に独房に入ることも出来ます。
複数人が収容される雑居房。トイレしてるとこも見えちゃいます。
過酷だった120年前の北海道開拓時代の囚人たちの作業を学ぶ「監獄体感シアター」なんてものもあり、見るところ沢山です。
ただ気になる点が……、ノリが軽くない?(笑)
囚人服を着てみよう!(笑)
囚人達と一緒に巡る本物の監獄
当時の囚人達の生活
網走に投獄された囚人たちは北海道内の道路工事などに充てられました。車もないので作業の現場からは帰れません。なので移動式の「休泊所」組み立ててそこで寝泊まりしていました。それがこれ。
監獄での生活の再現もみることができます。二見ヶ岡刑務支所に移動します。
これは食堂での食事の風景で…
お風呂もあります。脱衣や入浴に使える時間が決まっていて、合図に合わせて順々に前にスライドしていく流れ作業だったとのこと。
とにかく建物がスゴい
監獄は移築の復元なのでとにかくリアリティがすごくて生々しい…。全てではないのですが監獄の部屋の中にも入ることができます。
この部屋にかつて収容されていた方がいるんだと思うとドキドキしますね。
煉瓦造りの独房なんても、想像すると結構怖かったです。無邪気に楽しく見学して良いものなのかと…
舎房に圧倒される
網走監獄で最も有名なのはおそらくこの「官房」です。見学ルートの最後の方なので体力を残しておくようにw
外からの見た目はぱっと見普通なのですが、中央見張所を中心に五股に分かれた巨大な官舎。
中央から5方向を見渡せる効率的な官舎。ゴールデンカムイを読んでいたら説明するまでもない施設です。
展示がいちいち生々しいんよ…。遠い昔の世界に見えますが、実際には1984年まで使ってたなんて驚きですよね。
食卓はめちゃくちゃ細い。
監獄の天井には脱出を試みる人形もいます。こちらはゴールデンカムイの白石由竹のモデル、白鳥由栄(しらとりよしえ)です。
官房の次は再び流れ作業式浴場、刺青が目立ちますね。
白石のあの聖地…らしい
さっきから何度も出てくる白石由竹、また白石にまつわるエピソードがあるのが教誨堂(きょうかいどう)です。
中は舞台のある大きな空間。シャンデリア等、官房や浴場とは全く異なる雰囲気を持った建物です。白石が恋焦がれていたシスターと対面した所です。(そして他にも重要なシーンで出てくる)
これにて網走監獄は終了。見どころが多くて情報過多だったのでまた整理してから来たいと思いました。
最後はオホーツク流氷館へ
天都山(てんとざん)で極寒体験
網走監獄の後は最後の目的地「オホーツク流氷館」に移動します。
網走監獄の裏の山の上の方にあるので、途中網走監獄が上から見えるのかと期待しましたが全くそんなことはありませんでした。
廃墟のホテルの前を通って辿り着いたオホーツク流氷館。網走市の施設で開館は1980年ですが今の建物は2015年に新築したそうです。
建物に入ってチケットを買うと、流氷をイメージしたと思われる階段を下がって流氷館へ。
クリオネの水槽や巨大スクリーンによる映像体験、謎のプロジェクションマッピングなどがありますが、やっぱりメインはこれ。冷凍庫の中に入って本物の流氷を見る「流氷体験テラス」!
マイナス15℃の中で濡れたタオルを振り回すと凍る現象「しばれ」を体験しました。防寒着を持って行って入ったけどやっぱり寒いので長居できずにすぐ出ました(当たり前)。
展望台からの景色
オホーツク流氷館の最上階は展望台になっていて、ちょうど夕暮れ時の景色を見られました。多分だけど、網走湖です。
これにて観光終了。女満別空港に向かいます。
スープカレーでフィナーレ
女満別空港でお土産を物色し、最後の食事にスープカレー! 女満別空港内の「奥芝商店 女満飛行店」へ。
諸事情分かりませんがワンオペで店を回されていて大変そうでしたが、美味しくいただきました。
飛行機に乗り、これにて道東(ひがし北海道)旅行はクローズです。
3泊4日たっぷり楽しみました。次は他の鶴雅リゾートにも来たい! ということでまた来る北海道。おしまいです。
コメント